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『自己分析』

作者:零那
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『命』



平坦な道だって転ける時はあるよ。君がそう言ってたのを思い出した。平坦な道だからこそ歩き方が解らなくなるって。やたら凸凹で道無き道しか歩いたこと無いからね。

人生ってのは残酷で、でも、地球からすれば人間の寿命なんてのは瞬間的な早さだって。死にたいなんて嘆いてたら何億年もかけて出来た地球に失礼だって。

そんな君に私は反論した。地球規模の話なんて要らない。人間の命は人間の物差しだから。死にたい人は生きてくことが残酷なんだって。だから死にたい人に生きてって言うのは非道だって。

あの日そう言ったことを一生後悔することになる。残酷なのはどっちだ。物差しなんてのは人間(ひと)それぞれ違って当然。死にたい人でも引き留めて欲しいと思う人も居ること学んだ。

瞬間的な出来事。瞬間的に発した言葉だったとしても、根底にあるのが本音だから重い。


 
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