ドリトル先生と沖縄の蛇達
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第十一幕その一
第十一幕 沖縄の動物園
ヒヤン達は本島に戻ってすぐに動物園の人に引き取られました、そしてその夜です。
動物の皆は先生と一緒に晩御飯を食べつつ先生に尋ねました。
「これで先生のお仕事は終わり?」
「沖縄でのそれは」
「それじゃあね」
「もう神戸に帰る?」
「いや、実はね」
先生は皆にお話をします、今日はそーきそばに足てびちにゴーヤチャンプル、ミミガーにラフテーといったものを沖縄のビールと一緒に楽しんでいます。
ビールを大ジョッキで飲みつつです、先生は答えました。
「明日動物園に行くんだ」
「ヒヤンさんやハイさん達が入った」
「その動物園になんだ」
「行くんだね」
「彼等のお家になるからね」
その動物園がというのです。
「だからね」
「どうしたお家なのか」
「チェックするんだね」
「そこに住んで大丈夫か」
「そういうことを確かめに」
「お話を聞くといい動物園みたいだけれど」
それでもというのです。
「その目で確かめる」
「百聞は一見に如かず」
「だからだね」
「先生自身でも観る」
「そうするんだね」
「特に爬虫類のコーナーをね」
そちらをというのです。
「観たいね」
「ああ、そのヒヤンさんやハイさん達が入っている」
「そこを詳しくだね」
「観てそして」
「大丈夫かどうか確かめたいんだね」
「そうなんだ、だからね」
それでというのです。
「明日はそこに行くよ、そして明後日にね」
「ここを経つんだね」
「長くて楽しい旅だったけれど」
「その旅も終わるんだね」
「そうなるよ、いや沖縄はね」
先生は皆に笑顔でお話しました。
「いい場所だったね」
「本当にね」
「先生にとっては最高の場所の一つだったね」
「学ぶべきことが沢山あって」
「学者さんには最高の場所だね」
「うん、独特の生態系に気候にね」
それにとです、先生はそーきそばを美味しく食べつつお話しました。まずは時間を置くとのびてしまう麺類から食べています。
「文化に歴史にって」
「色々あって」
「だからだね」
「楽しい場所だね」
「学ぶ人にとっては」
「そう思ったよ、機会があれば」
その時はというのです。
「また来たいね」
「そして学びたい」
「楽しみたい」
「そうしたいんだね」
「そう思ったし思っているよ」
今もというのです。
「またね」
「フィールドワークだね」
「それに励む」
「またここに来て」
「そうしたいよ、本当に思ったことは」
ここで先生がお話することはといいますと。
「沖縄は基地だけじゃないんだよ」
「基地しか言わない人いるからね」
ガブガブも先生に応えます。
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