サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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その後、ヒロシとおばあちゃんは
タクシーに乗った。
車中にて、、、
ヒロシ:「ところで、おばあちゃんは
携帯電話を持ってますか?」
おばあちゃん:「携帯電話なら
息子が持っておるぞ。」
ヒロシ(おばあちゃんは持ってないか、、。
って事は、犯人は指定した場所に現金を
置かせるんじゃなく直接おばあちゃんから
受け取る気か)
やがてタクシーは、
ヒロシとおばあちゃんを乗せ人気のない、
工業団地の外れに向かった。
ヒロシ:「一旦ここで止めて下さい」
ヒロシとおばあちゃんは
一旦タクシーから降りた。ヒロシ達が
降りた場所には建物が何件か並んでおり、
工業団地の中で最も目立たない場所だった。
おばあちゃん:「息子の会社はどこじゃ?」
ヒロシ:「あの角を左に曲がると
100メートル前方に三回建ての会社が見えます。
今いる場所と違って、会社の周囲には
建物がありませんから、
そこに行けば大丈夫です。」
おばあちゃん:「そうかの、、。」
ヒロシはおばあちゃんを
再びタクシーに乗せ、おばあちゃんを
乗せたタクシーは例の会社に向かった。
ヒロシ:「エレクッ頼んだ!」
スッ(モンスターボール)
ポーンッ
エレク:「ビリッ」
ヒロシはエレクを出した。
ヒロシ:「エレクッ、”ひかりのかべ”で
姿を消した後、あの角を曲がって
タクシーを追ってくれ!おばあちゃんが
危険な目にあったら、その時は頼む」
エレク:「ビリッ」
エレクは”ひかりのかべ”で姿を消し、
おばあちゃんの元へ向かった。
ピッ(ヒロシの携帯)
ヒロシ(現金手渡しの行動から見て、
恐らく犯人は複数。会社の三階窓から
ターゲットのおばあちゃんを確認した後
仲間に知らせ、受け取り人が玄関から出てくる。
おばあちゃんから現金を受け取った後に
逃走するとしたら、その逃げ道は裏口しかない)
ヒロシは、現在自分が立っている場所が
犯人達の死角になっている事を把握しており、
犯人グループの行動を先読みしようとした。
ヒロシ:(なら、俺とアークで
裏口に先回りして、カツラさんが作って
くれたこの眼鏡の赤外線機能で
建物内部の犯人の動きを把握しつつ
俺が建物内部に浸入すれば、
アークの”ねんりき”で
犯人を逃がさずに確保出来る。
おばあちゃんにはエレクがついていれば
大丈夫だとして、、、よし)
スッ(モンスターボール)
ポーンッ
アーク:「ケーッ」
ヒロシはアークを出した。
ヒロシ:「アークっ。エレクと一緒に、
俺たちで犯人を捕まえるぞ!」
アーク:「ケーッ!」
ヒロシ:「よし!」
ヒロシが裏口に向かおうとすると、、、
???:「そこまでよ!悪質詐欺集団!」
ヒロシ:「、、、え?」
ヒロシが後ろを向くと、
1人のジュンサーが立っていた。
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