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ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダーゴースト ーAquors Gorstー

作者:ribbons00g
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第1章 英雄アイコンとレジェンドライダーアイコン
  第1話 蘇る女神/剣豪の英雄

 
前書き
怪物に殺されてしまったルビィ。

さあ、この後どうなるのか?

第1話が始まります。 

 
ルビィが死んでしまい、親友である花丸はその場で泣き崩れていた。

そして、偶然にも、ルビィの姉である黒澤ダイヤが通りがかる。

ダイヤ(あれって……)

ーーーーーーーーーーーーーー

その頃、別の場所ではルビィの姉である黒澤ダイヤが、学校帰りにあるものを見てしまった。

ダイヤ「あなた、どうしたの・・・・・・って、ルビィ!?」

ダイヤはルビィのもとに駆け寄ろうとするが、ルビィの変わり果てた姿を見て絶句してしまう。

ダイヤ「何・・・・・・これ・・・・・・」

ダイヤは泣き崩れている花丸に声をかけようとしたが、できなかった。

ダイヤ(嘘、そんな・・・・・・)

ダイヤ「ルビィ!!死んじゃダメよ!!ルビィが死んだら、私はどうすればいいのよ・・・・・・」

姉としての責任を果たせなかったダイヤ。その悔しさや責任感から、ダイヤは涙が止まらなかった。

その時、ルビィの制服のポケットからあるものが出てくる。

それは、ルビィが拾った球体の形をした物体である。

だが次の瞬間、その球体から発せられた光で、ルビィの体は吸収されていった。

ダイヤ・花丸「ルビィ(ちゃん)!!」

一方、ルビィは目を覚ますと、なぜか水中の中にいた。そして、水中から顔を出すと、そこは海の景色が広がっていた。

だが、ルビィは今見た景色に違和感があった。ルビィは周りを見渡すが、確かにまわりには海がある。だが、空は白く、人の気配が全くしなかった。

景色の違和感を持ちつつも、ルビィは海岸の方まで進み、海から出る。幸いにも、海岸に近いほうにいたため、比較的簡単に出ることができた。

ルビィは自分の体を見るが、傷は見当たらず、血も出ていない。

ルビィ(そっか、ルビィ、死んじゃったんだ)

親友の花丸の姿も見えないため、ルビィはここで初めて、自分は死んだと認識する。

ルビィ(せっかくアイドルになれるチャンスだったのに・・・・・・まだ死にたくなかったのに・・・・・・お父さん、お母さん、お姉ちゃん、花丸ちゃん、みんな・・・・・・ごめんなさい・・・・・・)

???「簡単に死を受け入れていいのか?」

ルビィ「えっ!?」

人の気配を感じなかったはずなのに、横から声がしたので、ルビィはそこを振り向く。そこには、神様のような雰囲気をした人物がいた。

ルビィ「あ、あわわわわわわ・・・・・・」

???「案ずるな。わしは怪しいものではない。その反応、どうやら、男性が苦手なようだね」

ルビィ(み、見抜かれちゃった。)

ルビィ「か、神様・・・・・・ですか?」

仙人「わしは神様というよりは仙人じゃな。そして、ここはアイコンの中の空間。まあ、そういうのは置いといて。早速だが、君は眼魔という存在によって殺され、死んだ」

ルビィ「そっか、ルビィ、やっぱり死んじゃったんだ」

仙人「驚かないのか?」

ルビィ「うん。ちょっと、心残り・・・・・・あるけど・・・・・・」

仙人「生き返りたいか?」

ルビィ「えっ!?」

仙人「生き返りたいか?」

ルビィ「生き返るって・・・・・・でも、そんなこと・・・・・・」

ルビィがそんなことができるのと思っている中、仙人はさらに話を続ける。

仙人「可能だ。その方法が1つだけある」

ルビィ「それって・・・・・・」

仙人「英雄のアイコン、もしくはライダーのアイコンをどちらか15個集めれば、願いがなんでもかなう」

ルビィ「生き返ることも?」

仙人「もちろんじゃ」

仙人曰く、生き返りたいなど、願いをかなえるためには英雄の魂が宿ったアイコン、もしくは過去に活躍したライダーの魂が宿ったアイコンを、どちらか15個集めることで、願いをかなえてくれるという。
でも、ルビィにはアイコンが何なのかがわからなかった。

