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ヘタリア大帝国

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20部分:TURN2 連合艦隊司令長官その八


TURN2 連合艦隊司令長官その八

「その海軍長官、連合艦隊司令長官にです」
「東郷、貴方を任じます」
「私をですか」
「満州での戦い、そしてこれまでの戦功を考慮してのことです」
 それ故にだというのだ。
「だからこそ貴方に海軍を任せたいのです」
「そうですか。それ故に」
「はい、そして我が国を守って下さい」
 帝は微笑みながら東郷に述べる。
「陸軍の山下さんと共に」
「私からもお願いします」 
 国々を代表してだ。日本も東郷に言う。
「今海軍長官、連合艦隊司令長官になれるのは貴方しかいません」
「帝も貴方もですか」
「お願いします。それでは」
 また頼む日本だった。そしてだ。他の国々も言うのだった。
「ではお願いします」
「宜しく頼むんだぜ」
「東郷さんしかいないニダ」
「そうです。だからこそ」
「お任せしますね」
 日本妹に韓国兄妹、台湾兄妹もだった。口々に東郷に言った。そしてだ。
 宇垣と山下もだ。こう言うのだった。
「そうだな。素行に問題はあるが確かに御前はできる」
「他に人がいない。仕方がない」
 それぞれの東郷への感情を見せながらだ。二人も言うのだった。
「ではだ。わしとしてもだ」
「推挙してやろう」
 こう言うのだった。こうしてだった。
 東郷は海軍長官兼連合艦隊司令長官になった。それと共にだ。
 帝は今度は秋山にだ。こう告げたのだった。
「貴方は参謀総長です」
「なっ、私がですか」
「参謀総長もまた空席になっています」
 それ故にだというのだ。
「ですから貴方になってもらいます」
「しかし私は」
「いえ、貴方しかいません」
 参謀総長にしてもそうだとだ。帝はその気品のある、それでいて少女らしい澄んだ微笑みで東郷に告げる。
「だからです」
「それ故にですか」
「はい、お願いしますね」
「わかりました。それでは」
 こうしてだった。秋山も参謀総長に任じられたのだった。帝は二人を任じたうえでだ。
 二人にだ。今度はこのことを告げたのだった。
「東郷は大将、秋山は中将。そしてです」
「そして?」
「そしてとは」
「山下さんも今までは中将でしたね」
「はい」
 そうだとだ。山下は謹厳な態度で帝に応える。その物腰には忠義がある。
「左様です」
「この前陸軍長官になったばかりですから。長官は本来大将が務めるものですから」
 それでだというのだ。山下に対しても。
「貴女も大将に任じます」
「何と、私もですか」
「そうです。東郷は前から中将でしたから二人同時に昇進ですね」
 このことは山下にとってはあまり面白くない。だがそれでもだった。 
 山下はその昇進に帝の心を見てだ。感慨と共に一礼して言うのだった。
「有り難き幸せ、ではこれからはさらに精進致します」
「海軍と陸軍で。それぞれ頼みますよ」
「ではこれで、ですね」  
 日本がここで言う。
「今回の御前会議は」
「はい、まだ議題はありますか?」
「帝、ガメリカからですが」
 宇垣がだ。言って来た。
「要求が来ています」
「またですか」
「はい、満州星域への資本参加を要求していますが」
「戦場になるあの場所にですか?」
「そうです。あえて言ってきています」
「何故戦場になる場所にあえて入ろうとするのでしょう」
 帝は少しいぶかしんだ顔になりその首を傾げさせた。
 
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