サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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tera〜店内にて〜
ウィイィン(自動ドア)
店員:「いらっしゃいませ〜(笑顔)」
ヒカリはエリカに誘導され、店内に入った。
ヒカリ:「、、、」
ヒカリ(、、、何でだろう。この人、
初めてなのに全然抵抗感がない)
ヒカリは何故か不思議と、
自然にエリカについて行ける事に
疑問を感じていた。
ヒカリ(それににしても、エリカさんって
良い匂いすわね、、何の香水使ってるのかしら)
エリカ:「ここが化粧品売り場ですのよ」(笑顔)
ヒカリ:「え?、、あっ」
ヒカリは化粧品売コーナーにきた。
エリカ:「お客様は素が可愛らしいお顔の
持ち主ですから、薄いお化粧の方美しさが
引き立つと思います」(笑顔)
ヒカリ:「いえいえそんなっ、、あ!
ミツハニーラボ(化粧水)が安いわ!」
エリカ:「うふ♪、、ミツハニーラボは
若い女性に人気の商品ですから(笑顔)
人気商品はどこよりも安く、そして
あまり使われていない商品も、組み合わせで
可愛らしさが引き立つと言う事を宣伝する。
それが、teraの持ち味の一つですのよ♪」
ヒカリ:「へぇ〜!良いお店ですね!」
ヒカリはその後も店内をまわり、
気づくと香水コーナーに来ていた。
エリカ:「お客様は旦那様か彼氏さんは
いらっしゃるのですか?」(笑顔)
ヒカリ:「いや、あたしは結婚もしてませんし、
彼氏もいないですよっ」
エリカ:「あらまぁ、
こんなに可愛いらしいのに(驚)」
ヒカリ:「いえいえ全然(困笑)」
エリカ:「でも、好きな人はいるんでしょう?」
ヒカリ:「えっ!」
ヒカリは動揺した。
エリカ:「うふ♪(笑顔)
恋人が居なくても、お客様の心に
ゆとりが感じられますから♪」
ヒカリ:「ゆとり、、ですか?」
エリカ:「私の予想ですと、その方とは
友達以上恋人未満、何かがきっかけで
一歩踏み出せないように感じられますわ(笑顔)
あら私ったら、勝手な物言いを、、。
申し訳ございませんっ」
ヒカリ:「あ、、いえいえ」(困笑)
ヒカリは心の焦りを、
香水を見つめて誤魔化した。
エリカ:「それに、お客様は何故か
”私と同じ匂い”がしますもの、、、」
エリカ:「えっ?」
ヒカリが香水を見つめている時、
エリカはヒカリのベルト周りに注目していた。
服に隠れている為見えないが、ヒカリの腰には
モンスターボールが装備されている。
エリカ:「、、うふ(笑顔)」
ヒカリ:「どう意味ですか?」
エリカ:「あっ、もし宜しければ、事務室で
休んで行ったら如何でしょうか?」(笑顔)
エリカは質問を遮った。
ヒカリ:「あ、でもあたし今、、」
エリカ:「お客様には特別、
香水等の新商品をお見せ致しますわ♪」
ヒカリ:「新商品ですか?」
エリカ:「ええ(笑顔)私、お客様を
見ていると何故かサービス精神が
働いてしまいまして、、(笑顔)」
ヒカリ:「うーん、、でも、、、」
ヒカリ(どうしよう)
エリカ:「お好きな時間にお帰りになっても
宜しいので、どうぞこちらへ、、、(笑顔)」
ヒカリ:「じゃあ、ちょっとだけ、、、」
ヒカリ(どうしてかしら、、。何故か自然と
エリカさんにだんだん吸い込まれてる気がする。
店長だから接客が上手いのかな、、)
エリカ:「、、、うふ(笑顔)」
ヒカリがエリカに誘導され事務室に
向かうと、、、
prrrrprrrr prrrrprrrr(ヒカリの携帯)
ヒカリの携帯がなった。
ヒカリ:「あ、ちょっと待って下さい」
ヒカリ(誰かしら、、、マリナさん?)
エリカ:「どうかなさいました?」
ヒカリ:「ちょっと電話が鳴ってまして、、」
電話の相手はマリナであり、
ヒカリはトイレに向かった。
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