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ドリトル先生の名監督

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第十幕その三

「それだけでよくないからね」
「怪我をするんだね」
「疲れも溜まるし」
「それを整える為にもね」
「そうしたことは欠かせないのね」
「特にお相撲は裸で身体と身体が激しくぶつかり合うから」
 そうした武道だからというのです。
「怪我が多いのは必然だからね」
「まずは柔軟体操」
「そしてしっかりとした食事」
「その二つなのね」
「それが大事だよ、ただ御飯にお酒をかけて食べることはね」 
 こちらはといいますと。
「よくないと思うけれどね」
「どう考えても糖分摂り過ぎだから」
「糖尿病になるから」
「だからなのね」
「それは駄目なのね」
「そう、止めたんだ」 
 相撲部の皆にもというのです。
「お酒の飲み過ぎもね、あと煙草もね」
「ここも禁煙だしね」
「動物園もね」
「動物の皆の健康に悪いし」
「園内は子供も多いしね」
 煙草は子供の健康いもよくありません、もっと言えば誰の身体にもよくないのです。それが煙草というものです。
「煙草はね」
「やっぱり駄目よね」
「運動をするのならね」
「余計に」
「そう、僕も煙草は吸わないし」
 それにと言う先生でした。
「運動をしていたらね」
「尚更だね」
「煙草を吸ったらいけない」
「そうなんだね」
「そう、歌手もよくないけれどね」
 喉と肺を使うからです、煙草は身体の中でも特にこの二つに影響するのです。
「スポーツ選手もだよ」
「煙草なんてもっての他」
「吸ったらいけない」
「そうしないと本当に強くならないんだね」
「うん、煙草なんて吸ったら」
 また言った先生でした、コアラを見ながら。
「いいことは何もないからね」
「吸わないに限る」
「煙草については」
「そこも気をつけないといけないのね」
「スポーツは」
「そうだよ、だから僕も皆に念を押したんだ」
 相撲部の皆にというのです。
「煙草は絶対に駄目だってね」
「お薬もそうだけれど」
「煙草もなんだね」
「お相撲をしてるのなら絶対に駄目」
「一本も吸ったらいけないって」
「幸い皆最初から吸ってなかったし」
 だからというのです。
「よかったよ」
「そのことはね」
「最初からそうだっから」
「よかったんだね」
「本当にね」
 実際にというのです。
「何よりだったよ」
「煙草は言うまでもないしね」
「身体に悪いっていうのは」
「スポーツをしていたら特にね」
「身体に悪いね」
「そう、だから止めたしね」
 若し吸っていたらです、相撲部の皆も。 
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