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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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番外編その3~戦国†恋姫の主要人物達の救済~
  蒼い翼×北郷一刀と嫁達との会談

リアス達やアザゼルらが吸血鬼側で何かしてる時、俺は蒼い翼本社に居て仕事中だ。で、あちら側で通信機付けながら喋ってたが二天龍のカウンセラーや祐斗との出会いに関して思い出してた。俺が織斑一真をやってた頃だと結構前からやってたし、兵藤一誠の時よりも関わってたので思いだしながら仕事をな。

朱璃のスカウトに朱乃や祐斗との眷属入り時やらと色々関わってたが、この前やった実写映画も結構儲かってたし右肩上がりのままらしい。

「私としては懐かしい話ですわ。朱乃と祐斗君の眷属入りも黒歌と白音に関する事も」

「俺だと兵藤一誠の時が表で織斑一真だと裏だったしな。三大勢力でも知らない存在として居たし」

「結局は零CEOが思うがままに動いてますからね」

「俺が社長兼CEOと知ってるのは一部のみだし、これからは織斑一真として行こうと思うな」

グレモリー眷属には結構前から知ってたが、織斑一真としてだったので同一人物と知った時は結構驚愕だったな。蒼い翼に関してもだが、三大勢力のトップ陣でさえ知らなかった事もあったはず。過去を見てもずっと黒字であり、オーナーやってる飲食業やその他も儲かってる。

大富豪から庶民まで知られてるからか、ここの社員さんなら社宅がある。朱璃のように外から来てる者も居るが、基本的に家族共々社宅で暮らしてる。

「ここもデカくなったが、下から三十一階までが社宅みたいにしてその下から蒼い翼所有のオフィスエリアとしたからかもな」

「そうですわね。私も織斑社長からスカウトされてから役員になれましたし、すぐにランクが上がって社長秘書から傘下やオーナーをしてる企業のフォローしてますから」

「小中高一貫校としてここら付近にありますし、ドーム何個分ぐらいの広さがありますから。エスカレーター式で上がるも良し、地道に上がるのも良しとかなり分岐点があります。まあ最近の社長は私や秘書に任せっきりですが、問題なくやってますし惑星アースのような感じで社員やってる種族も居ますし」

今回の俺は高校生兼軍人兼会社員であるし、黒神眷属『王』の前にソレスタルビーイング総司令官としてやってる。創造神黒鐵でもあるし、三大勢力や各神話連中に声掛けては仕事やらんかと声を掛けてる。

そしたら蒼い翼本社は人間のみだが、蒼い翼冥界ゴールデン・ウイング領支社だと全種族の構成となってるらしい。日本全国にある支社とかは各地にいる妖怪とかが人間の姿をして働いてるし、世界中の支社は各神話の戦士や仕事が欲しいと言ってきた者をスカウトしている。

「全種族が居るのか、ここよりも冥界支社の方がデカくなった気がする」

「高層ビル全てが蒼い翼関連ですし、ここのように一番上が社長室は本社のみですから」

「と言う事は他外史よりデカいんじゃねえの」

「確かにそうかもしれませんが、そろそろお帰りの時間となりましたよ。零CEO」

「何時の間に時間経つの早いな~それとビジネスネームを表に出すのはまだかもしれん」

ビジネスネームは零達也にしてるが、どちら呼んでも俺なので社内なら問題ないが社外だと本名で呼んでもらってる。社長兼CEOなのでどちらを呼んでも構わんが、容姿や服装によって違う。ちなみに(れい)ではなく(ぜろ)だし、自立支援型AIゼロと言う繋がりも持つ。俺の仕事が終わり送迎車にて人間界本家へ帰ると、何か知らんが大騒ぎになってたのでメイド長の月に聞く。

「月、何か大騒ぎのようだが何かあったのか?」

「お帰りなさいませご主人様。はい、実はある外史からのSOS信号を受信しまして。そこは管轄外ではありましたが、恋姫繋がりとの事で話を聞いた所もうすぐ外史が滅ぶとの事で皆さん準備しております」

