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エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )

作者:cipher
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第34話 アスラン

Side マリュー・ラミアス

ジェフリー・ワイルダー
「全軍、一時撤退!」

ルリ・ホシノ
「ミスリルからも一時撤退の通知が来ています。艦長!
オーブの領海まで撤退して下さい。」

マリュー
「一時撤退せよ。」

ノイマン
「は!」

トノムラ
「直上から大型の熱量を確認。」

マリュー、ナタル
「え!」

ルリ
「宇宙からの飛来物です。
木星方向から飛んで来ているのを事前に確認しています。
落下推測位置、オーブの領海と地球連合軍の間です。」

マリュー
「全速退避!」

ノイマン
「は!」

Sideout



Side キラ・ヤマト

キラ
「こちら、ミスリルのキラ・ヤマトです。聞こえるかジャスティス!」

アスラン
「ぁ!ぁぁ…」

キラ
「アスランですね。」

アスラン
「…キラ。」

キラ
「宇宙からの飛来物がオーブ近海に落ちてきます。
オーブの領海内に一時避難して下さい。」

アスラン
「分かった。」

Sideout



Side ムルタ・アズラエル

連合軍旗艦艦長
「敵が撤退していきます。」

アズラエル
「え?」

連合軍旗艦オペレーター
「直上から大型の熱量を確認。
コース、前方100km、オーブの領海の近海です。」

連合軍旗艦艦長
「全艦に通達、艦外の作業員に艦内に退避命令!」

連合軍旗艦オペレーター
「は!旗艦より全艦に通達、艦外の作業員に艦内に退避命令!」

Sideout



Side カガリ・ユラ・アスハ

オーブ司令部オペレータA
「全艦、オーブの領海内に退避完了!」

ウズミ
「飛来物の到達予想時間は?」

オーブ司令部オペレータB
「約5分です。」

ウズミ
「アルテミスの傘、展開用意!」

オーブ司令部オペレータA
「は!アルテミスの傘、展開用意!」

Sideout



Side マリュー・ラミアス

マリュー
「これはアルテミスの傘?」

ルリ
「正確には、違います。
ディストーションフィールド(時空歪曲場)です。
アルテミスの傘に似ているは、地球連合軍の分裂させる為の罠です。」

ナタル
「なるほど、大西洋連邦はこれを見て、ユーラシアが加担していると思うからな。」

ルリ
「はい、アラスカで囮にされた、意趣返しと思うでしょう。
コウキさんはただ勝だけでなく、大西洋連邦の孤立を狙っています。」

トノムラ
「飛来物、オーブの領海と連合軍の間に落ちます。」

謎の飛来物が海に落ちた。

トノムラ
「津波発生、こちらにも津波が来ます。」

マリュー、ナタル
「え!」

ルリ
「落ち着いてください。津波はディストーションフィールドで弾かれます。」

Sideout



Side ムルタ・アズラエル

連合軍旗艦オペレータA
「オーブ、アルテミスの傘展開!」

アズラエル
「なに?」

連合軍旗艦オペレータB
「飛来物落下により、津波発生、30秒後にこちらに来ます。」

連合軍旗艦艦長
「総員、何かに掴まれ!」

ブリッジクルー達
「わあーー!」

連合軍旗艦オペレータB
「第二波発来ます。」

ブリッジクルー達
「ぎゃあーー!」

Sideout



Side カガリ・ユラ・アスハ

ウズミ
「アルテミスの傘、展開解除!」

オーブ司令部オペレータA
「は!アルテミスの傘、展開解除!」

Sideout



Side ジェフリー・ワイルダー

ワイルダー
「全軍、連合軍の捕獲開始!」

S.M.S隊員達
「「Yes, Sir!」」

Sideout



Side ムルタ・アズラエル

連合軍旗艦オペレータC
「敵、艦内に侵入!」

艦内では爆発音と閃光が放たれた。
音響閃光手榴弾である。

連合軍旗艦艦長
「応戦しろ!」

艦橋にも複数の音響閃光手榴弾が投げ込まれた。
艦橋にいた全員が閃光と大音響で一時的麻痺を起こしている。
S.M.Sの隊員達は艦橋を制圧した。

Sideout



Side カガリ・ユラ・アスハ

ワイルダー
「地球連合軍艦隊に告ぐ、旗艦の艦橋を制圧した。
武器を放棄し、こちらの指示に従え!
繰り返す、旗艦の艦橋を制圧した。
武器を放棄し、こちらの指示に従え!」

