アンジュリーゼ物語
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第20話 2つの勢力
時空融合を止める者達と、新世界の創造を目指す者達との戦い。
それがミスルギ皇都の上空で行われているのだ。
一方、ミスルギ宮の地下牢にいるアンジュリーゼはリザーディアにこう言う。
アンジュリーゼ「エンブリヲ様がなぜ貴女に命令をしたのですか?」
リザーディア「知らない。」
ネオ・アルゼナルという組織の一員であるアンジェラは、アルゼナル軍の一員であるヒルダに対してこう言う。
アンジェラ「一緒に世界の破壊を目指すのはいいけど、貴女達と仲良くなるのは嫌よ。」
ヒルダ「そんなこと言うなよ。仲良くなろうぜ。もういじめないから。」
ロザリー「そうだぜ。」
アンジェラ「貴女達は信じないわ。とにかく、世界が完全に壊されるのを待とうじゃないの!」
アンジェラは、ロザリーやクリスと仲良くなろうと思わず、敵と戦うことに夢中になっている。
アンジェラと、ダイヤモンドローズ騎士団のクリスとの戦い。
アンジェラ「クリス、あの借りは1000万倍にして返してやるわ!マナの世界に溺れつつ死になさい!!」
アンジェラのビルキスと、クリスのテオドーラが激しくぶつかり合っている。
そんな中、シンギュラーから沢山のドラゴンがやってきた。
龍神器に乗る者達の手助けをするために。
クリス「アンジェラ、これで形勢逆転だね。」
アンジェラ「そうなの?」
新世界の創造を目指す者達の戦力は半端じゃなかった。
よって、ドラゴンが多数射殺された。
アルゼナルの兵士が乗る戦艦・アウローラに、タスクという青年が乗っている。
アレクトラ「坊や、世界が壊される所はいかがなものかな?」
タスク「最高です。父や母を、そして仲間を殺したこの世界、憎いほど壊したいものです。」
アレクトラ「わかっているだろうな、エンブリヲが世界を壊してくれるのだぞ。お前の仲間や両親を殺したエンブリヲがな。」
タスク「エンブリヲをずっと憎んでばかりいました。そんな彼が、世界を壊してくれるなんて、夢にも思いませんでした。」
リザーディア「この世界はもうじき完全に破壊されようとしている。だが私とアンジュリーゼの力ではどうにもならないだろう。貴女はヴィルキスを奪われているし。彼女達に期待することだな。私はサラマンディーネ様達に期待する。」
ページ上へ戻る