| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『反芻』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『広がる腐敗』



まぁるいオレンジが映える美しい光景が好きだった。
そんなこと微塵にも想えない日が来るとは知らず。
瀬戸内の景色は好きだった。
真っ赤な血で染まるとは知らず。

傷付いた翼は翔けなくて、傷付いた足じゃ着地は辛くて...。
一生赦しはしないだろう。
こんな風にした奴を。

憧れだった世界なんて無い。
所詮腐りきった世界。
腐敗は止まることを知らないから、今より良くなることはない。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