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Fate/ideal

作者:サクラ,
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Episode1 聖杯戦争

 
前書き
こんにちは。
注意点
台本形式に近いところもあります
文章力は低め
これらに注意して見てください 

 
召喚されたセイバーと共にこの別荘のリビングへと移動する。
この別荘は今はエクルが所有しているもので広くはないが狭くもないという微妙な形になっている。
エクルはエルメロイとセイバーに茶を振舞った。

「……あまり美味しくはないな」


悪かったなと少し怒り気味でエクルは答えた。これにはセイバーも同感して2人して飲むのをやめてしまった
そんなにまずいか?……まずいわ

「それで?7騎のサーヴァントは既に揃ってるのか?」

「ああ、セイバーである君が最後に召喚されてすでに聖杯戦争始まってる。もう皆動き出しているだろう」

エルメロイは今の現状を話し始めた。
真名は当たり前ではあるが、誰ひとりわかっていない、まだ他のサーヴァントには接触していないためだからではある。
何もわかってないのかとセイバーが呟いたのにたいしエルメロイはため息をついた

「もう夜だ、今日は寝ようか。セイバー、エルメロイ部屋は用意してある、案内しよう」

2人ともそれに了承し、それぞれの部屋へと案内された。
セイバーは部屋に入り鎧をしまい寝床へとはいる

「聖杯か……オレは今度こそあんたに認めてもらう父上」

セイバーは天井へ手を突き出し拳をにぎりしめた



エクルは黒い剣を磨きながら明日のことを考える。
とりあえずはエルメロイに他のサーヴァントの所在地なんかを調べてもらう。真名もどうにかなる。この剣はそのためにある。
聖杯戦争は開幕した。あとは……勝ち残るだけだ。騎士王と相打ちの形で死んだモードレットを引き当てたのは運が良かったのだろう。さあそろそろ眠ろう……





イギリス各地にいるサーヴァントとそのマスターも動き始める



???

「な……キャスター……何を……する?」

縛り付けられてる男性は苦しみながらも言葉を紡ぐ。
黒い格好をしたキャスターと呼ばれたサーヴァントはこう答えた

「私を縛り付けていい人なんか誰もいないわ、その令呪は邪魔なのよ、私に従いなさい、マスター。私の目を見てあなたはここで眠って私に魔力を供給してればいいの。必要になったら覚ましてあげるわ……」

キャスターのマスターらしき人物は何も言えずに倒れてしまった。
アーサー……まだ私の復讐は終わってない。待ってなさい、聖杯を手に入れたら……今度こそあなたを……



宮殿の一室

宮殿の一室では月桂冠をかぶったサーヴァント、ライダーとそのマスターが話していた

「うん、本来僕は英霊の座には存在しないけどね。今回は妹がこの世界は楽しいって聞いたから。限界まで力を下げてこうしてここにいるんだ。僕は力を貸す。君はこの世界の楽しい所を教える。本来の僕の強さよりはだいぶ下がるけど活躍してみせるよ」

そう言うライダーは笑顔で話した。ライダーのマスターは驚いた顔をしつつ、任せてくださいと答えた。内心、三騎士ではないもののいいサーヴァントを引いたと思っていた。


ある家の一室

「サーヴァントアサシン。またこの世界に立てるとは思いもしませんでした」

黒の長いコートに肩には刃の様なものがついているサーヴァントがいる。そのサーヴァントの前にいるメガネをかけた白衣の男性が話す。

「それはよかった。ではアサシン、私と共にこの聖杯戦争を勝ち取ってはくれぬか」

もちろんですマスターと、アサシンはそう言った。


どこかの山

山の森の中。角の生えたサーヴァントとそのマスターが会話をしている

「ふむ、聖杯戦争か。吾を呼ぶとはわかっているのか。鬼の首魁である吾を従えるか」

「お前の力が必要だ。聖杯を手に入れてくれさえすればあとは俺の知らないところでお前の勝手にしろ、それでいいだろ?略奪だろうが虐殺だろうがなんでもやってろ」

バーサーカーはそれに対し高らかに笑った。汝の願い、叶えるまではこの鬼の力を貸してやろう。そう言うバーサーカーは山を下っていきそれについてくようにマスターも降りていった。



ロンドン塔


ロンドン塔の近くではは2人の男性と女性がいた。


「なるほど、これがろんどんとうと呼ばれるものなのか?主殿」

東方の武器、鎧であろうものをつけるサーヴァントとそのマスターであろう女性

「アーチャー、もういいでしょ、もう歩いてばっかで疲れたわよかえりましょー」

そう言われたアーチャーはふむ、それはいけないな、失礼する。そう言うとマスターを突然担ぎ、歩き始める

「ちょっ!?待って!おろして!アーチャー!」




教会

「私が英霊と呼べるものかわかりませんが……私が召喚されるとは光栄だ。マスター、この槍、この命、あなたのために捧げよう」

教会の中の十字架の下。マスターへと忠誠を誓う、槍を持つサーヴァント。その誓いに対しマスターはよろしく頼むと一言いう。


7騎のサーヴァントはすでに召喚され、聖杯戦争も開幕している勝者が手に入れるは願望機である聖杯。7人のマスターは殺し合う……



イギリス行きの飛行機内

フランスからイギリスへ向かうエルメロイとエクル。セイバーは今、霊体化している。幸い人が少ないので、空いてる席に座ってもらっている
あまり続かない会話を2人でしていたが、エルメロイが問いかけてきた。

