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Blue Rose

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第四十三話 あえてその場所にその十五

「そうなのよ」
「そのこともいいことだな」
「そうしたことまで考えて作ってくれてるから」
「いいんだな」
「調味料は必要でもね」
 それでもというのだ。
「こうした場所はやっぱり」
「薄味が基本か」
「そう、健康の為に」
「調味料を控えても美味くする方法があるか」
「塩分を控えてね」
「そうなんだな」
「私も気をつけてるし」 
 優花は自分もだと話した。
「お料理の時は」
「そういえば御前料理も得意だな」
「ええ、それでその時はね」
「塩分控えめか」
「そうしたことも気をつけてるの」
「成程な」
「じゃあこのちゃんぽんも食べて」
 優花もまたその豚骨スープと野菜達の中の太い麺を食べつつ言った。
「いざ、よね」
「ああ、絶対にな」
「私の未来をなのね」
「掴もうな、他人の人生を脅す奴なんか」
 衝夫や鍛冶元の様な輩はというのだ。
「潰してそしてな」
「二度と社会に出られない様にしてあげるわ」
 優子も言う、こう言ってだった。優花を守るべく力を合わせていくのだった。


第四十三話   完


                        2016・10・24 
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