ヘタリア学園
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第五千九百十四話 バルバロイだった
第五千九百十四話 バルバロイだった
トルコは日本に当時のギリシアのことをお話しました。
「市民っていうと日本じゃ怪しい手合いが多いよな」
「沖縄さんのところにも出ます」
「よく自衛隊とか基地とか原発とか慰安婦とかな」
「殆ど同じ人達です」
わざわざ沖縄に出張してまで騒いでいます。
「土人とは言いませんが」
「本当に市民かい?」
「甚だ怪しいです」
「そうだよな、けれど市民ってのは元々ギリシアからの言葉でな」
そこからです。
「諸都市のしっかりとした身分の奴だったんだよ」
「貴族とはいかないまでも」
「ああ、奴隷じゃなかったしな」
「ギリシア人であってですね」
「ヘレネスな、それでヘレネスじゃない奴等はバルバロイだったんだ」
野蛮人という意味です。
「それでマケドニアもだったんでい」
「しかしその野蛮人が統一しましたね」
ヘレネスを自称していたギリシア人達をです、そしてそのうえで人類史上において途方もない戦争をはじめたのです。
第五千九百十四話 完
2016・10・24
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