女提督の航海(後悔)日誌
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第五艦隊出撃
前書き
作戦開始10分前、執務室で偵察機と哨戒機が帰還したのを確認し、吹雪との会話を済まし大淀に出撃の準備が整ったのか確認の連絡を入れる提督。一斉に抜描する艦隊。
西側には空母ヲ級2、雷巡チ級2、駆逐ロ級2
第五艦隊、旗艦隼鷹、僚艦、磯風、神通、那智、翔鶴、川内
ー執務室ー
提督「よーし、偵察機も哨戒機も帰ってきたわね」
川内「提督は昼食を摂った?食べなきゃ駄目だよー?」
提督「私は大丈夫だから、あなたは早く出撃の準備をしてきなさい」
川内「そう、んじゃ、秘書艦の吹雪ちゃん、後宜しくねー」
吹雪「はい!…司令官、現在時刻ヒトヒトゴーマルです。
あの、一斉に艦隊を展開するんですか?」
提督「そうね、先ずは第三~第五艦隊を出撃させて島の周りの深海棲艦を排除するわ。それから第二、第一艦隊と続けて出すの」
吹雪「北側はどうなさるんですか」
提督「あれ、私、みんなを集めた時北側の事について言ったっけ?昨日秘書艦だった磯風しか知らないハズだし昨日は誰も触れてこなかったわよね」
吹雪「えと、島の周りに展開してる深海棲艦の大まかな編成を確認してて北側だけ何も無かったので…」
提督「ん、心配無いわよ。羽黒と妙高に水上偵察機を飛ばしてもらってるし。もし潜水艦を見つけたら、これから出撃する艦隊に編成してない子達で撃退するわ」
吹雪「はぁ…」
提督「不安?」
吹雪「そんなことないですっ」
提督「まぁなんとかなるわよ」
吹雪「むぅ、じゃあなんとかなるように提督と一緒にここでみんなの無事を祈ります」
提督「みんなはもうカタパルトデッキに揃ったかしら」
大淀[何時でも出撃出来ますよ]
ーカタパルトデッキー
隼鷹「よぉ、遅かったじゃん川内」
川内「ちょっと野暮用でねー」
長門「武蔵、露払いは頼んだぞ?」
武蔵「善処はするつもりだ。まぁ任せてくれ。長門の方こそ気をつけろよ?」
長門「ああ」
提督「それじゃ全艦、抜描!」
~~~
翔鶴「隼鷹さん、接敵します!」
隼鷹「うっし、開幕航空戦といこうかね!」
翔鶴「航空隊、発艦始め!」
ヲ級「サキヲコサレタカ…」
ヲ級「アイウチシテモカマワナイワ、コウゲキタイハッカン!」
隼鷹「おいおい、体当たりかよっ」
翔鶴「制空権は…何とかなりそうね」
那智「雷撃、行くぞっ!川内!」
川内「撃ち負けたりしないんだからね!」
チ級「グッ…クラエ!」
神通「磯風さん、私達は砲撃を!」
磯風「ああ!」
チ級「コノテイド!」
隼鷹「うかうかしてらんないぜ、全く…攻撃隊、発艦しちゃって!」
ヲ級「ヲッ!」
翔鶴「全航空隊、発艦始め!」
川内「ロ級が隼鷹さんのとこに!」
磯風「砲撃は通させないさっ!」
隼鷹「ひゃ~、悪いねぇ磯風」
磯風「かまわないさ。どれ、もう1隻もっ!」
チ級「サセルカ!」
那智「おい、お前の相手は私だ!」
川内「こっちのチ級はあたしが引き受けるよっ」
翔鶴「直掩隊も川内ちゃんの援護に回って!」
川内「いくよー!」
チ級「グアッ!」
ヲ級「ッ!」
隼鷹「迎撃するぜ!」
翔鶴「全機発艦!」
ヲ級「チ…!ウチオトセ!」
翔鶴「私の艦載機を甘く見ないでっ!簡単には堕とされないわ!」
ヲ級「ナッ!」
那智「これで終わらせるぞっ」
チ級「フッ!ソンナホウゲキッ!」
神通「油断は禁物ですよ…!至近弾ですっ!受けて下さいっ!」
チ級「ウグッ」
川内「逃げても無駄だって!」
磯風「トドメだっ」
チ級「マダシズマナイ…ッ!シズムノハオマエダ」
磯風「沈む気は無いっ!」
川内「磯風っ下がって!チ級っ!負ける覚悟は出来てるかなっ!」
神通「次弾、装填済みですっ!当てますよっ!」
那智「これで、本当に終わりだ」
チ級「ッ…」
那智「じゃあな」
ヲ級「クッ…」
隼鷹「ありゃ、逃げるんかい。まぁ、追撃の必要は無いか。飛鷹に心配されなくてもよかったみたいだな~撤収しますか~」
那智「ロ級に撃たれなくて良かったな?」
隼鷹「そりゃ言いっこなしだぜー。こっちは大した被害は受けて無いんだからそれで良いだろ?」
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