オーブ指令室
「「おー、やったー!」」
「「かったぞ!」」

ウズミ
「一時の勝利、これからの後始末が大変だ。」

カガリ
「お父様。」

ウズミ
「全てはコウキ殿の戦略だ。
これから外交交渉などの勝負となる。
これを機に大西洋連邦を孤立化せねばならない。
まあそれも、コウキ殿の戦略だがな。」

Sideout



Side アスラン・ザラ

アスラン
「どうして…。」

キラ
「コウキさんが呼んでいます。ジャスティスのパイロットがアスランの筈だから、
僕に呼びに行かせたんだと思います。」

アスラン
「分かった。
俺は…その機体、フリーダム奪還、或いは破壊という命令を本国から受けている。
だが今、俺はお前と、その友軍に敵対する意志はない。」

キラ
「…アスラン…」

アスラン
「話が…したい…お前達と。」

キラ
「アスラン。」

Sideout



Side カガリ・ユラ・アスハ

フラガ
「ハァ…」

マリュー
「私達の出番ありませんでしたね。」

カガリ
「みんな!良くやってくれた!」

フリーダムとジャスティスが軍本部の近郊に着陸する。

フラガ
「ぁぁ…」

カガリ
「ぁっ…」

キサカ
「ぉ…」

カガリ
「ぁっ…ハァ…」

キラとアスランは搭乗機から降りてくる。

アスラン
「…」

キラ
「…」

キサカ
「あの時のザフト兵…」

カガリ
(アスラン!)

オーブの軍人達がアスランに銃口を向ける。

キラ
「彼は敵じゃない!」

カガリ
「ぁっ!」

アークエンジェルクルー達
「「…」」

キラ
「…」

アスラン
「…」

カガリ
「ぁ…ぁぁ…」

キラ
「…」

アスラン
「…」

トリィ
「トリィ!トリィ?」

アスラン
「…」

キラ
「やぁ、アスラン。」

アスラン
「キ…ラ…」

カガリ
「ぉっお、お前らぁーー!」

カガリは二人に飛びついた。

キラ
「あっ…カガリ!」

アスラン
「ぁぁ…」

カガリ
「この…ばっかやろう!ぅ…ぅぅ…」

キラ
「…」

アスラン
「…」

キラとアスランは目で確認しあう。
その顔には険が取れて微笑み合っている。

Sideout



Side アスラン・ザラ

アスラン
「しかし…それは!」

キラ
「うん。大変だってことは解ってる。
ありがとう。」

カガリが二人の飲み物を運んできた。
キラは二つ受け取ると、一つをアスランに渡した。

アスラン
「すまない。」

キラ
「でも、仕方ない。僕もそう思うから。
カガリのお父さんの、言う通りだと思うから。
オーブが地球軍の側に付けば、大西洋連邦は、その力も利用して、プラントを攻めるよ。
ザフトの側に付いても、同じことだ。ただ、敵が変わるだけで。
それじゃあしょうがない。そんなのはもう、嫌なんだ。僕は、だから…」