「なるほどな。にしても恋姫繋がりとなると、また恋姫†無双の外史の終幕が終えるから新たな外史へ移せじゃないだろうな?」

「いいえ、それは違いますご主人様。実は戦国†恋姫という外史からで、その外史に居た主人公が元々居た外史はご主人様と知り合いの北郷一刀が居て私達と同じように新たな外史に連れて来たと」

「って事は管理者である貂蝉と卑弥呼には知ってるのか。左慈や于吉も知ってそうな口みたいだし、奏達も一緒に行くのか?」

「現在発進準備中との事ですが、ここは私達に任せてご主人様は次元の狭間本家に行って下さいませ」

そう言われたのか俺は人間界本家から次元の狭間本家へ向かい、スーツから真っ黒な戦闘服へ着替えてリビングへ向かう。今までだと兵藤一誠としてだが、最近では本名で活動してるんでな。俺を待つように全員揃ってた。

「お帰り一真。状況は月から聞いたよね」

「まあな。準備の方は整っているようだ」

「我らにとって初任務だそうだが、何やら我とオーフィスは行けないと言うのは何故だ?」

「我は一真と一緒に行けない。何故?」

「この外史での象徴的なドラゴンは夢幻と無限のドラゴン、龍神二匹が離れたらここが消え去ると最近の調査で分かったんだ」

「なるほど。アグニとオーフィスは共に不動の存在だと、でも俺達は大丈夫なのか?白龍皇の俺や聖槍の曹操とかも離れて消えるとかシャレは無しだぞ」

「それについては問題はない。現在、アグニとオーフィス以外が俺らと共に行くとしてもそうならない。と言う訳で受信した外史に行くとする。1番艦と2番艦はその外史へ行っていろ。俺と初任務である者達は3番艦へ乗り込め。奏と優斗は外史に到着し状況報告を、俺らはその主人公が元々いたとされる外史へ向かう。そして受信した外史の主要人物達を救出したら、北郷一刀がいる外史に住ませる。という作戦で行くぞ」

そう言うと全員納得したので、総員準備が終わり次第乗り込む事になった。CB側は無論だが、ヴァーリチームと英雄チームはお初なのかブリッジへ集合。ルシファー達はお留守番としてアグニ達の話相手とここに居る奴らの見張り番。艦長席に座り、付近にヴァーリと英雄の二チームが来た。

「フェルト、発進準備はどうだ?」

「何時でも行けますが、その人達はここの住人ですよね?」

「そうだ。だがコイツらも俺らの仲間となったので、今回は連れて行く事にした」

「俺らにとっては未知だからな。それとなぜ桃香と愛紗もここに居るんだ?」

「それについては後程だ。トレミー、準備が整い次第発進する。1番艦と2番艦は受信した外史に到着次第報告しろ」

「1番艦了解。待ってるわよ、一真」

「こちら2番艦。同じく了解した父さん」

ミレイナは発進可能と言ったので、全艦発進した。全艦は途中までは一緒だが、1番艦2番艦は受信した外史へ向かい俺らは受信した外史から元々居たとされる外史に向う事。

用件は受信した外史に、新田剣丞とその嫁達と関係者達を全員住ませる事を受託してもらいたい。俺ら次元パトロール隊は主人公有り無しでも救助しては、俺らの仲間となるのだが今回は少し違う。元々いた外史に帰すのは今回の役目だからだ。

「これ一つ一つが外史なのか」

「そうだヴァーリに曹操。このシャボン玉みたいなのが外史であり、各創造主が居る。分かりやすく説明すると、ここは二次小説のサイト内に居る訳だ。俺らが向かっているのはこの世界を抜けてから、ワープして向かう外史に行く訳さ」

「なるほど。要するに小説から小説に移動すると言う訳か。同じ小説でも作者や内容が違うからな」

「そう言う事です。このサイトを出たら未知の世界なので、1番艦と2番艦は近道として行った訳です。ここを通るのはヴァーリ達に説明する為の遠回りですね」

「フェルトの言う通りだ。説明するより見た方がいいからな。と、そろそろサイト外へ出る」

と言いつつも、サイト内から外に出た俺達は目的地である外史に向かう。その外史にいる北郷一刀は、外史に居た全ての嫁を元々いた外史に連れ戻ってから山奥に五十三名の嫁と暮らしている。甥の新田剣丞を引き取り、貂蝉と卑弥呼は既に分かってた事を知らせて嫁達のスパルタ修行を作成。次の外史へ行く者として一刀よりも強くする為、それぞれの嫁達が得意とする分野で扱かれてたようだ。

