| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千六百九十五話  その主張に

第五千六百九十五話  その主張に
 ナチスの人達、特にアドルフ=ヒトラーの主張にです。ドイツの国民達はあっという間に惹き付けられました。
「そうだ、その通りだ!」
「この人達の言う通りだ!」
「この人達の言うことは正しい!」
 皆口々に言って熱狂的に支持しだしました、そしてドイツもプロイセンもでした。
「若しかすると」
「ああ、この人達ならな」
「今の俺達をどうにかしてくれるかも知れない」
「正直今のままじゃどうしようもないからな」
 そうした状況なのは否定出来ませんでした。そしてプロイセンはドイツに対して真顔でこう言ったのでした。
「恐慌のせいで俺達も国民もボロボロだぜ」
「明日のパンもジャガイモもわからないからな」
「インフレは相変わらずでな」
「この状況を何とかしてくれるなら」
「あの人達でもいいか」
「主張にはどうかと思う節も多いが」
 それでもでした、ドイツもプロイセンもです。
 ナチスの人達に傾きはじめました、もう経済も内政も外交もどうしようもない位に酷かったのは事実だったので。


第五千六百九十五話   完


                         2017・1・26
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