| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千六百十七話  ローマに帰ったら

第五千六百十七話  ローマに帰ったら
 ペルシャ皇帝はローマ皇帝を物凄く厚遇しています、そんな中ペルシャ皇帝はローマ皇帝に尋ねました。
「帰りたいと思う時はあるか」
「ローマに」
「そうだ、貴殿の国だが」
「若し帰ったら」
 ローマ皇帝はペルシャ皇帝にお話しました。
「大変なことになる」
「というと?」
「敵に捕虜になった恥晒しとして」
 そうした扱いでというのです。
「即刻ティベレ川に放り込まれる」
「そうなるのか」
「我が国の皇帝は少しでも不評だと」
 もうそれだけで、です。
「そうなる」
「命はないのか」
「そんな仕事だから」
 だからというのです。
「もう帰られない」
「それは大変だな」
 だから帰るつもりはないです、しかも厚遇されていますし。


第五千六百十七話   完


                      2016・12・17
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