八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第九十五話 学園にも戻ってその六
「あの組織が悪事を隠すんだ」
「そうした虐待もですか」
「隠してしまうからですか」
「そうした先生もいる」
「クビにならないんですね」
「この学園は日教組の影響はないがな」
それでも中川先生みたいな変な先生もいる、本当に学校の先生はおかしな人が多いと思う。少なくとも日本では。
「しかしだ」
「公立の学校は、ですか」
「日教組の力が強くて」
「そんな先生がいる」
「クビにならずに」
「そうだ、普通の仕事ならクビだ」
丸坊主を強要したり虐待なんかをしたらだ。
「それがならないから余計におかしくなるんだ」
「悪い奴が処罰されないとですね」
「そいつがもっと悪いことをして」
「周りも影響を受けるから」
「だからですね」
「悪くなる一方なんですね」
「御前等はそんな人間になるな」
絶対にという言葉だった。
「いいな」
「わかりました」
「そうします」
「俺達もそんな人間になりたくないです」
「とんでもない奴ですから」
「そう思う奴にはなるな」
絶対にという返事だった。
「反面教師にしろ」
「そうした奴はですね」
「学校の先生でもですね」
「反面教師ですね」
「そうした人ですね」
「そうだ、最低と思う奴にはなるな」
絶対にという言葉だった。
「俺もなりたくないからな」
「そうしますよ、俺達も」
「絶対にならないです」
「そうした意味でその先生最高の先生ですね」
「ああはなるまいって思えるから」
「そうだな、最高の教師だな」
先生も僕達の言葉を受けてこう言った。
「反面教師って意味でな」
「ですよね、本当に」
「そのことはですね」
「そうした人間になるな」
「そういうことですね」
「そうだ、なるな」
絶対にとだ、先生はまた言った。
「自分がそうしろと言ったらまず自分がそうしてだ」
「虐待とかそうしたこともですね」
「人がしたらいけないことはするな」
「そういうことですね」
「そうだ、あと水も飲めよ」
このことは絶対にというのだ。
「熱中症には気をつけろ」
「はい、そうします」
「水飲みながら走ります」
「あと酒も抜きます」
「気合を入れて」
「酒は抜け」
絶対にという言葉だった。
「アルコールは抜けても飲んだ分脂肪になってるからな」
「そうします」
「それじゃあそうします」
「それじゃあどんどん走ります」
「今日はそれメインですね」
「そうだ、走って走って走るぞ」
今日はというのだ。
「それで身体のキレを戻すぞ」
「そうします」
こう話してだ、そしてだった。
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