サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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カランカラ〜ン
ムサシ:「はーい!いらっしゃいませー!」
ムサシ(ウチの店に
ヤクザが来るなんて珍しいわね)
サトシ:「ようムサシっ」
ヒカリ:「あら、ほんとにムサシだわっ!」
ムサシ:「なんだジャリボーイ達かっ、
コジロ〜ウ!ジャリボーイ達きたわよー!」
ムサシは店に入ってきたカツラを
ヤクザと思い込んだが、後ろから顔を
出したサトシ達を見て気づいた。
コジロウ:「いらっしゃっ、、、あ」
カツラ:「ふむ、、、売上はどうじゃっ。」
コジロウ:「GWをはさんで
そりゃあもう、例年稀に見ない
売上です」
カツラ:「ふむ、結構、、、」
サトシ(なんでコジロウまで)
カツラ:「わしは”みかじめ料”を
取らんからな、、、。
逆に今日は土産を持ってきたぞ」
クイッ(カツラの手)
カツラはサトシに合図した。
サトシ(えっ?)
ヒカリ:「サトシっ、きのみきのみっ」(小声)
サトシ(ああっ、そっか!)
スッ(きのみ)
サトシはコジロウにきのみを渡した。
コジロウ:「ありがとうございますっ(礼)
、、、でわ、こちらへ、、、。
個室を用意しておりますので」
カツラ:「ふむ、、、見張りはウチの
若いもん達に任せるんでな、、、
お主らは持ち場に戻って良いぞ」
コジロウとカツラは個室に向かった。
ムサシ:「ちょっと何よあれ」
サトシ:「俺もわかんないんだ。
とりあえず、店には迷惑かけないからっ」
ムサシ:「って言うか、あんた達
今日はちゃんと払いなさいよねっ」
サトシ:「わかってるって!」
ヒカリ:「ねぇっ、あたし達どこに
座ればいいかしらっ」
サトシ:「まだ他の客は来てない
みたいだなっ」
ムサシ:「コジロウが今日は9時からにして
欲しいって言ってきたから、いま開店した
ばっかりよ」
サトシ:「えっ?」
ムサシ:「あんた達がまとまって来店して、
”他の客にシルフの”看板持ち”でもいたら
厄介だ”って言ってたわよ」
コジロウは万が一の時に備え
他の客が来る前にサトシ達を来店させた。
ムサシ:「ま、とりあえず適当に座ってなさい」
サトシ:「悪いなムサシっ」
ヒカリ:「ありがとう!」
サトシとヒカリは個室から
少し離れた所に座った。
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