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ラブライブ!サンシャイン!!記憶喪失のライダー

作者:末武克之
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第2話 不思議な物理の先生

┫黒澤家┣


戦兎は黒いスーツに着替えて片手にカバンを持ち部屋から出てきた。

「あら、戦兎さんおはようございます」

そうダイヤとルビィの母親は戦兎に挨拶した。

「おはようございます」

戦兎はそう言ってキッチンで白米と焼き鮭と味噌汁と漬け物を食べながらルビィの席を見た。

ルビィが起きた形跡がないことからルビィはまだ寝ているみたいだ。

「戦兎さんすみませんけどルビィを起こしてきてくれませんか?」

そうルビィの母親は戦兎に言った。

「はい、構いませんよ」

戦兎はそう言ってルビィを起こしに向かった。


┫ルビィの部屋┣


「スースー」

ルビィは静かに寝息立てていた。

「おい!ルビィ起きろ!朝だぞ!」

戦兎はそうルビィの体を揺すりながら言った。

「ふにゃあふにゃあ」

ルビィはまだ夢の中から起きそうになかった。

「ルビィ!!!!!」

大声で戦兎はルビィの名前を言った。

「ピギィ!」

ルビィは勢いよく起きた。

「ほら、今日から入学式だろ?」

戦兎はそうルビィに言った。

「あれ?」

ルビィはようやく目が覚めたのか起き上がって急いで支度をした。


┫黒澤家の門の前┣


「ヤバイな、これじゃあバスには間に合わないな」

戦兎はそう言った。

「ど、ど、ど、どうしよう!」

戦兎は仕方なさそうな顔をしていた。

「これを使うか」

そう言って戦兎はポケットからスマホの様な電子機器を取り出した。

更にポケットからライオンの模様が描かれたフルボトルを片手に持ちながらそれを装填した。

「えっ?何でスマホがバイクに?」

ルビィはそう戦兎に聞いた。

「ほら、乗れ!」

そう言って戦兎はルビィにヘルメットを渡した。

「う、うん!」

ルビィは戦兎の後ろに乗り走り始めた。


ーーー浦の星女学院ーーー


戦兎はヘルメットを外してルビィを見送り自分も職場に向かった。

「おはようございます」

そう言って戦兎は職員室に入った。

「おお、君が桐生戦兎くんか?」

そう教頭らしい先生が戦兎に聞いてきた。

「はい!よろしくお願いします」

戦兎はそう言って頭を下げた。


ーーー昼休みーーー


戦兎は片手に缶コーヒーを飲みながら海を見ていた。

「あっ!戦兎さん!」

戦兎の名前を呼んだのはルビィだった。

「よう、入学式は終わったみたいだな」

戦兎はルビィにそう言った。

「うん!今から花丸ちゃんと一緒に帰りますから」

ルビィは戦兎に笑顔で言った。

「気をつけて帰ろよ」

戦兎はそうルビィに言った。

「はい!」
ルビィはそう言って走り出した。
「相変わらずわからない奴だな」
戦兎はそう言って歩き始めた。


ーーー職員室ーーー


「あの、桐生先生」
女子生徒が戦兎に話し掛けた。
「どうした?」
戦兎はそう女子生徒に聞いた。
「あの、これを見てほしいんですけど」
女子生徒は片手に何かの勧誘のチラシを見せた。
そこには[スクールアイドル部&仮面ライダー部]と書かれていた。
「誰が配ってたんだ?」
戦兎はそう女子生徒に聞いた。
「えっと、2年生の高海千歌です」
そう女子生徒は言った。


ーーー生徒会室ーーー


「何故うちの高校で仮面ライダー部やスクールアイドル部があるんですか?」
そうダイヤは千歌に聞いた。
「えっと、人気があるスクールアイドルとこの内浦に現れた仮面ライダーを部活にしようと思って!」
千歌はそうダイヤに言った。
「あなた、訳のわからない部活は許されませんわ!」
ダイヤはそう千歌に近づき言った。
「で、でも」
千歌はそれでも意見を言おうとした。
「仮面ライダーが何なのかあなたにわかりますか?」
ダイヤはそう1人の身内を思いながら言った。


ーーー黒澤家ーーー


ルビィは片手にスクールアイドルの本を読みながら戦兎が帰って来るのを待っていた。
「戦兎さん遅いな~」
ルビィはそう言って外を見ていた。
「ただいま」
そう男性の声が聞こえてルビィは走り出した。


ーーー玄関ーーー


「戦兎さんお帰りなさい!」
ルビィはそう言って戦兎のカバンを持った。
「おう!ただいま」
そう言って戦兎は片手に何かを持っていた。
「何ですか?それ?」
ルビィはそう戦兎に聞いた。
「ああ、ダイヤとルビィにお土産」
そう言って戦兎は台所に向かった。


ーーー台所ーーー


ルビィは戦兎が何を買ったのか気になっていた。
「中見るか?」
戦兎はそう言って中身を見せた。
「うわぁ!」
ルビィは目をキラキラさせながら中身を見た。
「イチゴチョコケーキ。二個だ!お前とダイヤには世話になってるからな」
そう言って戦兎はケーキを冷蔵庫に入れた。


