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ヘタリア学園

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第六千六百十五話  ローマでは

第六千六百十五話  ローマでは
 古代ギリシアではシチリアについてのイメージはまさに未開地といった感じでした、何しろ怪物がいると思われていた位です。
 ですが時代が下がってローマではどうだったかといいますと。
 当時ローマはイタリア半島を統一しましたがその先にあるシチリア島を見つつ苦いお顔になっていました。
「まずいな」
「はい、かなりますいですね」
「今のシチリアの状況は」
 兵士の人達がローマに応えます、丁度イタリア半島の南の端足のつま先のつま先にいてお話をしています。
「カルタゴが来ています」
「カルタゴはもうシチリアを掌握しています」
「あそこからこの半島に来れば」
「そう思うだけで」
「こりゃやるしかないな」
 楽しそうに言うローマでした。
「戦争だな」
「もうそれですね」
「いきなりそれですね」
「カルタゴも強いよな」
 強い奴と戦いたい、ローマは完全にそのモードに入っていました。


第六千六百十五話   完


                    2017・10・18

 
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