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『Discursive』

作者:零那
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『MOON』



ずっと堪えてた涙とめどなく溢れてく。拭っても拭っても頬濡らしてく。どんなに大空眺めたって、どんなに泣き叫んだって、もう貴女には逢えないなんて。

傷付いた心の声は届く筈も無く、諦めるしかない。隣で笑い合い、涙しては支え合い、共に生きてきたのに...。

どうか願いが叶うならば私を貴女の元へと。どうか前へと進んで自分らしく生きて欲しいなんて、そんな言葉遺してかないで。

まだまだ消えぬ想い、一生絶対消えぬ想い。其れと闘いながら生きてくのかと思うと哀しくもある。其れでもきっと貴女は私を叱るんでしょ?前へ進めと。

貴女との記憶は鮮やかに其処に在る。どんなに蓋してたって飛び出してくる。夜空の星を慰める月に今日も貴女が映る。


 
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