ルビィ「でも、アイコンって・・・・・・」

仙人「お前はすでに持っている。朝、お前が拾ったものだ」

仙人がそういうと、ルビィはポケットから朝拾った球体の形をしたものを取り出す。

仙人「それがアイコンじゃ。だが、眼魔もそれを狙っているから、くれぐれも気を付けるのだぞ」

ルビィ「あの、眼魔って・・・・・・」

仙人「お前を殺した怪物のことだ」

ルビィ(生き返ることができるなら、ルビィは・・・・・・)

その時、どこからだかマルやお姉ちゃんの悲鳴が聞こえてきた。ルビィはお姉ちゃんたちのもとに行こうとしたが、仙人がルビィを呼び止める。

仙人「待つのじゃ!!そのまま行っても、眼魔を倒すことはできん!!」

ルビィ「じゃあ、どうしたら・・・・・・このままじゃ、マルやお姉ちゃんまで・・・・・・」

すると、仙人はルビィにある力を与える。そして、ルビィの腰の部分にドライバーが現れる。

仙人「それはゴーストドライバーだ。それにアイコンをセットすることで、仮面ライダーに変身できる」

ルビィ「仮面ライダーに!?」

ルビィ(仮面ライダーって、都市伝説にあったけど、まさか、ルビィが仮面ライダーになるなんて・・・・・・)

仙人「今日から、お前は仮面ライダーゴーストだ!!」

ルビィ(ゴーストって・・・・・・でも、今のルビィにはいいかも)

仙人「あと、お前のサポート役も同行させよう」

すると、仙人の隣に、目玉の形をした人形のようなものが現れる。

ユルセン「俺様はユルセン!!今日からお前のサポート係だ!!まあ、とりあえずよろしくな!!」

ルビィ「よ、よろしく・・・・・・お願いします」

仙人「さあ行け、黒澤ルビィ!!お前の願いをかなえるために!!」

ルビィ「はいぃ・・・・・・って、何でルビィの名前を!?」

仙人「わしを誰だと思っている。わしは仙人じゃ」

ルビィは細かいことを気にせず、アイコンの中の空間から出て、現実世界に戻ってきた。

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一方、現実世界ではダイヤと花丸が眼魔に襲われていた。

もちろん、ダイヤも花丸と同様に眼魔が見えない。

眼魔という見えない敵に襲われ、ただ逃げ惑うしかないダイヤと花丸。ダイヤと花丸を襲っているのは先ほどルビィを殺した2体の眼魔だった。

緑の怪物はリザードマン眼魔、もう1体はアイアン眼魔である。

逃げ続けるダイヤと花丸だが、先が行き止まりになってしまう。

ダイヤ「行き止まりだなんて・・・・・・」

花丸「嫌、まだ死にたくないずら」

あきらめかけたその時、先ほどのアイコンが現れ、中からルビィとユルセンが現れる。

ちなみに、今のルビィとユルセンはダイヤと花丸に見えていない。

ダイヤと花丸を襲おうとした2体の眼魔だが、ルビィが現れ、足を止める。

ルビィ(お姉ちゃん、花丸ちゃん、よかった・・・・・・)

姉のダイヤと花丸が無事であることを安堵すると、ルビィはリザードマン眼魔とアイアン眼魔の方を向く。

ルビィ「眼魔・・・・・・」

ユルセン「ルビィ。ライダーに変身すれば、眼魔に対抗できるぞ」

ルビィ「ど、どうすればいいの?」

ユルセン「手を腰のあたりに当てれば、ドライバーが現れるぞ」

ルビィ(こう、かしら?)

