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機動戦士インフィニット・ストラトスF91

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クロスボーンバンガード

マルチフォーマルスーツ、インフィニット・ストラトス(IS)が開発され、人類は生活の場を徐々に宇宙に移すとも言われて.....3年、人類は...新しい土地を開拓せず、人類同士での戦いにISを使用するようになった。女性しか扱えないISの台頭により、女尊男卑が進んでいた。イギリスの名門貴族オルコット家当主である、シャロー・オルコットは、女性第一主義を掲げ、私兵クロスボーンバンガードを結成した。





「セシリー!セシリーッ!!」

俺は中学校内を歩き回り、セシリーこと、セシリア・フェアチャイルドを探していた。

「もう!何ですの?私は慣れないお母様のドレスに苦戦しているのですけど?」

「もうミスコン始まっちゃうよ!」

「仕方ないでしょう!」

仕方ないって言われても...よし!

俺は閃いた...歩きづらいのなら...抱っこかおんぶすればよくね?

思いついたら即実行!!!

「セシリー!ちょおっと失礼するぜ!」

「なっ?!何をするんですの!!」

「何って...抱っこ?」

「そういう意味じゃありませんの!!」

「まぁ、まぁ...さあって、急ぐぞ!!!」

「いやあああ....」










{次は!我がアナハイム中学の最強のお姫様!セシリア・フェアチャイルドだ!}

学校一のイケメンことドワイトがセシリーのコールをした。これなら...間に合う!

人並みの近くでセシリーを降ろし、背中を押す。

セシリーは悲しそうにこちらを振り向いた。

「やっぱり...気乗りしませんわ...」

「いいんだよ、美人なら!なんだっていいのっ!」

「え、えぇ...?」

もう一度背中を押して、人並みに押しやる。

歓声が沸き上がる中、壇上にセシリーが立った。番号は11番...今回のtotoの結果は決まったな...これで今月分のリィズのお小遣い分にはなる、ズサァァンッ!!!...な?

校舎の上に軍のパワードスーツが落ちてきた...な、な、なんだよ...?

そして、

あれは...二つ目で、ガスマスク付きの...IS?

{我々はクロスボーンバンガード!女性の権利を保障するために参上した!}

クロスボーン...バンガード...?

{これより、このフロンティア市を、女性のための国コスモバビロニアと建国する!}

コスモ...バビロニア?女性のための国?!


上から今度は軍のISが宣言の声を上げた二つ目のISに突っ込んだ。

!!!!.....「「「ああああああああ?!」」」先ほどまでミスコンを見ていた観客の上に、大型のIS、ジェガンが落ちてくる。

セシリーは!

ステージの方を見る。...セシリー!

彼女のドレスのスカートには鉄パイプが刺さっていた。

「セシリーっ!」

「...シーブック!」

「大丈夫、じゃないよな...」

「私、一人で大丈夫ですから!シーブックはリィズさんと逃げて!」

「そんなわけにはいかないだろうっ?」

スカートを引っ張り、鉄パイプから引っこ抜く。

「逃げるぞ!」

「逃げるってどこへですの?!」

「シェルターがある!」

「シーブック!」

「どうしたんだよ、ドワイト?」

「そんなのんきなこと言ってられないんだよ!ここらへんのシェルターは満杯で、入れないんだ!」

「それってホントの話か?」

「あぁ...」

「まずいよ、それは...」

「とりあえず、街外れの戦争博物館のシェルターが開いてるかもしれないって、親父が言ってた。」

「港の海軍基地のお偉いさんか...」

「とりあえず、1度家に帰ってから、もう一度集合しよう!」

「わかった。30分後に!」

「ああ!」

「分かりましたわ!」












「ドワイト...どうだった?」

ドワイトや、道中で出会ったアーサー達がシェルターを探しに行き、外で見張っていると...ドワイトが戻ってきた。

「だめだ...ロイ将軍ってやつは、シェルター自体を埋めちゃってたんだ。」

「どうする?」

「港に行くしかない...沖には、軍の艦船が来ているらしい。」

「わかった。でも、アーサーは?」

他に出会った友人たちの姿は見えても、アーサーだけが見つからない。

!!!

パワードスーツ?違う!戦車だ!

出てきたのはパワードスーツの胴体に、下半身が戦車の奇妙な機体が出てきた。

そして、アーサーは胴体の上にあるキャノピーから体を乗り上げていた。

「皆!俺がこのガンタンクで道を開く!」

「バカ!アーサー!そんな目立つ機体じゃあISに殺されちまうよ!」

「大丈夫大丈夫!」

「アーサー、クロスボーンのパワードスーツだ!」

先ほどの二つ目のISを小さくしたようなパワードスーツがとがった武器をアーサーに向かって発射した。

「「「アーサーっ!」」」













 
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