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『チロの物語』

作者:零那
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『恋心』



僕は淋しい。
でも
生きてかなきゃ。

生きてくには
おなかに何かを
入れなきゃ。

それと

凍えないように
あったかく
しとかなきゃ。

それを誰かが
教えてくれた。

此をくれたのは
どんな人だろう。

此処を通ってく
此の中に
居るのかな?

待ってれば
逢えるのかな?
逢いたいな。

ありがとうって
言いたいな。
僕も人間だったら
言えるのにな。

そんなことを
想いながら
寒い日が
着々と過ぎる。

見えない誰かに
恋をして
あったかい
気持ちになった。


 
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