ーーーダイビングショップーーー


「ごめんね、龍我」
そう言って果南は龍我に言った。
「気にすんな!体力と筋肉には自信があるからよ!」
龍我はそう言って空になった酸素ボンベを担いで歩いていた。
「それにしても龍我ってダイビングの免許とクルーザーの免許も持ってたんだね」
そう果南は龍我に言った。
「ああ、親にいろんな免許取らされてな」
そう言って龍我はボンベを下ろして体を動かしながら辺りを見た。
「あれ?千歌?」
果南は幼馴染みの千歌を見て歩き始めた。
「果南ちゃんこれお裾分けと回覧板」
そう言って千歌は回覧板を果南に渡した。
「またみかんでしょ!」
果南はそう千歌に言った。
「文句ならお母さんに言ってよ!」
千歌はそう言って果南の後ろで働く龍我を見た。
「ねえ、あの人誰?」
千歌はそう果南に聞いた。
「ああ、あの人はうちのバイトの」
「バイトじゃねえよ!万丈龍我だ!」
龍我はそう言ってボンベを片手に持ちながら千歌と曜に頭を下げて挨拶した。
「万丈龍我さんって大学生ですか?」
千歌はそう龍我に聞いた。
「いや、元サラリーマンだ」
そう言って龍我は他の道具を見ていた。
「それより、話はそれだけ?」
果南はそう千歌に聞いた。
「ううん、果南ちゃんいつになったら浦女に戻って来るかなって」
そう千歌は果南に聞いた。
「うーん、バイトが居たら助かるけど。」
そう言って龍我を見た。
「なら、俺が代わりにこの店やってやるよ!」
龍我は片手を前に出して言った。
「えっ?龍我いいの?」
そう果南は龍我に聞いた。
「おう!世話になってるしな」
そう龍我は片手を前に出してボクサースタイルで言った。
「やったね!果南ちゃん」
千歌はそう果南に言った。
「そうしたいけど、いいの?」
果南は龍我を見た。
「気にすんな。昔からこういうのは慣れてる!」
そう言って龍我はウエットスーツを脱ぎ筋肉を鍛えはじめた。
「だって」
果南は龍我に微笑みながら少し好意を抱いていた。
ズンッ。
何かが四人の前に現れた。
それは。
「千歌ちゃん。あ、あれ!」
そう曜はそれを指差した。
それはスマッシュだった。
「何だよあれ!?」
龍我はそう言って3人の前に立ってボクサースタイルでスマッシュに攻撃を仕掛けた。
「うらぁ!」
スマッシュのボディに重い一撃が打たれたがスマッシュは龍我の攻撃が全く効いていなかった。
「何で効かないんだよ!」
龍我はそう言って攻撃を繰り出したが全く効いていなかった。
「果南!ダチ連れて早く逃げろ!」
龍我はそう言ってスマッシュを動きを止めようとしながら時間を稼いでいた。
「龍我!」
果南は龍我の戦いを見て自分達の為に戦う龍我を助けたいと胸の中で思っていた。
「俺は負ける気がしねえ!」
すると龍我の片手が光はじめた。


ーーー?ーーー


龍我は目を開けるとそこには自分と同じ姿の自分が立っていた。
「誰だよ!お前!」
龍我は自分に聞いた。
「俺はお前だよ!」
そう言って龍我は龍我にビルドドライバーとクローズドラゴンとドラゴンフルボトルを龍我に渡した。
「お前は大切な者を守れ!俺みたいになるなよ!」
そう言ってもう1人の龍我は片手を拳にして去った。


ーーー浜辺ーーー


「やってやるよ!」
龍我はそう言ってクローズドラゴンとドラゴンフルボトルをビルドドライバーに差し込んだ。
『ウェイクアップ!』
『クローズドラゴン!』
『Are you ready?』
「変身!」
『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!』
『Yeah!』
「今の俺は負ける気がしねえ!」
そう言って仮面ライダークローズは片手を拳にして言った。
「うらぁ!」
クローズはパンチを5発連続で打ち込みそのままビルドドライバーから専用武器ビートクローザーを出現させた。
「いくぜ!」
クローズはビートクローザーで連続で切り続けた。
一撃二撃と斬りまくりグリップを三回引っ張り必殺技[メガヒット]を発動した。
黄色い斬撃がスマッシュに直撃した。
「決めるぜ!」
[ボルテックフィニッシュ!]
クローズは必殺技ドラゴニックフィニッシュをスマッシュの頭に打ち込んだ。
スマッシュは10m吹き飛び爆発した。
クローズは片手に何かを持っていた。
それは空のボトルだった。
「何で俺これ持ってんだ?」
そう言ってクローズはボトルの先をスマッシュに向けた。
その瞬間スマッシュは人に戻りクローズの手にはボトルがあった。
「龍我!」
果南は龍我に向かって走り出した。
「無事かお前ら?」
龍我はそう3人に聞いた。
「うん!ありがとう龍我」
果南はそう言って龍我に頭を下げた。
「ふぅ」


ーーー寺ーーー


片手に鍬を持ちながら畑を耕す男性四人が居た。
「皆!ごはんできたずら!」
そうルビィの親友の花丸は四人の男性に言った。
「頭いきますよ!」
そう3人の男性は20代後半の男性に言った。
「ああ、わかってるよ」
茶髪の男性は花丸を見て少し笑いながら歩き出した。


続く 
 

 
後書き
初めまして!
桜内梨子です。
この次回予告をしてしまうけど私でいいのかな?
次の話で新たなるライダーが登場します!
そのライダーはロボットに近いみたいだけどすごい話になるのかな?

次回 仲間と愛する者を守るライダー 
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