| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六千五百二十四話  とてつもない大軍というと

第六千五百二十四話  とてつもない大軍というと
 日本はトルコにかつて自分が戦ってきた対外戦争について思い出したかの様にお話しました。その戦いはといいますと。
「元寇の後また韓国さんが来られまして」
「当時が李氏朝鮮だったかい?」
「はい、一万七千程の軍勢で来られました」
「当時のあいつの国力じゃかなりの数だねい」
「対する対馬の軍勢は六百もいませんでした」 
 およそ三十倍近い差でした。
「しかもその六百も対馬の中での精鋭が出ていて」
「留守番の連中だったのかい」
「そこで攻められたのですが」
 三十倍近い敵に二線級の軍勢で向かわなくてはなりませんでした。
「勝ちました」
「城に立て籠もったのかい?」
「そうして弓矢を放っていますと」
 それでというのです。
「弓矢が次々に当たりまして」
「勝ったのかい」
「そうなりました」
 こうした戦いもありました、とはいっても日本もあまり覚えていなかった様なそうした小さな戦いでした。日本にとっては。


第六千五百二十四話   完


               2017・9・3 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