「なぜ、わざわざフランスで召喚を選んだんだ?エクル?」

エルメロイの問いにエクルはなんでだろうなと、答えた。
エルメロイの方は予想はしてた。初めてエクルにあった時に連れていた、サーヴァント。あの時のエクルと今のエクルは全く違う。それは連れていたサーヴァントのおかげだとエルメロイは思っている。真名は知らないが、フランスに関係したサーヴァントだったのだろう。わざわざフランスを選んだんだのはきっとそうなのだろう。

「どのみち、呼ぶことは出来ない」

そう呟いたのがエルメロイの耳に入った。その言葉の意味はわからなかった。そこからしばらくはお互いに無言のまま、イギリスへついた。そこからエルメロイと共に時計塔の前までたどり着いた。

「何かあれば連絡してくれ、こちらもなにかわかれば連絡しよう」

そう言ってエルメロイは中へと入っていった。エクルは歩き出し、人の見えないところでセイバーを実体化させた

「 で?これからどうするよ。エクル」

セイバーの問いに少し歩くかと言ってエクルは歩きたした。とりあえず、フランスの別荘ではなく、エクルがここへきてから買った家があるのでそこへと向かう。


エルメロイは時計塔の中を歩いて行き途中で彼の内弟子であるグレイにあう。

「師匠?帰ってきたんですか。講義が始まって5分たってもこないで今日は休みかなと思ってました」

グレイの言葉にエルメロイは悪いな、すぐ向かうと答えた。グレイはいいえと言って教室へ向かって行った。エルメロイも自分の部屋へ戻り必要なものをとってから講義しにも向かった

「さて、始めよう……?」

エルメロイは1人いないことに気づいた。
守矢はどうした?そう聞くエルメロイに対し、知らないとみんなが答えた。守矢花織(もりやかおり)と呼ばれる弓の名家出身の女性だ。
気にはなったが、そのまま講義を続けた。



屋敷

無駄に広い屋敷。イギリスとは程遠い和風の屋敷がありその中では2人が話していた。

「ふむ、主殿は弓を嗜んでいるのか?」

そう聞くアーチャーに彼女は弓を持ち中庭に向かう。それをアーチャーはついていく。中庭には的がいくつかあり、練習できるようになっている。彼女は弓を構え始める

「私の家の守矢は弓の名家だもの。お父さんやお兄ちゃんには叶わないけど、私だってこのくらいは……」

矢を的へと見事に命中させた。アーチャーがお見事と言うと、守矢はこれくらい当たり前よとは言っていたものの、喜ばないよう我慢していた。これはアーチャーも気づいており、ニッコリしていた。

「アーチャー、外へ行くわよ。外へ出ないと探すにも探せないからね」

そういいアーチャーと共に外へとでる。
しばらく歩き回り、お腹すいてきた頃にアーチャー達は敵と遭遇する

「……セイバー、あっちの公園へ向かおう」

セイバー達は歩き始め、アーチャー達もそれをおいかけた
広い公園へとたどり着く。アーチャーは弓を構えた。


セイバーは突然止まったエクルにどうした?と問いかける
エクルは小声で構えろと話す。意図を理解したセイバーは剣を取り出す

「来るぞ!!」

その声とともに3本の矢が飛んでくる。そのうち2本はセイバーが叩き落とし、もう1本はエクルが叩き落とした

「失敗したか……隙を見て逃げ出します。主殿ここからは……」

言葉を遮り私も行くわ、と守矢は言った。ダメだと言おうとしたが、令呪が書いてある手を顔の前に出されたので仕方なく了承した

「無理だけはなさらぬよう……行きます!」

剣を構え走り出しセイバーと剣を打ち合う。守矢もそれについて行き、巻き込まない程度に距離を離れ、見ていた。
でてきた守矢にはエクルは攻撃するつもりもなかった。それはセイバーにも言っていて、サーヴァントさえ消せればマスターに危害は加えるつもりはなかった。
アーチャーの剣の腕はよかったが、セイバーに押されてきていた

「アーチャー!その程度か!!」

叫びながらアーチャーの剣をはじき飛ばした。まずいと思ったアーチャーは宝具を使用としたその瞬間、声が響いた

「やっぱり……サーヴァントとして呼ばれていたのね、私の大切な……」

言葉を聞いたその場にいたものは背筋に寒気を感じた。現れたのはフードをかぶる短剣を持っていた魔術師。フードにはどこかで見たことあるようなマークがついていた。
ただの不気味な魔術師に見えたエクルだったがセイバーの反応はほかと違っていた

「は、母上……」

その言葉にエクルは魔術師の正体がわかった。
クラスはおそらくキャスター。セイバーに縁がある者。
その真名は……

 
 

 
後書き
ここまで読んでいただきありがとうございます
エルメロイの事件簿は読んでいないのでこの先グレイがおかしかったりしたらすいません。
本来の設定や時間軸と違いを感じたらパラレルワールドかなんかだと判断してください 
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