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魔法少女リリカルなのはエトランゼ番外編1 FATAL FURY

作者:ケン009
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2部 KOF
開催
  そのころの日本では

「すすか、昨日のTV見た」

休憩時間にアリサはすずかに聞いてきた

「何をアリサちゃん?」

「すずかの所もスポンサーに入っている格闘大会で女性が参加しているんだけど」

「うん、えっとKOFだよね」

「そう」

「でも、誰でも参加できたよね」

「うん、でも綾そっくりなの」

「綾ちゃん」

 綾ちゃんは、数ヶ月前に両親のお転勤によりアメリカのサウスタウンに引っ越していきました。

ぶっきらぼうだけど、優しくて人以上の能力を持っていて強いんだけど、涙もろい私たちの大切なお友達です。
女の子なんだけどなんだか男の子でもあるようなちょっと不思議な女の子

「アリサちゃん、そっくりって言ったけど、綾ちゃんじゃないの?」

「うん、似てるけど大人の人なのよ」

「アリサちゃん、すずかちゃん何話てるの?」

「あ、なのはもういいの?」

「うん、何の話」

「アリサちゃんが今朝のKOF1回戦で気になる選手がいるお話」

「朝のニュースで言っていた大会かな」

「そうそう、聞いてよなのは、綾そっくりの人がいたの
きっと大人になればあんな感じになるのね?」

 その時、一瞬だけどなのはの挙動不審を逃さなかったアリサとすずかだった。
アリサがスマホをいじって2人に見せた。

「この銀髪の人」

「本当にそっくりだね綾ちゃんに」

「そ・そっくりだね」

「ねぇな・の・は私たちに隠してない?」

「隠してないよ」

 なのはの語尾が小さくなって答えた。

「いいわ、それでね、優勝候補の一人を破っていたのを録画だけど見たの
もしよかったら学校終わったら観に来ない」

「私は大丈夫だよ」

「ごめんアリサちゃん、私今日塾があるから」

「そう、仕方ないわね」

 放課後アリサの部屋で今日のKOF総集編を見ていた。
日本人が参加して、優勝候補のマイケル・マックスを破った物だから
TV局が急遽総集編を作って特別番組を作ったらしい。

「すずか、なのは何か隠しているわね」

「なのはちゃん隠し事出来ないから」

「綾も秘密主義だからなのはに自分のことを言ってないのかも知れないよね
恭也さん達が軽々しく言うわけないし、この子見れば見るほど綾に見えてくる。」

「ん~多分この女性綾ちゃんだと思うよ。」

「どうしてそう思うの?」

「動き方がね、そっくりなの」

「動き方?」

「動くときって人それぞれ癖みたいなものがあるの
私のイメージの綾ちゃんとこの綾さんいっしょなの」

「そんなことって普通では考えられないわよね」

「うん」

「言うことは、なのはも綾の不思議な力を知っていて、
私たちが綾のこの力を知ってないと思っているから黙ってるって所かしら」

「私も一族のことは言えなかったから、きっとそうだと思う。
なのはちゃんに直接聞いてもかわいそうだと思うの」

「そうよね、何か決定的な証拠があれば別だけど」

「どうしようか」

「もしよければすずか」

「何?」

「私たちで調べてみない」

「うん。面白そう。やろうアリサちゃん」

 それからここ数日、アリサとすずかはTVを見ながら調べていたが綾だということを見つけれずにいた。
今日は月村家で観戦していた。

「やっぱりこれといってないわね」

「うん」

「女なんかに負けてられるか~」
TVでは丁度ホア・ジャイがお酒を飲み体が赤化色になっていった。
凄いスピードで綾のほうに飛び膝蹴りが向かっていった。

「ドラゴンキック」

だれもがそれが綾にあたると思った瞬間

ホア・ジャイが上空に飛び散りダウンしていた。

「女なんかに負けてられるか~」

「男か女とか大の男がうだうだとぉ~」

 後から繰り出された綾の飛び蹴りはその上を行き、
ホアの顔面へと、その膝を突き刺した。

「私にはアンタラの技は出来ないけれど、こうも馬鹿の一つ覚えが来たのなら馬鹿でもタイミングは取れる」

 綾がカウンターで上空真空飛び膝蹴りを食らわしたところだった。

上空にジャンプしているときに綾の髪の毛も頭より上に行っていた。
髪の毛の先には出発前になのはからもらったリボンを結んでいた。

「アリサちゃんあれ」

「凄い攻撃だよね、あそこでカウンターってありえないよ」

「じゃなく、あのリボン」

「あ~」

「私たちが選んだリボンじゃないかな」

「あれ解析できないかな」

「ちょっとまって」

すずかが部屋から出て、ある機械も持ってきた。

「これをTVにつけて、こっちをPCにつけて」

取り付け完了して、PCの画面を見ると先ほどの試合をPCで見れた。

「先ほどのカウンターの所で止めて、問題の所で拡大」

「これアリサちゃん」

「確定ね、なのはに聞きに行きましょうか」

「いいのかな?」

「いいの、いうか、こんな大事なこと隠すなんてもう!!」

 次の日の放課後

「なのは」

「アリサちゃん、すずかちゃんどうしたの?」

「なのはちゃんちょっとだけお話いいかな?」

「改まってどうしたの?」

「もう単刀直入できくわよ、あのKOFに出てるの綾でしょう」

「綾選手?」

「綾って仮の名で私たちの知ってる綾でしょ」

「えっと」

「怒ってるわけじゃないの、違うならなぜ私たちが選んだリボンをあの綾さんが持ってるか知りたいの?」

「うん、 多分綾ちゃんだと思う。あっでも、私も聞いたわけじゃないんだ」

「本当に」

「うん、こんなことで嘘はつかないよ。」

「なのはちゃん、私たちも綾ちゃんの力の一部は知ってるの」

「ふぇ?」

「ほらなのは、言ったでしょ、最初の出会いは誘拐されて、綾に助けてもらったこと」

「うん」

「普通の小学生じゃ無理でしょうが」

「あ~」

 最近魔法の力があるのかすっかり忘れていたなのはだった。

「それでね、もしかしたら本当は大人の人で何かの理由で子供になっていたのかなって」

「ん~私も詳しいことはわからないんだけどね、
一回だけ今までの負担を軽くする為に大人モードを作ったって言って見せてくれたことがあるの
それがあれだったから初日のニュースを見たときはびっくりしたの」

「なのはちゃんもくわしくは知らないと?」

「うん、数ヶ月前にメールをもらったことない」

「引ったくりを捕まえるときに出会った人とかのメールね」

「うん、それ以来まったくないよ」

「私もなし」

「そういえば私もないわ」

「なにやってるんだろうね、会いたいね」

「「うん」」

「そうよ、冬休みにアメリカに行くのを計画立てない」

「あ、それいいかも」

「私は無理かも」

「なのはは会いたくないの」

「もちろん会いたいよ」

 フェイトには会えないけれど、
綾は手を伸ばせば会いに行くことができるが
外国に行くことを親が許してくれるか心配していた。

「まだ2ヶ月あるからゆっくり考えよ」

「「うん」」

 まさか年内に綾が帰ってくるとは思わない3人娘でした。 
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