オズのジュリア=ジャム
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第七幕その三
「何かとね」
「海の幸を使ったり豚肉も家鴨もあってね」
「味付けも色々で」
「面白いね」
「他べていて飽きないわ」
「全くだね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「いえ、豚肉のお料理は多いけれど」
ここでこんなことを言ったジュリアでした。
「牛肉は少なくないかしら」
「豚肉を使ったお料理と比べるとだね」
「そうじゃないかしら」
「そういえばそうだね」
「うん、確かにね」
ジョージとカルロスもこのことに気付きました、二人のお話を聞いていて。
「中華料理ってそうだね」
「牛肉のお料理は豚肉程多くないね」
「羊や鶏肉とか使っていても」
「海の幸も何でも食材は使うけれど」
恵梨香とナターシャは女の子同士でお話します。
「それでもね」
「牛肉は思ったより少ないわね」
「農業で使っていたからね」
牛をとです、その中国人の神宝が皆に言いました。
「だからだよ」
「そうだね、食べたらもうそれで終わりだからね」
かかしもここで言います。
「折角田畑で頑張ってもらうのにね」
「はい、ですから他の家畜に比べて食べなかったんです」
神宝はかかしにも答えました。
「牛は」
「オズの国でもそうだしね」
木樵は遥か遠くに見えてきた牧場を見ていました、そこでは乳牛達がのどかに柵の中で過ごしています。
「田畑で働いてもらったりミルクを出してもらう牛はまず食べないよ」
「本当に食べたらそれで終わりだから」
ジャックも言いました。
「そういうことだね」
「馬もそうなのよね」
ジュリアはこの生きもののお話も出しました。
「田畑で使うわね」
「馬もあまり食べないです」
神宝はジュリアにまた答えました。
「中国では」
「やっぱりそうよね」
「本当に豚肉主体です」
「そうよね」
「あと最近は乳製品を他べて牛乳も飲みますけれど」
「昔はなのね」
「殆どの人が口にしませんでした」
そうしたものもというのです。
「遊牧民の人達だけでした」
「中国の殆どの人達は食べなかったのね」
「そうでした」
実際にというのです。
「そちらもでした」
「そうなのね」
「本当にです」
実にとです、また言った神宝でした。
「中国でも全然じゃないですけれど食べられないものもありますよ」
「そういうことね」
「確かに色々なものを食べますけれどね」
このことは事実にしてもというのです。
「あまり食べないものもありますので」
「乳製品もそうなのね」
「そうでした、最近までは」
「牛乳も」
「そうです」
「美味しいのに」
「食べる習慣もなかったんです」
牛乳や乳製品をというのです。
「長い間、ただ今は飲んで食べます」
「その牛乳や乳製品もなのね」
「今はそうなりました」
「食生活が変わったのね」
中国でもというのです。
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