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提督していない提督による騒がしい日常

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横須賀集合、そして執務をサボれない前編

 
前書き
今回は早めです
後編は短くなりそうです
なんせ横須賀にいる時間は短いですから...
やはり二航戦は至高です 

 
おはよう、諸君、いい朝だね
...なんて言ってみたりして
今日は珍しく作戦会議があるんだそうだ
新米提督を育てる係になっていた俺は柄にも無くすこし張り切っている
何故かって?そりゃあ宮本の艦隊を見れるんだからな
「提督さん、呉の提督、えーとね、名前なんだったっけ?あぁそうそう、本井さんは着いたらしいよ」
「あいつは適当に通してくれ、矢矧に対応を任そう」
それから少しして
「宮本さんも到着したそうだよ」
401が扉をすこしあけ顔だけだしながら言った
「わかった、あいつはこっちに来るのは初めてだろうしこっちに通してくれ」
「案内は誰をつける?」
「んー、まあ親でいいだろ、iowaに行かせろ」
「ん、伝えとく」
401が扉をしめた後
窓の外、今来た佐世保の奴らを見てこう呟いた
「はっ、1段と賑やかになるな」
と微かに笑いながら言った
〜またすこしして〜
扉がノックされ、声が聞こえた
「久保さん、宮本です」
「ん、あぁ入っていいぞ」
扉が開かれ宮本が入ってきた
「一応報告に来ましたけど、特に言うことありませんよね?」
ポリポリと頬を掻きながら言う
「まあな、一応だから、一応」
俺は苦笑いしながら答える
「それで案内役は誰を付けたんですか?」
俺が聞きたいか?と聞くと無言で頷く
そして一言...
「iowa」
宮本の顔が見るからに青ざめていく
「ははっ、見るからにしまったって顔してるな」
俺は微かに笑う
「まあいい」
俺は矢矧に電話をかける
「矢矧、近くにいるんだろう?ちと執務室まで来てくれ」
返事を聞かず電話を切る
「そういえば合宿したんだって?」
「どっからそれを...」
「情報網を侮らないで欲しいな」
とどうでもいいことを話していると扉がノックされ、躊躇なく入ってくる馬鹿がいた
「宮本、やっと来たのか...この優秀な僕には行動力も敵わないのか」
俺は本井を無視して話を始める
「よし、揃ったな、大規模作戦、及びその作戦会議(仮)を始める」
宮本の顔が真面目になり、本井は...いつも通りと言っておこう、へらへらしている
「今回、言うことは特にねぇ、強いていえばいつもより軽いくらいだ」
「特にないって...」
宮本が呟く
本井が喋ろうとした瞬間扉がノックされた
「この僕の言葉を遮るとは...!!」
「提督ー入るよー」
飛龍の声がした、そして相変わらず返事を聞かずに入ってきた
「およ?結構大事な話?入っちゃ不味かったかな?」
「大事ではあるがいつも通りだ、いいぞ入っても」
そう言うと飛龍が俺の方に歩み寄り横に俺の膝に座る
「結構邪魔だがまあいい、まあ言えることは1つ、本井が突撃、俺と宮本は状況を見てから動く」
宮本は如何にもわけわからんって顔をしていて本井はなぜか誇らしげだ
「まあ、天才で優れた指揮力、そして最強の艦隊がある僕にとっては楽勝ですよ、1人でも余裕です」
俺はそうかそうかと適当に流した
すると本井が
「そういえば久保さんの所の飛龍は髪がすこし長いですね」
うちの飛龍の髪型はすこし長く、肩甲骨らへんに髪がかかるくらいに伸ばしている
ちなみに蒼龍はツインテールではなくなっている
そのことに関し膝に座っている飛龍は
「そだね、この人がロング好きだったのもあるからそのせいかな」
そうだな...ロングとポニテが大好きだよ...
「話を戻す、とりあえず本井が突っ込む、それで艦隊は無事帰投、本井が全治1年ってことで異論はないな?てか認めん、じゃあ解散するけど宮本の艦隊とうちの艦隊演習するから伝えといて」
「わかりました」
宮本は頷きつつ答えた
そして本井は
「なんで僕に被害がくるんですかねぇ?」
と1人で考えていた
2人が部屋から出ていき、話が一段落した
本井を案内していた矢矧は部屋に残っていた
「矢矧、演習場を1つ、開けといてくれ」
矢矧は短く、わかったと言い早々に部屋を出ていった
「なぁ、飛龍ちゃん?そろそろどいてくれませんか?」
「どうしてかな?居心地良いからどきたくないんだけど」
飛龍が俺にもたれかかりながら答える
「おい、理性が飛ぶ、どいてくれ」
「理性が飛ぶのはむしろ好都合だけどこうしてても暇だし、1-1行ってくるね」
そう言って声をかける間もなく部屋から飛び出していった
「どんだけイ級にハマったんだよ...」
そんなことを呟きつつ、となりを見ると、なんとそこには書類の山が...!!
「今日は秘書分はやらないぞ...」
そう心に決めつつ、自分の目の前にある書類の山にしぶしぶ向かい合うのだった
〜少しして〜
扉が悲鳴をあげそうな勢いで扉が開かれ
「たっだいまぁ〜!!」
満面の笑みでキラキラしながら帰ってきた飛龍だった
「はいはい、おかえりさんと言いたいところだが、艦娘のプライベートに関すること以外は終わらせたぞ」
「そうなの?じゃあそのままやっちゃってよ」
何言ってんだこいつ...
俺が怪訝な顔をしていると開きっぱなしの扉から401が顔をだして
「ねぇ飛龍、宮本さんの所と演習するから集合するってさ」
「ということなので、やっといてね、嫁からのお願いです♡」
こちらを振り向き、笑顔で頼まれた
俺はこの笑顔には勝てない
「はぁ〜、わかったやっとく」
その言葉を聞いた飛龍は上機嫌にスキップしながら演習場に向かって行った
2人が行ってすこししてから窓から様子を見る
ちょうどやりはじめるのか
うちのメンバーは旗艦、飛龍を筆頭に相方蒼龍、大和に矢矧、サポートに回ってもらっている401と瑞鳳
「うわっ、これDでも良かったかもしれんな」
まあいい、うちの艦隊の陣形を見てきずいてくれれば嬉しいが...
「まあ、宮本の所は真剣にやってるし、きずかねぇか」
心から楽しんでるような表情をしているうちの艦隊をみて、俺は笑っていた 
 

 
後書き
今回でてきた宮本くんはあっちの作品ですね
相変わらずの本井くん、これからどうなるんでしょうね
そして飛龍の行動がかわいい 
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