アスラン
「しかし…!」

キラ
「アスラン。戦わないで済む世界ならいい。」

アスラン
「ぁー…」

キラ
「そんな世界に、ずっと居られたんなら…でも、戦争はどんどん広がろうとするばかりで…。」


~~回想~~

ザラ
「勝つ為に必要となったのだ、あのエネルギーが!」

~~回想終了~~


キラ
「このままじゃぁ本当に、プラントと地球は、お互いに滅ぼし合うしかなくなるよ。」

アスラン
「…」

キラ
「だから、僕も戦うんだ。」

アスラン
「キラ…」

キラ
「例え守るためでも、もう銃を撃ってしまった僕だから。」

アスラン
「…」

キラ
「僕達も…また戦うのかな…」

アスラン
「…キラ!」

キラ
「…」

アスラン
「ぁ…」


~~回想~~

ラクス(回想)
「敵だというのなら、キラを討ちますか?ザフトのアスラン・ザラ!」

~~回想終了~~


アスラン
「くぅっ…」

アスラン
「一つだけ聞きたい!フリーダムには、ニュートロンジャマー・キャンセラーが搭載されている。そのデータ、お前は…。」

キラ
「ここで、あれを何かに利用しようとする人が居るなら、僕が討つ。」

アスラン
「…」

光輝
「よ!二人とも、アスラン久しぶり。」

アスラン
「…久しぶりです。」

キラ
「コウキさん…。」

光輝
「フリーダムの事なら安心だよ。ニュートロンジャマー・キャンセラーは外してある。
後、ジャスティスのニュートロンジャマー・キャンセラーも改修するよ。
今のままだと、危険だからね。本当は核エンジンも外したいところだが、
ザフト軍の所有だからそこまではね。」

アスラン
「フリーダムの動力は?」

光輝
「核融合さ。」

アスラン
「戦艦ならともかく、モビルスーツに搭載出来るサイズじゃ?」

キラ
「いつの間に…」

光輝
「フリーダムとジャスティスの設計図を入手した時から準備していたよ。
アスラン君にはフリーダムの核エンジンの投棄と新しいニュートロンジャマー・キャンセラーのジャスティスへの改修に立ち会って欲しい。
勿論、ニュートロンジャマー・キャンセラーの設計図は渡すので、プラントに持ち帰って欲しい。」

アスラン
「…ぁぁ…」

Sideout



Side キラ・ヤマト

アスラン達はモルゲンレーテの工場に来ていた。

光輝
「アスラン君、これが熱核タービンエンジンだ。MHD発電でエネルギーを得ている。
電磁流体発電の流体には超電導素材を使っている為に、発電効率はジャスティスより高い。
熱核タービンエンジンはブラックボックス化されていて、ミスリルの技術者でないと修理出来ないようにしてある。」

アスラン
「本当にニュートロンジャマー・キャンセラーと核エンジンが外されている。」

光輝
「これが新しいニュートロンジャマー・キャンセラーの設計図だ。
これで核エンジンの暴走事故が防げると共に核ミサイルへの転用が難しくなる。」

アスラン
「どうしてこれを?」

光輝
「ラウ・ル・クルーゼだ。彼がオペレーション・スピットブレイクの情報をムルタ・アズラエルに流した。」

アスラン
「そんな…隊長が…」

光輝
「これが証拠の映像だ。」

光輝はクルーゼがアラスカの街でアズラエルの手先からデータディスクを受け取っている場面とアラスカ基地内部に侵入している様子を映像で見せた。

光輝
「まだ状況証拠だがね。
ただ、サイクロプスの事は間違いなく知っていて、その事をザフト軍に伝えなかったのは事実だ。」

アスラン
「ぁぁ…」

光輝
「このままだとニュートロンジャマー・キャンセラーの情報が地球軍に渡る可能性がある。
そうならないように、君に託したい。二度とユニウス7の過ちを繰り返させないために。
それと君のお父さんに自重して貰いたい。これ以上、戦果を広げない為だ。」

