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ヘタリア学園

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第六千四百三十九話  湯葉

第六千四百三十九話  湯葉
 ドイツ妹は湯葉を食べてこう言いました。
「何時食べてもこれは」
「美味しいですか」
「とても不思議な感覚がして」
 日本妹にお兄さんがよくする表情で言うのでした。
「お豆腐と同じ大豆のものとは」
「ですが本当にです」
「お豆腐と一緒ね」
「そうなのです」
「牛乳を熱した時の膜みたいで」
「作り方は大体同じです」
 湯葉と牛乳のその膜はです。
「それを集めて作っています」
「凄いものがあるわね」
「あっさりとしていて美味しいですね」
「ええ、とても」
 実にというのです。
「これはいいわ」
「そう言ってくれると何よりです」
 他の皆も湯葉を食べています、お豆腐もありますがその湯葉も心から楽しんで食べています。


第六千四百三十九話   完


               2017・7・22
 
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