ルビィは手を腰のあたりに当てると、ゴーストドライバーが現れる。

ルビィ「次は、どうしたら」

ユルセン「アイコンのスイッチを押して、ドライバーにセットだ」

ルビィは持っているアイコンのスイッチを押すと、それをドライバーにセットする。ドライバーのカバーを閉じると、ドライバーからパーカーゴーストが現れる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「ど、どうすれば・・・・・・」

ユルセン「レバーを引いて押し込んで、変身だ!!」

《バッチリミナー!バッチリミナー!》

そして、ルビィはドライバーのレバーを引き、押し込む。

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

ゴーストに変身したルビィは手足をよく見る。姿が変わっていることに、本当に変身したと実感する。

ゴースト(これが、ルビィなの・・・・・・)

仮面ライダーゴーストに変身したルビィに、2体の眼魔、リザードマン眼魔とアイアン眼魔が襲い掛かる。

ゴースト「えっ!?ちょっ!?きゃあ!!」

リザードマン眼魔の剣の攻撃をまともに受けるゴースト。さらに、アイアン眼魔のパンチ攻撃も受けてしまう。

ユルセン「ああ、ゴーストといっても、ダメージを受けたら痛いぞ」

ゴースト「それ、先に言ってよ!!」

ゴースト(でも、戦わなきゃ。ルビィが、私がお姉ちゃんやマルを、みんなを守らなきゃ!!)

ダイヤや花丸を守るという決意を固め、ゴーストは反撃に転ずる。最初は扱いも不慣れなものだったが、徐々に戦いに慣れ、敵の攻撃を防ぎながら、攻撃を加えていく。

また、ゴーストであるため、浮遊してリザードマン眼魔の剣攻撃を回避し、再度浮遊しながら、アイアン眼魔に蹴りを加える。

ユルセン「ドライバーのレバーをもう一度引いて、押し込めば、必殺技が使えるぞ」

ゴースト(必殺技、これね!!)

ゴーストはレバーを再度引き、押し込む。ドライバーのレバーを引いて押し込んだことで、ゴーストの必殺技が発動される。

《ダイカイガン!アクア!オメガドライブ!》

ゴースト「ゴーストになっちゃったけど、命、燃やすよ!!」

ゴーストは少し浮遊すると、立ち上がって、近づいてきたアイアン眼魔に右脚のキック攻撃を食らわせる。

必殺技を受けたアイアン眼魔は爆発し、眼魔アイコンも砕け散って消滅した。

それを見たリザードマン眼魔は戦線離脱を図ろうとする。

ゴースト「待ちなさい!!」

ユルセン「まあ慌てるな。こいつを使え!!キャプテンゴースト!!」

ユルセンがイグアナゴーストライカーを召喚し、それに合体しているバイクに乗り、リザードマン眼魔を追う。

ゴースト(あっ、ルビィはバイクの免許持ってない・・・・・・)

ユルセン「心配するな。こいつは常に、ドッキング状態にしてあるからな」

ゴースト「あっ、そうなの?」

そして、リザードマン眼魔に追いつき、イグアナゴーストライカーの鋭い牙と爪の攻撃が、リザードマン眼魔にヒットし、ダウンさせる。

ユルセン「こいつには、ガンガンセイバーという武器がある。使ってみな」

ゴースト「これね」

ゴーストはガンガンセイバーを構え、リザードマン眼魔に立ち向かう。

剣でぶつけ合う両者。だが、剣の使いに慣れていないルビィのゴーストは、次第にリザードマン眼魔に追いつめられる。

ゴースト「武器の扱いには慣れてない。これじゃあ・・・・・・」

ユルセン「だったら、こいつを使え!!」

ユルセンはあるものをゴーストの手元に置かせる。

それは、二刀流の剣士の英雄、宮本武蔵の遺品である刀の鍔である。

ユルセン「目玉の形を描け。そうすれば、パーカーゴーストが出てくるぞ」

ゴーストは武蔵の刀の鍔に目玉の形を描くと、赤いパーカーゴーストに変化し、ポーズをとると、その横に宮本武蔵の姿が現れる。

ユルセン「それをドライバーに取り込めば、新たなアイコンが使えるぞ!!」

ゴースト「新たなアイコン、なら!!」

赤いパーカーゴーストが、ドライバーに吸収されると、上に『01』の数字がある赤い淵のアイコンになった。

ユルセン「それが、英雄の魂が宿った、英雄アイコンだ!!使うときは変身するときと一緒だ!!」

ゴースト「ムサシさん、力を貸してください!!」

ゴーストはアイコンのスイッチを押すとドライバーにセットされていたアクアゴーストアイコンを外し、武蔵の魂が宿ったゴーストアイコンをセットし、ドライバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