今回訪れる外史に居る北郷一刀は、俺の事を劉零として知り合って一緒に戦った事もある知り合い。ワープが終える頃になると鹿児島の山奥にある大きな屋敷前、到着前に戦国†恋姫の情報を開示して見ておこう。

新田剣丞がいた外史、送り出した後の北郷一刀と嫁達は剣丞の事を思いながら暮らしていた。外史へ旅立って一年弱経過してるようだし、自由に暮らしていたが最近になって管理者である貂蝉と卑弥呼の動きによって全員リビングへ集まる。

「で、貂蝉に卑弥呼。話って何だ?」

「全員揃っているわね?実は他外史の管理者が居てね、剣丞絡みなんだけど」

「剣丞か?アイツはご主人様と同じく外史へ旅立ったが」

「そうね。私達もやっと剣丞の剣術修業から解放されてから、自由に暮らしているんだけど」

「華琳の言う通りだわ。楽しみが無くなったから、今は一刀の相手をしたりしてると、酒を一緒に飲むのが唯一の楽しみなのよね」

とまるで蜀代表に魏と呉の代表であるここにいる愛紗と華琳と雪蓮だ。剣丞からすると姉になるが、その弟みたいな剣丞がいなくなってからは自由気ままに暮らしていた。山奥だけあってか、一夫多妻制でもここは大丈夫となってるらしい。ここを管理している者がそう言ったと、その者というのが他の外史で働いている蒼い翼関連の者達。

「実はの、その剣丞がいる外史が今危機に迫っていると他の管理者から連絡が来てのう。今次元パトロール隊の者達が向かったと聞いたのだ」

「次元パトロール隊って、もしかして劉零さん達か!」

「ええそうなのよ。で、救出に向かったと聞いているけど・・・・あらん、その劉零さんが自らここに来るそうよ。あと十分後に来るわ」

と貂蝉が感じ取ったので、全員屋敷外に出る。十分後に突如出現したマーク、それはかつて一刀達が義勇軍として名乗った時に現れた謎の軍隊のマークと同じ。それを思い出していた者達、そろそろワープ終了後にデカい船がやって来ると知らされるみたいだ。俺達は戦国†恋姫についての情報開示でそれぞれ見ていた。

「私達は三国志での武将のように、これは戦国時代の武将が私達と同じように女性化しているという事ですか」

「愛紗ちゃんの言う通りだよー。で、向かっている外史にはもう一人の私がいるんでしょ?その時の呼び方はどうするの?ご主人様」

「恐らくだが、あちらは現代では真名というのを表で出していると思う。戸籍も作ったと聞いたな、その外史の者から聞いたが」

「じゃあ桃香や愛紗のように、もう一人の愛紗がいるということなのか?」

「そういう事だ。本来の正史と外史という二つの世界が存在する。正史とは全ての外史の基点となる世界である。外史とは正史から生まれた可能性の世界であり、正史に住む人間の『想い』・『願い』が具現化し生まれた事を指す。外史によって正史とは全く異なる歴史や文化を辿った外史も存在する」

『次に外史には管理者がいる。管理者とは生まれた外史を管理維持を目的とした存在、との事だ。要するにマスターはイレギュラー的な存在で、本来なら転生してその外史に行ける風になってます。マスターは創造神でもあるのか、マスターが行きたいなーと思った外史は自然と生まれるようになった。正史とは要するに小説を読んでる人間であり、そこに暮らしているとマスターと私はそう考えています』

「要するに俺らはライトノベルの脇役みたいなもんか」

「俺なんて主人公の敵役だぞ」

とヴァーリ達は言ってたが、本来のハイスクールD×Dの人物を知っているとはどういう事だろうと思ったがまあいい。いずれ知る時が来るとは思う。本来の者達は敵か何れ味方になる存在、俺はが味方にしてしまう存在へと育てあげたからかも。ヴァーリチームは兎も角、英雄チームは捕縛か冥府に落とされる存在。ホントなら死んでるはずのルシファー達が生きている事も俺がした事だから。