アスラン
「分かりました。」

光輝
「それではジャスティスの改修の間、ウズミ・ナラ・アスハ殿に会って貰おう。」

Sideout



Side カガリ・ユラ・アスハ

アスラン
「なんでずっとくっついている?」

カガリ
「気にするな。見張ってるだけだ。」

アスラン
「そうか。」

カガリ
「キラやコウキが生きて、良かったな。」

アスラン
「え?あぁ…あの時、俺は礼も言わなかったな。」

カガリ
「ぁ…言ったさ、ちゃんと。一応な。」

アスラン
「そうか?」

カガリ
「ボケてたからなぁ。覚えてないんだろ?」

アスラン
「ぁ…ああ。」

カガリ
「キラ、変わったろ。」

アスラン
「…いや。」

カガリ
「そうか?」

アスラン
「やっぱりあいつだよ。」

カガリ
「あー、えーと…」

アスラン
「ん?」

カガリ
「お前…どうするんだ…これから?」

アスラン
「…解らない。」

カガリ
「ぁっ…またかよ。」

アスラン
「だが…もう答えは出ているのかも知れない。」

カガリ
「えっ…」

アスラン
「苦しいな。」

カガリ
「…みんなな。」

Sideout



Side ウズミ・ナラ・アスハ

「今回、集まってもらったのは、コウキ殿より話があるからだ。」

光輝
「まずは紹介しよう、知っている者もいるだろうが、ザフトのアスラン・ザラだ。
現評議会議長パトリック・ザラの一人息子になる。」

「「ぁぁ…」」

光輝
「彼には核兵器に転用出来ない、ニュートロンジャマー・キャンセラーの技術を託す予定だ。」

フラガ
「それじゃ量産化に…」

光輝
「量産化の心配はない。Nジャマー・キャンセラーのベースマテリアルは地球圏では非常に希少な物だ。心配なのは、プラントではなく地球軍だ。
今のNジャマー・キャンセラーが流出した場合、地球軍は核兵器を使うだろう。
一番最悪なシナリオはプラントが自暴自棄になって、宇宙コロニーを大西洋連邦に落とす事だ。」

マリュー、ナタル
「コロニー落とし…」

光輝
「地球軍はそこまで考えてもいない。
プラントを追い詰めたらどうなるのかを。
過去の歴史においても、自爆テロが起きている。
なにもコロニーである必要はない。資源衛星でも構わない。
要は大気圏で燃え尽きなければ、何でも質量兵器になりうる。
プラントの科学者の中には気付いている者はいるだろうが、敢えて進言していない。
仮に今からその攻撃をしたら、ミスリルで撃破する。既に対策済みだ。
そうなればその作戦に関与した人間は法的に裁かれる。
例えユニウス7の遺族だとしても、酌量の余地もない。
少なくても今までは、穏健派のシーゲル・クラインだったので心配なかったが。」

アスラン
「父ならあり得ると言うのですか?」

光輝
「残念ながらそうだ。その証拠にNジャマー・キャンセラーに踏み切った。
評議会を通すことなくね。それに極秘裏にジェネシスを作っている。
巨大なガンマ線レーザー砲で、そのエネルギー源は核エネルギーだ。」

「「…」」

光輝
「おまけにフェイズシフト装甲を持つ。」

アスラン
「そんなばかな?」

光輝
「ミラージュコロイドで隠しているから、開発の作業員しかしらない。
勿論、本来の用途は設計者しか知らないだろうけどね。
どうせ核ミサイルの防御兵器と騙しているのだろう。
これが潜入した工作員の取った映像だ。
また監視衛星の画像から背景の星の位置の食い違いをコンピュータ解析した結果だ。」

マリュー、ナタル
「大きい!」

光輝
「地球にジェネシスが着弾した場合、その影響は単に射線上や周辺のみならず、気象変動等の影響で全生命体の80%以上が死滅するとの計算結果だ。
ただもう遅い。ジェネシスの中核部分は、ミスリルの工作員が建設途中に改修を行っており、射線を地球や月、コロニーに向けて発射するとエネルギーが逆流して自爆する。
この回路はハード的に仕込んである為に全面的に作り直す以外は外せない。」

