ヘタリア学園
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第六千六百十一話 勿論本当はいなかった
第六千六百十一話 勿論本当はいなかった
キュクロプスやテューポーンがいると言われていたシチリア山ですが実際に行ってみるとこれがでした。
「いないな」
「はい、火山はありますが」
シチリアに入った当時のギリシアの人達は口々に言いました。
「キュクロプスはいませんね」
「そうした巨人はな」
「エトナ火山はありましても」
「巨人はいないぞ」
「では安全ですね」
特にと思った当時のギリシアの人達でした。
「人間も住んでいますし」
「ここに来るまでかなり覚悟を決めたがな」
「そうでしたね、それにここに来るまでも」
地中海を進む間もです。
「スキュラが出るかカリブティスが出るじか」
「戦々恐々だったな」
ギリシア神話に出て来る海の怪物達です。
「しかしここまで普通に来られた」
「よかったですよ」
何故かギリシア神話では怪物のお話が多いです、自然現象とかの具現化だのと言われていますがかなり出て来ます。
第六千六百十一話 完
2017・10・16
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