ヘタリア学園
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第五千八百二十話 早過ぎた埋葬は
第五千八百二十話 早過ぎた埋葬は
インドは吸血鬼のお話を聞いてオーストラリアに言いました。
「うちにもそんな話はあるたい」
「南洋にもでごわす」
オーストラリアも心当たりがあります、本当に吸血鬼のお話がない国は存在しないと言っていい位です。
「あるでごわす」
「そうたいな、しかしたい」
「しかし?」
「死体からなる吸血鬼にはたい」
ここでインドが言うことはといいますと。
「そもそも死体をなくすことたい」
「火葬でごわすか」
「うちのやり方たい」
死んだ人の身体を燃やして骨だけにしてから埋葬するのです。
「これをやればたい」
「ああ、確かにそうした吸血鬼にはならないでごわすな」
「早過ぎた埋葬で這い出た人にも注意たいな」
「それも怖いでごわす」
吸血鬼は実は早過ぎた埋葬から出て来て酸欠でおかしくなってしまった人だったとも言われています、火葬ですとこちらの心配も確かにありません。
第五千八百二十話 完
2016・9・5
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