フラガ
「なぜ破壊しない。」

光輝
「地球に巨大隕石が降って来た場合に活用できる。
その為には月の反対側のL3宙域に移動させたいと思っている。
その為にもアークエンジェルには宇宙に出て貰いたいところだ。
それに地球とプラントの決戦の場は宇宙になる。」

マリュー
「それはカーペンタリア基地が地球軍の手に落ちると…。」

光輝
「いや、その可能性は少ない。
パナマ基地が残っている。マスドライバー施設の再建の方が早い。
特に今回の戦闘で地球軍の弱点を披露してしまった。
カーペンタリア基地はオーブより遠く。
前線基地でも作らないと落とせない。」

フラガ
「それは洋上艦ばかりと言う事か?」

光輝
「いや、それもあるが、S.M.Sが戦闘に先立って行ったのは、補給艦と工作艦の拿捕だ。
遠くなればなるほど、補給が大切になって来る。」

ナタル
「それで前線基地と言うわけですね。」

光輝
「そうだ、ただザフト軍も黙って前線基地を作らせたりしない。」

マリュー
「それでパナマ基地なんですね。」

光輝
「地球軍もそれに気付いたら、突貫工事を開始するだろう。」

フラガ
「それで作戦は?」

光輝
「大西洋連邦の大統領は今回の件をアズラエルの責任に転化しようとする、
ただしそれを知ったブルーコスモスの連中は大統領のスキャンダルを暴露し、
大統領は引責辞任に追い込まれ、アズラエルの責任はうやむやなまま、
副大統領が大統領の職に就くと考えている。
その時が大事だ。南アメリカの独立運動が起きる。
元々下地があったが、大統領の辞任まで活動を表面化しないように、
押しと止めていた。
新大統領はイメージの払拭のため、表立って南アメリカに軍を派遣出来ない。
よってパナマから陸路で部隊を派遣する。
南アメリカとアフリカにはS.M.Sを派遣する予定だ。
大西洋連邦が孤立している間に、赤道連合やスカンジナビア王国は中立宣言をして貰い。アフリカ連邦を樹立の際に容認国として担ってもらう。
ユーラシア連邦と東アジア共和国、プラントは積極的な容認ではなく不可侵条約に留めて貰う。
第三勢力がオーブを中心とした一部として置きたい、終戦協定でユーラシア連邦と東アジア共和国に大西洋連邦を裏切ってもらうつもりだ。
この大西洋連邦を除くプラント理事国には金銭面で、プラントの権利放棄をして貰って、プラントを正式に独立国とする。」

フラガ
「金銭と言うが、プラント設立資金は莫大だぞ。」

光輝
「L4のコロニー群をメンデルを除いて修復した。
資材は全てデブリベルトの廃材を再利用している。
これを譲渡する。足らない費用は残りの廃材を売った費用をダミー会社にプールしている。」

フラガ
「げっいつの間に…。」

光輝
「エクリプス社は相場通りに売っているので、利益も莫大だよ。
希少な資源の内、兵器に利用するマテリアルは保管しているがね。
アスラン君にはNジャマー・キャンセラーの件だけ頼む。
パトリック・ザラへの追及は評議会と国民に任せるのだ。
身内まで反対すると自暴自棄になる。」

アスラン
「分かりました。」

光輝
「VR機を持っているな、オーブに潜入した時に買ったやつだ。」

アスラン
「ばれていましたか…。」

光輝
「ああ、で、VR機には個人認証が機能が付いている。
アスラン君の個人認証でミスリルの裏ルートが開くように設定して置いた。
これでザフト軍の重要機密にもログを残すことなく、アクセス出来る。
私の言う事をそのまま信じずに、自分の目で確認する事だ。
同様に裏ルートを使えば、キラ君とも話が出来るよ。」

アスラン
「ハァ…、プラントはミスリル相手では勝てないようですね。」

キラ
「僕もそう思うよ。」

光輝
「さて最後の仕上げに掛かるとするかな。」

Sideout

 
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