ハイスクールD×D大和の不死鳥
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96修学旅行!始まりは恥ずかしい
◇いのり
修学旅行当日。
京都へと向う新幹線の車内。
私の近くの席は第四勢力の皆が固まっていた。
理由は京都では4人班での行動だったので生徒会を除いた四大勢力メンバーで班を作ることにした。割り振りはこんな感じ…
1班 私、綾瀬、祭、集
2班 真名、アーシア、ゼノヴィア、イリナ
三班 ヴァーリ、木場、ツグミ
班編成はこんな感じ……だけど、この三班で行動するからほとんど変わらない……
「むぅ~私もシュウと同じ班がよかった~」
少し後ろでヴァーリがぼやいていた。
「どうせ、一緒に行動するのだから変わらないでしょ?それに集はいのりんの者だよ~」
「喧嘩売ってる?」
ヴァーリとツグミは木場を挟んで口喧嘩を始める
「喧嘩は良いけど……僕を挟んでするのはやめてほしいな……」
「「イケメン(笑)は黙ってて!」」
「……はい……」
喧嘩を止めようとする木場だったけど二人の息ぴったりに邪魔扱いされ引き下がるしかなかった。それにしても恥ずかしい……
いのり、恥ずかしいのは僕も一緒だから……」
「私もよ……全くもう……ツグミったら…」
私とシュウ、綾瀬の三人はツグミとヴァーリの喧嘩で恥ずかしがっていた。喧嘩の内容はツグミが『集はいのりんと綾ねぇのだよ!』でヴァーリは『シュウは私の!』で言いやってる。それに釣られて他の女子生徒が『桜満君って3股かけてるの!?』とか『ツグミさんもヴァーリさんも大胆!』とか言っている。ついでにエロバカ二人は呪文のようにブツブツと言っていた。
京都駅に着いて、そこから数分歩いたところに大きな高級ホテルが見えた
その名も「京都サーゼクスホテル」。
少し離れたところには「京都セラフォルーホテル」が建っている。
なにをやっているの……あの魔王達……
入り口に立つボーイに学生証を見せ、ホールまで案内された。
きらびやかで豪華絢爛な造りのロビーを見て、四大勢力を除いた生徒たちは圧倒される
「百円均一のショップは京都駅の地下ショッピングセンターにあります。
何か足りないものがあったら、そこで済ませるように。お小遣いは計画的に使わないとダメです。
学生の内から豪快なお金の使い方をしてもロクでもない大人になるだけですよ。
お金は天下の回り物。あれやこれやと使っていたらすぐに無くなりま作ってあるす。
だからこそ100円で済ませなさい。百均は日本の宝です」
ロスヴァイセが生徒達に百均ショップを熱く語っている
私、真名、アーシア、祭のお小遣いは心配いらない……ヤマトからもらったお小遣いは月に世界一周出来るほどの金額でほとんど使わないから増える一方、私達個人で銀行口座を持ってるから引き出して使うことも出来る。
ロスヴァイセは教師に就任してすぐに生徒からの人気を得て、更に歳が近いため「ロスヴァイセちゃん」と親しみを込めて呼ばれていたりする
前に立つ教師の最終確認が終わり、生徒達が従業員から部屋のキーを受け取っていく。
「皆行こうか」
シュウがこの一班を纏めるリーダー的な役割を担っている……この場合、シュウが適任だったから…
「うん!」
「ええ」
「わかった」
私達は自室に荷物をおきに行った。
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