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ヘタリア学園

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第六千百七十三話  予想通り難敵だった

第六千百七十三話  予想通り難敵だった
 オランダに勝った日本ですが試合が終わって疲れきって言いました。
「強かったです」
「負けたわ」
 オランダも無表情ですが疲れがお顔に出ています。
「延長十一回までいってよおやったわ」
「何とか勝てました」
「ナイスプレイやったわ」
 オランダはここで右手を差し出しました、日本も応えて握手をしました。
「またな」
「はい、こちらこそ」
 何しろ日本の強力助っ人達にメジャーリーガーも数人いたのです、強くない筈がありませんでしたし実際にかなりの死闘でした。
 そしてそれが終わってです、日本は思いました。
「この二次、楽な戦いではないですね」
「お互いにそうじゃな」
「まだ恐ろしい強敵が二国控えています」
 オランダだけでなく、というのです。
「キューバさんとイスラエルさんが」
「勝たなあかんのう」
 負けたオランダも思うことでした、延長十一回の死闘が終わってもまだ死闘が続く。今回のWBCは一試合も気が抜けません。


第六千百七十三話   完


                         2017・3・13 
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