八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第百一話 長崎へその一
第百一話 長崎へ
長崎に出発する時が来た、畑中さんは朝食を食べるとすぐに僕達に言ってくれた。
「では皆さん」
「これからですね」
「出発です」
こう僕達皆に声をかけてくれた。
「まずは小野さんが運転されるバスに乗り」
「八条駅まで行ってですね」
「そこから特急に乗りましょう」
こう僕にも答えてくれた。
「長崎まで行く」
「そのままですね」
「はい、長崎行きのです」
「それに乗って途中で、ですか」
「鳥栖で乗り換えです」
何でも北九州では結構重要なターミナルの場所らしい、裕子さんが言うには八条鉄道の鳥栖駅も結構な大きさらしい。
「そしてです」
「ハウステンボスまで、ですね」
「行きますので」
「それでハウステンボスを拠点として」
「はい」
まさにという返事だった。
「長崎や佐世保にも行きましょう」
「それで勿論ハウステンボスもですね」
「楽しみましょう」
拠点となるその場所もというのだ。
「あの場所は最高の場所の一つです」
「そこまでいいんですね」
「私も大好きです」
そのハウステンボスがというのだ。
「ですから」
「是非ですね」
「行きましょう」
「今から」
「では皆さん用意は出来ましたか」
畑中さんは僕達にこのことについて確認してきた。
「今すぐに出発出来ますか」
「ええ、いいわヨ」
「何時でもいけるある」
まずはジューンさんと水蓮さんが答えてくれた。
「お部屋にある鞄を持てばネ」
「それで出発出来るある」
「そうですか、では他の方は」
「はい、私もです」
小夜子さんは今も礼儀正しい。
「出発出来ます」
「私もよ」
「僕もよ」
「あたしもね」
皆それぞれ言うのだった。
「いけるから」
「今すぐに鞄を持ってね」
「長崎に行けるわ」
二十四人の娘全員が笑顔で言ってくれた、そしてだった。
僕もだ、畑中さんに笑顔で言えた。
「僕もです」
「それでは」
「はい、行きましょう」
「私も用意が出来ています」
畑中さんは言うまでもなかった、この辺りの用意のよさは流石と言えた。流石に執事のプロフェッショナルだ。
「では」
「もうバスの用意は出来ていますよ」
小野さんも来て僕ににこりと笑って言ってくれた。
「何時でも出発出来ます」
「特急は今から駅に向かって着いて少ししたらです」
また畑中さんが言ってくれた。
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