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ブレイブソード×ブレイズソウル 短編 「LOSTmemory」

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プロローグ
  LOSTmemory〜幸せのありか〜

 
前書き
えーっとこれは、作者自身暇すぎ・・・何でもないです
読者さんにあの1話の冒頭を深く知ってもらいたくて書きました。 

 
俺は何のために戦ったんだ、あの忌々しい戦いで功績を残す為か・・・違う・・・なら、愛する者の為か・・・
そうだったな・・・秋茜・・・

━━━━LOSTmemory━━━

???「マスターもう朝ですよ起きてください」

紅葉のような赤い髪の狐耳の魔剣少女がベッドで寝ている少年を起こしにきた

???「昨日は疲れたんだ、まだ寝かせてくれよ秋茜〜」

蒼い髪の黒い服の少年がベッドで寝ながら少女を秋茜(あかね)と呼んだ

秋茜「本当に仕方ないマスターですね〜、後30分だけですよ・・・ねぇマスター?」

???「なんだ?俺はまだ起きないぞ」

秋茜「私も隣で寝ていいですか?」

???「うん?別にいいが」

秋茜「ありがとうございます!」

秋茜は嬉しそうに少年の布団の中に潜り込んだ

秋茜「ねぇマスター、他の人達が言ってました。私は普通の魔剣達とは違うって何処が違うのでしょ?」

???「お前は俺の魔剣だろ、他の奴が何と言おうとこの俺、タイガの相棒だ。それにお前は普通の魔剣だ」

タイガは秋茜を自分の方に引き寄せて抱きしめて言った

秋茜「/////やっぱりマスターは誰よりも優しいですね、私はそんなマスターが世界一好きです」

タイガ「そんな事面と向かって言われたら照れるじゃねぇか・・・ありがとうな、俺もお前が大好きだ」

ピピピ目覚まし時計が鳴り出した

秋茜「さ、マスターもう30分経ちましたよ。起きて起きてー」

タイガ「マジかよ」

タイガは着ていた黒い服を脱ぎ、黒のコートを肩に羽織り自室を秋茜と共にでて下に続く階段を降りていった

━━━━━リビング━━━━

秋茜「マスター、今日は何が食べたいですか?」

タイガ「何でもいい」

秋茜はほっぺを膨らませた

秋茜「何でもって難しいんですよ、もおー」

タイガ「悪かった、悪かった・・・んじゃいつもの和食でお願いするよ」

秋茜は満面の笑みをして「わかりました」と答えた

秋茜「ふんふんふんーん♪」

タイガ「なー秋茜、何か、新婚さんみたいだな俺達/////」

秋茜「な、マスターもう/////」

2人とも照れていた

秋茜「マスター出来ましたよ、たーんと食べてくださいね」

タイガの前に出されたのは美しくて食べるのが勿体ないぐらいの綺麗な和食だった

タイガ「いただきます」

タイガ「うめーモグモグ」

秋茜「もう、マスター食べながら喋るなんて行儀が悪いですよ」

タイガ「いや、だって美味いんだもん」

・・・モグモグ・・・

タイガ「ごちそうさまでした」

秋茜「お粗末さまでした・・・フフフ、マスターほっぺにご飯付いてますよ」

タイガのほっぺに付いてたご飯粒を指で取り食べた

タイガ「ありがとうな/////」

タイガ「さ、秋茜行こっか」

秋茜「はい」

秋茜はタイガがそう言うと魔剣状態になりタイガの腰に掛けられた

━━━酒場━━━

銀髪の男がタイガを待っていた

タイガ「よぉ、シドウ元気か?」

シドウ「元気な訳があるか・・・エクスカリバー・・・アンロック」

シドウがそう言うとエクスカリバーはアンロックされ出現した

エクスカリバー「あら、タイガさんお久しぶりですね」

タイガ「あー、そうだなエクスカリバー・・・秋茜出ておいで」

タイガがそう言いながら鞘を撫でると秋茜がアンロック状態になり出てきた

秋茜「あ、シドウさんお久しぶりですね。マスターがお世話になってます」

タイガ「お世話になってないからね」

シドウ「はぁ・・・まだ、秋茜を所有していたのか・・・あれほど危険だと言ったのに」

タイガ「別に良いんだよ、俺はコイツが好きなんだよ、文句あんならあの時の決着付けてやってもいいぜ」

シドウはため息をつきながらもエクスカリバーを魔剣状態に戻した

シドウ「お前が勝てば俺はもうなにも言わん」

タイガ「元々、お前が口挟む事でもないけどな」

━━━━酒場前広場━━━
激しく刃のぶつかり合う音が街中に響きわたる

シドウ「やはり、貴様との戦いは楽しいものだな」

タイガ「俺は楽しくねぇーけどな」

二人は一瞬距離をとり叫んだ

タイガ&シドウ「コレで終わりにする」

タイガ「いくぞ、秋茜準備はいいか」
秋茜「いつでも撃てますよマスター」
タイガ「いい子だ」

シドウ「エクスカリバー・・・ブレイズドライブは撃てるな」
エクスカリバー「いつでも」
シドウ「いくぞ」

タイガ&シドウ「ブレイズドライブ」

街中に閃光と激しい斬撃音が響きわたった後爆風が吹き荒れた

シドウ「グハッ」
エクスカリバー「マスター大丈夫ですか」
シドウ「大丈夫だ心配には及ばん」

タイガ「なぁ、シドウもう俺と秋茜の事は口挟まないんだな」

シドウは頷き体を起こして酒場の中に入って行った

タイガ「秋茜アンロック、お疲れ様」

タイガは秋茜の頭を撫でる

秋茜「マ、マスターやめてください/////恥ずかしいです」

タイガ「俺達も中入るか」

秋茜「はい/////」

タイガ達はその後、何千何万と討滅作戦、統一戦などに参加しあのユグドラシルに名を刻みこんだ男として歴史に名を残す事になる。そしてあの災厄の大戦争が勃発した

━━━━オケアノス戦域━━━━

タイガと秋茜が共にその戦場に乗り込む前の事だった・・・

タイガ「なぁ、秋茜この戦いが終わったら結婚しよっか」

秋茜「今、何て?/////結婚ですか/////分かりました」

前代未聞だった魔剣と人間が結婚するなんて誰も聞いた事が無かった

タイガ「さ、何時ものように勝って俺達の家に帰ろうか」

秋茜「えー、そうですねマスター・・・いや貴方/////」

タイガはその戦場を生き残り宣言通り秋茜と結婚しその翌年には子どもも産まれ幸せな家庭が作れたのだが・・・

???「パパー」

タイガ「どうした、シュウ?」

シュウ「ボクもパパみたいなカッコいい魔剣使いになるー」

タイガ「お前なら、なれるさきっと・・・じゃ
、行ってくるな、秋茜行くぞー」

秋茜「はーい」

シュウ「パパママいってらしゃい」

そして、彼らはシュウの待つ家に帰る事は無かった

━━━━━━━
魔界歴84年トリシューラ戦争戦死者
戦死 タイガ=二ーベルグ(魔界年齢34歳)
戦死 神刀秋茜(魔界年齢32歳)

死因 不明
死体は回収されていない
━━━━━━━
end 
 

 
後書き
秋茜ちゃんが危険だと言われる理由は元々霊獣だったからである。シドウが心配していた理由はまたいつ霊獣に戻ってしまうかわからないからです。・・・と言う作者の考えです(_・ω・)_バァン 
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