「まもなくワープを抜けます、艦長」

「よし。トレミーはワープを抜けた後に、北郷一刀が住んでいる屋敷前へ到着すると思う。で、桃香と愛紗は俺と一緒に北郷家へ」

と言ってワープ終了後、とある山奥の秘境と言われる場所に辿り着く。すると俺らの船を見る者達、それはかつて外史からここに連れてきた北郷一刀と嫁達。本艦は屋敷前に着陸後、俺と二人は屋敷前に来ると管理者である貂蝉と卑弥呼が出迎えるように居たけどな。

「あら~これは劉零ちゃんじゃない~久しぶりね~」

「よう。ここに居る貂蝉に卑弥呼。それより俺が来た用件は知っているな?」

「おう!ワシらは待っていた。それにダーリン達がお待ちですぞ」

ここに居る二人と話すが、屋敷内に入って俺らの二人は素顔を晒していた。ま、ここに居る桃香達は俺らのより歳取ってると思うし失礼な発言をしないよう心掛けた。案内されて入った所は、北郷家当主と嫁達が居るリビングに通された。俺を見るや懐かしさを感じさせるが、二人を見るとこちら側に居る二人を見ていても変化無し。俺らが着席後、お茶を一口飲んだ後に話を切りだした。

「よう、ここにいる劉備達に一刀よ。久しぶりだな。あの時は劉零と名乗っていたが、今は織斑一真と名乗っている」

「やはりあの時の劉零さんかー。お久しぶりです、あの時はお世話になりました。ところでそちらは?」

「まあ俺らの仕事だ。俺の連れである桃香と愛紗で、お前らがいた別外史から救助後に俺らの仲間となった者。無論ここにはいないが、ここにいるお前の嫁達がほぼいると考えてもらって結構」

「本当に私以外にもいるんですねー。にしても、一真さんのとこの私はあの時の私ですね」

「私達はあの時から歳を取ったが、今では歳を止まったような感じだな」

とまあ懐かしく話をしていたけど、本題が出ないのかイライラしながら告げる華琳。ここだと真名は名前だと認識されてるし、呼んでも問答無用で根斬りにされないから安心して呼べるけどな。

「懐かしくもあるが、華琳の言うようにそろそろ本題へ入らせてもらう。こちら側の愛紗、アレを」

「はいご主人様」

「・・・・これを見るようにお前みたいな嫁関係者が多くてね。言葉よりも見せた方が早い」

「なるほど。剣丞がいる外史は俺が行った三国志じゃなくて、戦国時代とは下克上の世界だ。でもイレギュラーな鬼というのが気になるな」

「その鬼については、あの時の道士やドウターよりかはまだマシだろ」

「真名は通称扱いになってて、ここにいる私達みたいに認識されてるからなのね」

と持ってきたのを、投影型ので周りにいくつか画面を取り出す。そこには剣丞がいる外史情報を開示したからだ。通信機からだと丁度1番艦と2番艦が到着したようだが、まだ滅ぶよりも前に来たと報告をくれる。エーリカから明智光秀となり、本能寺の変をしようとしてる最中のようだ。京は鬼退治真っ最中に本能寺へ向かうようだし、俺らの用件を聞くと一刀も嫁達も了承。

「と言う訳で俺は行くが、この外史に戻って来られるよう座標固定させておく。センサー付きのを地面に打ち込んでおくが、そちら側は剣丞と嫁達が住めるよう準備してくれ」

「分かりました。準備はしておきますが、出来るだけ時間は伸ばしておいて下さい。限りがありますし『それには大丈夫よご主人様、管理者ネットワークにより左慈ちゃん達を呼んであるから』左慈を呼んだのか~まあいいや」

「左慈と于吉なら既に俺らの仲間だから大丈夫さ。じゃ貂蝉に卑弥呼、あとは頼んだ」

「ダーリン達と共に武運を祈っておるぞ!」

ブリッジへ戻りセンサー付きの打ち込んだ時、準備完了との報せが来てワープへ飛んだ。1番艦と2番艦がいる外史に向かうが、エーリカを解放する剣丞と織田信長を止めるべく最速で行く羽目になった。 
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