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ヘタリア学園

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第六千五百六十話  猛練習をしても 

第六千五百六十話  猛練習をしても 
 ロシアは首を傾げさせて残念そうに大阪にお話しました。
「采配とか育成とかの問題じゃないって本当に困るよね」
「祟りの類はですか」
「うん、僕もあんな強烈な祟り国家以外ではじめて見たよ」
 ついでに言うと国家でも滅多にないレベルみたいです。
「高校野球終わってから本領発揮するしね」
「その時が一番大事なんですけど」
「そこで負けるからね」
 魔物達が頑張ってです。
「もうここをどうにかしないとね」
「甲子園使えない間京セラドーム使ったりしてますけど」 
 最近はそうしています。
「移動手段とかも発達して昔よりずっと疲れは溜まってない筈ですけれど」
「それで高校野球以降勝てないのは祟りのせいとか思えないから」
「お祓いしかないですか」
「けれど僕達総出でもびくともしない祟りだから」
 世界を動かしている五ヶ国が束になっても無理でした。
「どうやったら消えるかな」
「一つだけでも無理ですか?」
「無理だったじゃない」
 これがロシアの返事でした、阪神に憑いている祟り達だけはどうしても逃れられない運命かも知れません。


第六千五百六十話   完


                    2017・9・21 
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