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『塗り潰した7日間』

作者:零那
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『記憶』



『大丈夫か?コッチはなんとか誤魔化せたけど長話は怪しまれるかも』

『ごめん、ありがとぉ...』

『記憶は?』

『記憶...海斗...怜...!戻ってる!海斗は...殺されて、怜も...零が乗り込むより先に乗り込んでて...助けれんかった...』

『せや、たぶんあってる。その怜が殺した組長の仲間が、あの男』

『なるほど...でも』

『悪いんはアッチ側。7日間あけてるのも考える為。事件を調べて其れが解って最初零に同情してた。根は悪くなりきれんタイプ』

『ほななんで此処に...』

『理屈じゃない感情やろ思う。だから現に零に会おうとしてない。御飯も散歩も優しさやった...本来何も考えん輩ならスグ殺してるやろうし...』

『零は敵討ちするべきなん?でも誰に?怜を撃った奴は此処に居らんよね?それに...根は悪くなりきれんけど有言実行タイプなら零を殺そうとするよね?その争いは止めれんのんよね...』

『プライドがあるからなぁ...言ったからには7日目に実行する思う』

『でも、だからってそんな優しい気持ちが残ってる人を殺人犯にさすわけにもいかんやん』

『零、おまえのそぉゆうとこ変わらんなぁ(笑)』

『どぉゆうとこ?』

『まぁええわ(笑)考えよっ!』


 
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