銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
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第六話 士官学校探訪
書くのが止まらない。
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第六話 士官学校探訪
帝国暦476年7月8日
■オーディン 帝国軍士官学校 アルノルト・フォン・フライエンフェルフ中将
本年度の士官学校入校式に、皇帝陛下のご臨席を、賜る事になった。
国防の第一たる士官達にお言葉をいただけるそうだ。
その後、在校生の授業も見学するとのことだ。
本来であれば、入校式当日は授業はないのだが、本日は普通道理行うことと成った。
長い一日と成りそうだ。
■オーディン 帝国軍士官学校 オスカー・フォン・ロイエンタール
全く今日はついていない、昨夜の女は良かったが、旦那が居るとは知らなかった。
いきなりベランダから逃げる羽目になるとは、まったく。
しかも隣には、朝からテンションが異様に高い鶏冠頭が居るし、五月蠅い頭が痛いだろうが!
皇帝の臨席だって全くくだらん、気まぐれはやめて欲しい物だ。
■オーディン 帝国軍士官学校 皇帝フリードリヒ4世
士官学校へ行くことになった、本来であればこの様なことは、する気が無いのだが、テレーゼが兵隊さんの学校を見てみたいというので行くことにした。
■オーディン 帝国軍士官学校 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
やって来ました、士官学校、父様がへんな女に、引っかからないように、最近色々なところへ、連れて行ってもらっています、上目遣いのおねだりモードで大概OKです。
それに、今年の入学生には原作キャラが居ないけど、在校生には、ロイエンタール、ミッターマイヤー、ビッテンフェルト、ワーレン、アイゼナッハとか居るし、顔見せには良いかなって。
父様と一緒に侍従武官やらと共に学校へ行くと、宇宙艦隊司令長官ヴィルフリート・フォン・ベヒトルスハイム元帥が校長のアルノルト・フォン・フライエンフェルフ中将と共に、迎えに出てきた。
へー、ミュッケンベルガーは未だ長官じゃないんだ。
挨拶が終わって早速、入校式で訓辞を行う、父様と長官、今までこういう事は余りないことらしくて、校長が卿達は名誉であるとか言ってる。最後に私が、「お兄ちゃん達、頑張ってくだちゃい」て言ったら、結構盛り上がってしまった。萌はこの時代にも通用するんだね。
次に4年の授業を見学、戦略理論見てたら、教官が良いところ見せようと、前の方の学生にこの問題を解けって言って、立ち上がったのが、錆銅色の髪で後頭部が跳ねてるって、アイゼナッハじゃない?
この頃から無口だったんだな、ヤーとかしか言わないし。
次に行くのか、話してみたいんだけど、仕方がないか。
続いて3年にやって来ました、3年生は格闘術ですか、体操着着てやってますね、まあ皇帝の手前、装甲服は着れないんでしょうね、勝ち抜きをやっているようで、ベスト4が決まったようです。
ここから、天覧試合と言うわけですね。
残ってるのは、やっぱり、ロイエンタール、ビッテンフェルト、ワーレンですね、残り一人は見たこと無いので、モブキャラですね。
始めの合図で、4人が戦闘始めましたね、おっビッテン強いモブを一発ですっ飛ばした、ワーレンとロイエンタールは、間合いを計ってる、ワーレン出るけど、ロイエン軽く足払い、すっ飛んだー、
最後は、ビッテンVSロイエンですか、ビッテン相変わらず猪突猛進、ロイエン飛んだ、再度突っ込むビッテン、ロイエンそのまま受け流しながら、足払いしながら、一本背負いだ。
ロイエンタールの勝ちだ。
ロイエンタールには、父様から金時計が贈られました。
私は、「父様絵本で見たんだけど、勝利の女神がキスするのってありですよね」て言ったら。
『よいよい、テレーゼの好きにするがよい』とにこやかにOKしてくれました。
その後、ロイエンタールのホッペにキスしました。
ロイエンタールは、ビックリしてましたね。
ビッテンフェルトには、持ってきていた、銀製の櫛をあげました、喜んでいたよ。
ワーレンには、ハンカチをあげました、恐縮ですって言ってた。
■オーディン 帝国軍士官学校 オスカー・フォン・ロイエンタール
驚いた皇帝から金時計を下賜されるとは、さらに驚いたのは皇女が俺にキスしたことだ、勝利の女神うんぬんと言い、皇帝の許可を受けほっぺたにキスしてきた、明日から噂が流れるだろう、マールバッハの家からも言ってくるかも知れんな。
■オーディン 帝国軍士官学校 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
皇帝陛下のご臨席による授業と聞いて、俺たち平民には関係ないと、ワーレンと話したのだが、まさか陛下から、お言葉を賜るとは思わなかった、それにだ、皇女様が、にこやかに来て、『すごいです』とおっしゃて、『髪が乱れてますぅ』とご自身ご使用の銀の櫛を賜されたのだ、大変感動した、大事にしよう。
■オーディン 帝国軍士官学校 アウグスト・ザムエル・ワーレン
皇帝陛下のご臨席による授業と聞いて、俺たち平民には関係ないと、ビッテンフェルトが話してきたのだが同感だった、しかし俺たちが、最後まで生き残り戦い終わると、4人とも皇帝陛下から、お言葉を賜るとは正直驚いた。
しかも、皇女様が、『汗がすごいですぅ』と言い、ご自分のハンカチを、俺に下賜されるとは驚きだ、使うわけにもいかんから、大事に保管しよう。
■オーディン 帝国軍士官学校 テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム
3年の授業が済んで、いよいよ疾風ウォルフの2年生です。
戦術理論の授業か、教官理屈倒れのシュターデンじゃん、うわー、『皇帝陛下の御為に』とかそんなことばかり言い始めたよ、父様の前だからみんな真剣に聞いてるけど、眠くなるねこれ、んーウォルフ居るかなー、前の方には居ないな、あっ居た後ろの方で、なんか書き物しながら見てる。残念、前にいれば喋れたかも知れないのに、仕方ないか。
結局シュターデンの眠くなる授業のせいで、途中から寝てしまい、気がついたら、宮殿に帰る車の中でした。
帰ったら、お父様とお母様と一緒に御夕飯を食べて寝ました。
最近とみに、お父様とお母様の仲が良いので、アンネローゼフラグを断ち切れそうな勢いです、このまま行けば、ラインハルトは只の人だね。
帝国暦476年7月8日 深夜
■オーディン 某所
「して今日の動きはどうじゃった」
「間者の話ですと、格闘戦を見て、喜んでいたとのこと」
「くだらんな」
「さらには、勝者に話しかけ、頬にキスをしたとか」
「立場が判らん、子供じゃ」
「まことに」
「最早、放置しても良いかもしれん、あの者は、どう言っておる」
「無邪気で、思慮の足りない子供だと」
「陛下もあの女の元に通い詰めておる、最早又、子ができるやもしれん」
「そちらに力を入れるようにと命令せよ」
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次回予告
パッパパーパラー、
皇帝の浮気癖を阻止しようと、テレーゼは行く、そして母に運命の日が!
次回、銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第七話 初夏の風そして
銀河の歴史が又1ページ
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