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ヘタリア学園

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第六千五百七十七話  きている人は歴史のうえでも

第六千五百七十七話  きている人は歴史のうえでも
 フランスはチェコにどうにもというお顔で言いました。
「こうしたことはどの国でもあるだろ」
「それで、ですよね」
「言い出したら本当にな」
「気にしている人が多くて」
「歴史的にもな」
 そうだというのです。
「カエサルさんとかな」
「そういえばあの方もでしたわね」
「そうだろ、禿の女ったらしって言われただろ」
 それで凱旋の時にご自身が率いている兵士の人達が市民を囃したりしていていささか不愉快な思いをしていました。
「こうした話は本当にきりがないんだよ」
「気にしている方も多く」
「御前にしてもそうだしな」
「国民の皆さんの悩みですわ」
「中には言われるとすげえ怒る人もいるだろ」
「いますわ」
 このこともどの国でもです。 
 とにかく髪の毛のことは深刻な問題です、フランスはチェコにそのことをお話するのでした。自分の国民さん達も気にしている人が多いだけに。


第六千五百七十七話   完


                  2017・9・30
 
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