| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

東方毬藻伝

作者:寒元毬藻
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

第二話 パーソナルコンピューターウイルス(後編)

 
前書き
前回の続きです。
第一話を見てから来てください! 

 
僕らは急いで学校を出て、外の様子を伺った。
「なにがあったんだ・・・」
僕はそう口ずさんだ。
まるで別世界のように変わっていた。
「あぁ・・・どう考えてもおかしいぞ。」
副部長がそう言うと、部長が
「これは、異変だな。」
と、言った。確かにそうである。
「そうですね・・・」と、僕は返答した。
副部長は直ちにこの状況がどういった現象なのか調べだした。すると、
「ヌオッ!」
と、叫んで地べたに倒れ込んだ。
「副部長!」
僕たちは驚いて慌てた。すると、副部長は凍っていたのだった。その姿は物理的に有り得ないことだろうと。何をすればいいかわからなかった。とりあえず僕達は副部長が射たれた先を見た。すると、なにかがいた。
「あたいったらサイキョーね。」
その声が凍った町に響き渡った。
僕は
「は!?何がだ!?皆を凍らせて何がたのしいんだ!?」
と、キレた。すると、奴は
「楽しいじゃん!蛙を凍らすのと同じくらい。」
と、答えた。
僕は、なんて答えればいいのかわからなかった。その矢先僕は、
「この・・・バカ!」
と、叫んだ。すると、奴は
「ムキー!今日も馬鹿って言われた~!なんで、いっつもいっつもバカバカって言うのさ~!あたいは馬鹿じゃないもん!」
と、キレてきた。いつもバカって言われてるらしいww僕たちが笑っていると奴は
「そうだ!歌を歌ってバカじゃないって証明すればいいんだ!」
(は?何をいっている。そんなんでバカじゃないことが証明できると思っているのか。やはり、バカだ。)と、僕たちは思った。
「よーし!見てろ~。どこぞのミスチーよりも上手い歌、歌ってやるんだから。」
(ミスチーって誰ww)
「それでは!聞いてください!歌はあたいで!おでんぱ☆ラヴガール」
何やらいきなりそこはライブ会場へと変わった。何が起こるのか予想がつかなかった。
「今日もげんき くるくるあたま あたいはバカじゃないもん!♪」
何やら歌いだした。そして踊り出した。まるでアイドルかのように。ダンスグループのリーダーの僕から見ては下手。それに合唱団に所属している僕からみては相当歌が下手にしか見てない。ジャイ○ンに匹敵するレベルである。
「はじめにあたいはチルノ 氷の妖精なの♪」
奴はチルノっていう氷の妖精らしい。
僕らは妖精なんて信じられなかった。しかし、こんなことするなら有り得るかも、と思い出した。
「みんなから バカバカいわれてるけど バカじゃないもん! あたいの最強なとこ 見せちゃう覚悟しな それじゃあスペルカードはつどう♪」
スペルカードとは何なのか。僕達は何が起こるのか予想がつかなかった。
「1+1わからない そろばんっておいしいの?でもあたいすごくげんきだよ バカは風邪ひかないんだもん いつもテストは0点 問題の字がよめない!でもあたいテストいらないよ 幻想郷最強だもの♪」
何だって!?バカすぎるじゃねぇか!
しかも、こいつのスペルカード?とやらは全然怖きゃねぇww
そして、幻想郷というところからの出身だということを知った。
「あうあうバカってゆーな! あたいはバカじゃないもん! だってあさごはんちゃんと食べてるし 寝る前はみがきするもん♪」
当たり前である。バカでも朝御飯は食べる。
「あうあうバカってゆーな! あたいはバカじゃないもん! まるきゅーまるまるんきゅーきゅーきゅー さぁみんなでおでんぱラヴガール! これでみんなしったでしょ? あたいはバカじゃない!♪」
何かすごい格好良く言い切ったがあきらかにバカである。僕らは黙りこんだ。
「どーた!すごいだろぉ~!」
自慢気に言われても・・・と、思ってると
「すごい!すごい!」
と、部長が誉め出した。謎の部長の反応に僕はため息をついた。一方チルノは調子にのって、
「あたいのサイキョーがわかったか!」
それに対して部長は
「わかった~わかった~!」
僕は部長の反応がおかしいと思い
「部長!あの~」
と、切り出した。すると部長は
「だがしかしな・・・」
そのとき部長は作戦を実行していたことに気付き僕は引き下がった。
「なんだ?」
チルノはそう答えた。部長は言った。

「俺たちの大事な部下達をいじめないでくれるかなぁ?」

僕は感動した。部長は頼りないがちゃんと僕たちのことを考えてくれてるのだと。
「皆を早く元に戻せ!」
と、部長は叫んだ。
「サイキョーであるあたいが・・・」
どうやらバカのチルノにもその言葉は響いたようだ。
「そーだ!戻せ!」
僕も部長に加勢した。チルノは
「わかったよ・・・あたいが元の世界に帰ればいいんでしょ」と言った。部長は
「早く帰れ!」と言った。
「はいはい・・・バイバーイ!」
と言ってチルノは去っていった。
「ようやく帰ったか・・・」
「ふぅ・・・」
僕達が一息つくと。
「あれ?今までの俺は何を?」
と、懐かしい副部長の声が聞こえた。
僕達は副部長に飛び付いた。
「何があったんだよw」
と、何も知らない副部長は笑っていた。
そんなとき、空は晴れてきた。そして、氷も全て溶けていった。
副部長は部長にいつものように
「部長は何をやっていたのかな?真面目にやってくれないのかね。」
と言い。
「へーい。」と、部長はへんじした。
部長のおかげで世界は救われたのにね・・・と、心の奥底で思った。
「さぁて!寒元は新聞作り頑張れよ!」
「はい!」
こうして、僕の初めての異変経験は終了した。


その頃、チルノは幻想郷のとある草むらに倒れていた。
「あれは、なんだったんだろ?」
「あたいはただボタンを押しただけであんな変な世界に・・・」
多分パソコンのenterだろう。それを知らないチルノは
「まぁいっか!あのマシーンには二度と触らないよーにしよーっと!」
と、言っていつも通り遊びだしたのだった。
 
 

 
後書き
次回に続く


次回はあの神様達が登場!お楽しみに! 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