レバーを引いて、再び押し込んだ。

《カイガン!ムサシ!決闘!ズバッと!超剣豪!》

ゴーストはムサシ魂にチェンジし、ガンガンセイバーを分離し、二刀流にする。

ゴースト「二刀流!!天下無双!!」

ムサシ魂となったゴーストは、向かってきたリザードマン眼魔を連続で切り裂く。

ゴースト「はあっ!!」

二刀流の攻撃に、リザードマン眼魔は転がってダウンする。

ユルセン「ガンガンセイバーをドライバーにコネクトさせれば、必殺技が使えるぞ!!」

ユルセンのアドバイスに、ガンガンセイバーをドライバーにコネクトする。

《ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガスラッシュ!》

立ち上がってきたリザードマン眼魔は剣を構えて攻撃するが、ゴーストは左手に持っているガンガンセイバーで攻撃を防ぎ、右手に持っているガンガンセイバーでリザードマン眼魔を切り裂く。
そして、左のガンガンセイバーで攻撃した後、最後は左右のガンガンセイバーで、リザードマン眼魔を切り裂いた。

そして、リザードマン眼魔は爆発し、その眼魔アイコンも砕け散って消滅した。

ゴーストはムサシのアイコンをドライバーから取り出し、変身を解除する。

《オヤスミー!》

変身を解除すると、ルビィの姿に戻った。

ルビィ(絶対に15個集めて生き返る。眼魔のために、お姉ちゃんたちを悲しませたくないから。)

そう思っている中、ダイヤと花丸がルビィを見つける。

ダイヤ「ルビィ!!」

花丸「ルビィちゃん!!」

ルビィが2人に向かって走るが、突然、ルビィの姿が消える。ルビィの姿が消え、ダイヤと花丸は驚きを隠せない。

ダイヤ「ルビィが・・・・・・」

花丸「消えたずら!?」

困惑している中、2人の前に再びルビィが姿を現す。

花丸「また、現れたずら!?」

ダイヤ「どうなっているのですか!?」

ルビィ「ごめんね・・・・・・実はルビィ、ゴーストになっちゃったんだ」

ダイヤ「それって、まさか!?」

ルビィ「うん・・・・・・ルビィは一度死んで、ゴーストとして蘇ったの」

花丸「そんな・・・・・・」

ルビィ「でも、生き返る方法を教えてもらったの。だから、絶対に生き返る!!」

生き返ると決意し、ルビィは走り出す。

ダイヤ「ルビィ・・・・・・」

花丸「なんか、ルビィちゃん。ゴーストになって、強くなったと思うずら」

その後、ルビィは家に帰り、家族と一緒に夕食を摂る。

本来、ゴーストは食事や睡眠の必要はないのだが、ルビィは両親には気づかれたくないということで、人間と同じ生活を送るようにしている。

ルビィの部屋に入ると、そこにはあの仙人が服装を変えて、立っていた。

ルビィ「もしかして、仙人さん?」

仙人「言い忘れておったけど、ゴーストにはタイムリミットがあって、そのタイムリミットは99日間。それを過ぎると、本当に死んじゃうからね。それじゃ、頑張ってね。あっ、今日はもう終わりだから、あと98日だね」

違うキャラの感じでルビィにそう告げると、仙人は消えていった。

ルビィ(本当に生き返れるのかしら?)

ルビィは不安を覚えながらも、就寝した。

 
 

 
後書き
第1話現在の所有アイコン

ルビィ:アクア、ムサシ

ルビィの残り日数、あと98日


原作のゴーストの設定では、英雄アイコンを15個集めることで願いがかなう設定ですが、この作品においては、英雄アイコンと歴代のライダーアイコンのどちらかを15個集めれば願いがかなうという設定にしています。(英雄とライダーのアイコンを合計15個という意味ではない)

ルビィを殺した怪物の正体は眼魔。そして、拾ったアイコンはアクアゴーストアイコンです。

最後に、今回登場したオリジナルの眼魔を紹介します。
・アイアン眼魔
 仮面ライダードライブに登場するアイアンロイミュードの姿をした眼魔。
 能力はアイアンロイミュードと変化はない。

・リザードマン眼魔
 仮面ライダーウィザードに登場するファントム『リザードマン』の姿をした眼魔で、ルビィを殺した眼魔でもある。
 能力はリザードマンと変化はない。

戦いはこれからです。次回もお楽しみに!! 
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