ヘタリア学園
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第五千六百十五話 色々造らせる
第五千六百十五話 色々造らせる
ペルシャの皇帝さんは芸術家の人達を呼んで告げました。
「この度のことは記念にしないとならない」
「ローマ皇帝を捕虜にしたことは」
「そうされるのですか」
「そうだ、朕が彼の手を握ってだ」
そうしてというのだ。
「馬上で捕まえたレリーフ等がいいな」
「現実ではかなり有り得ないですね」
「実際とも全く違いますよね」
「そのことはあまり気にしなくていい」
かなり居直った発言でした。
「芸術としてどうかだ」
「だからですか」
「その様な作品でいけと」
「そうだ、造ってくれ」
こう芸術家の人達に言います。
「レリーフなり何なりとな」
「わかりました、それでは」
「その様に造っていきます」
「ではな」
こうしてです、ローマ皇帝を捕らえた記念の作品が造られるのでした。こんなの現実にはないだろうという作品がです。
第五千六百十五話 完
2016・12・16
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