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オズのジュリア=ジャム

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第一幕その三

 皆で食べてます、ジョージはそのケーキを食べて目を輝かせて言いました。
「あっ、確かに」
「美味しいわ」
「こんな甘い蜂蜜ないよ」
 恵梨香もカルロスもそのケーキを食べて言います、そして三人で言うのでした。
「こんなに美味しいなんてね」
「想像以上だったわ」
「そうだね」
「蜂蜜をかけたlクッキーも素敵な味ね」 
 ナターシャはこちらを食べてにこりとしています、普段よりもそうした笑顔になっています。
「癖になりそうよ」
「いや、マフィンもいいよ」 
 神宝はそちらを食べています。
「素敵な甘さになっているよ」
「ええ、これがオズの国の蜂蜜なのよ」
 ドロシーも笑顔で言ってきました。
「素敵な甘さでしょ」
「外の世界の蜂蜜とは違いますね」
「そうなの、特別な甘さなの」
「只甘いだけじゃないのよね」
「そう、食べると凄く元気が出るのよね」
 ベッツイとトロットもお話します。
「外の世界の蜂蜜よりも栄養が沢山あって」
「体調が悪くなってもすぐに回復出来るわ」
「お薬でもあるんですね」
 神宝はベッツイとトロットのお話を聞いて頷きました。
「オズの国の蜂蜜は」
「外の世界でもそうでしょ」
 ドロシーはにこりと笑って神宝に言ってきました。
「蜂蜜はお薬にもなるわね」
「はい、実際に」
「それはオズの国も同じだけれど」
「体調が悪くなってもですね」
「オズの国では殆どないことだけれどね」 
 誰も死ぬことも自分が望まない限り歳を取ることもない国です、そして病気もない国なのですから。
「元気が出るのよ」
「そういえば」
「ええ、元気が出て来たでしょ」
「何でも出来そうです」
「どんな激しいスポーツも出来るわね」
「そんな気がします」 
 実際にとです、神宝も応えます。
「凄いですね」
「じゃあ食べた後はね」
「皆でスポーツですね」
「そうして楽しみましょう」
 是非にというのでした。
「どんなスポーツをするかも問題だけれど」
「そうね、激しいスポーツなら」
 それならとです、ここでオズマが言うことはといいますと。
「ラグビーかアメリカンフットボールか」
「女の子でラグビー?」
「アメリカンフットボール?」
 ベッツイとトロットは二人の言葉に首を傾げさせました。
「聞かないけれど」
「するの?」
「駄目かしら」
「ううん、ちょっとね」
「違うと思うわ」
 二人で首を傾げさせたままオズマに応えます。 
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