ドリトル先生と沖縄の蛇達
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第五幕その三
「ついついね」
「ぐっすり寝ちゃうよね」
「僕達基本よく寝るけれど」
「こうした時はね」
「特に寝るよね」
「今みたいに」
「暑い場所から涼しいクーラーの効いた場所に入ると」
それだけでとです、先生も言います。
「それだけで気持ちよくなってね」
「ぐっすり、ってなるね」
「もうそれだけでね」
「いや、気持ちよかったよ」
「だからさっきまで寝てたよ」
「皆でね」
「それは何よりだね、じゃあ今からね」
先生は気持ちよく寝ていてそして気持ちよく起きた皆にさらに言いました、
「お昼を食べに行こうね」
「それでだけれど」
「論文はどうだったの?」
「沖縄の森の環境についての論文」
「そっちはどうだったの?」
「先生のお仕事は」
「好評だったよ」
肝心のそれもとです、笑顔で答えた先生でいsた。
「よかったよ」
「それは何よりだね」
「やっぱり肝心のことが出来たら最高の気持ちになれるよね」
「まあ先生だからね」
「そっちは大丈夫だと思っていたけれど」
「それじゃあね」
「よかったわね」
動物の皆も笑顔で応えます、そしてです。
ここで、です。ポリネシアが言うのでした。
「まあ先生だからね」
「論文は安心していたんだ」
「ええ、完全にね」
「先生は学問については万全だから」
ホワイティもそこは言います。
「安心していたよ、皆ね」
「先生はこと学問については最高だから」
「安心出来ていたわ」
チープサイドの家族もこのことは同じでした。
「しかも油断も慢心もしないから」
「私達も心配していなかったわ」
「心配だったのは忘れもの」
「これだったんだ」
オシツオサレツは朝のことをお話します。
「本当に世間知らずだから」
「忘れものが心配だったんだ」
「けれど忘れものもなかったから」
トートーもにこりとしています。
「これで成功は約束されていたね」
「ただ、凄いのはね」
ジップがこう言うことの対象はといいますと。
「先生って色々な学問の論文が書けるよね」
「前は文学だったかな」
ダブダブは先生が前に参加した学会のことをお話します。
「日本の近代文学の」
「そして今回は環境ね」
ガブガブも言います。
「相変わらず何でも学ぶのね」
「しかも楽しく」
チーチーも言います。
「むしろ楽しんでるから何でも出来るんだね」
「学問は楽しむこと」
最後に老馬が言いました。
「あらゆる学問をだね」
「いや、今回の論文もね」
先生ご自身も応えます。
「最後まで出来てよかったよ」
「それじゃあね」
「その満足感を胸に抱いたまま」
「お昼を食べようね」
「それじゃあね」
「これからね」
「さて、今日はね」
今日食べる御飯のこともお話する先生でした。
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