ドリトル先生と沖縄の蛇達
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第四幕その十一
「こちらも」
「フルーツもですか」
「大好きです、それは知子ちゃんもです」
「安座間さんもですか」
「大好きなので」
それでというのです。
「是非ご一緒に」
「そうさせてもらいますね」
「あの娘とも」
「それに日笠さんともね」
「一緒にね」
動物の皆は先生と一緒にティーセットを楽しみつつお話しました。
「よく冷えたフルーツ食べようね」
「そうしようね」
「神戸に帰ったら」
「そうしようね」
「そうだね、日笠さんも果物好きだし」
先生も応えます、ただし皆の言葉の意味はわかっていません。
「帰ったらね」
「そうしようね」
「いや、暑いと冷えたフルーツもいいね」
「こちらもね」
「いいね」
「カステラもね」
先生はカステラも見ています、そして言うのでした。
「冷えていてね」
「いいよね」
「ヨットの冷蔵庫で冷やしていたけれど」
「冷えたカステラも美味しいね」
「こちらも」
「僕もそう思うよ」
先生はそのカステラも食べて言いました。
「これもいいね」
「こっちで売ってたカステラよね」
「長崎のじゃなくて」
「そうだよね」
「そうだよ」
こう皆にお話します。
「これも中々美味しいね」
「というかね」
「沖縄にもカステラあるんだね」
「しかもカステラって冷やしても美味しいね」
「これはこれで」
「うん、考えてみれば」
先生はカステラを美味しそうに食べながらお話しました。
「ケーキも一緒だね」
「ああ、ケーキは冷やすものだから」
「冷やして食べたら美味しいよね」
「それでカステラも美味しいのね」
「冷やしたら」
「そういうことだよ、実際にね」
先生はどんどんカステラを食べつつ言うのでした。
「美味しいからね」
「そしてこのミルクティーもね」
「よく冷えていて美味しいね」
「氷を入れて冷えていて」
「いい感じだね」
「こうして海とね」
先生はここで海を観ました、するとです。
丁度イルカ達がいました、イルカ達は時折海面まで跳び出ています。その跳んでいる姿を観てまた言った先生でした。
「イルカ達を観てのティータイムもね」
「いいよね」
「これもね」
「素敵な感じだね」
「海でイルカ達を観つつお茶とお菓子を楽しむ」
「最高の贅沢だよね」
「そう、これはね」
まさにと言った先生でした。
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