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提督していない提督による騒がしい日常

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大佐が釣りをすると何かおかしい後編

 
前書き
ほんとにすいませんでした
話が全然まとまらなかった上になかなか忙しかったもので...
こっからまた向こうに合わせるだけなのでまとまると思いますので早めに出したいと思います 

 
「お、あったあった」
「なにそれ?」
「これ?俺の新しい包丁だ」
「包丁違うと何か違うの?」
「いろいろ違うんだよ」
さて、料理するために自室に籠らないとな
「飛龍、半分ないけど休めよ」
俺はそう言い残し執務室を出て
一切の寄り道をせず、自室に行った
部屋に入るなり手を洗い
イ級をまな板(RJではない)に置き
貰った包丁を手に調理を開始した
~3分後~
「いやぁ、まさかほんとに切れるとはな」
そう依頼したのは俺なんだけどな
「とりあえず、食べてみるか」
イ級はとりあえず刺身にして、それ以外は作っていない
余っているイ級はとりあえず鳳翔さんのところに持って行っていい料理ないか聞くつもりだ
「とりあえず1口...っ!?」
な、なんだ...これは...
海老の様な歯ごたえにトロの様な脂のり...
「めっちゃ旨いな...」
「鳳翔さんに届けに行ってこよう」
休日の昼だからだろうか、誰ともすれ違わずイ級、改め刺身ィ級をもってきた
~居酒屋鳳翔~
特に何も考えず、俺は中に入る
「あら、いらっしゃい、何かわかりました?」
「あぁ、イ級の味がわかったよ」
「そうですか、それはすこし楽しみですね」
「いい感想聞かせてくれよ」
そう言いつつ俺は椅子に腰掛けた
「それで、どんな料理にしたのですか?」
「単純に誤魔化しのきかない刺身だよ」
「そうですか、それが1番ですね」
俺は頷きつつ刺身を差し出す
「めんどくさいからサランラップにしてきた」
「これがイ級の中なんですか...」
「そうだぞ」
「なんか意外ですね」
鳳翔が微笑みながら言った
「そうか?白身な気がしてたからなぁ」
「まず食べる用ではありませんから」
そりゃそうか
「じゃあ、俺はちょっと寝たいからそのうち感想聞かせてくれよ」
欠伸をしながら言った
「わかりました、ではおやすみなさい」
俺は鳳翔の言葉を背中で聞きながら振り返らずに手を振った
~自室~
はぁ、今日は忙しかったな...
「徹夜明けだしちょっとくらい寝るか...」
そう言いつつ俺は部屋のドアを開けると...
「おい、二航戦のお2人、なぜそこで寝ている」
「「ん?提督(さん)、おはよぉ~」」
と言いながら二航戦の2人はまた寝始めた
「なぁ、徹夜明けだからさ、少し寝たいんだけど...」
しかし反応はない、ただの屍のようだ
死んでないけど
「どいてくれ、俺の睡眠時間を完全に無くす気か」
と言いながら俺は布団を2人から奪い返し、すぐ近くに敷き布団に入る
睡魔が襲ってきて意識が落ちかけた時...
「なんで入ってくるんだ?」
「眠い...」
「寝かせてください...」
2人が入ってきた
一応言うがこの布団は完全に1人用の大きさであり
1人でもあまり余裕がない
そこに3人で入ると...
はい、完成、二航戦サンド
「暑い...」
どうやらこの2人、部屋に帰る気は全く無いらしい
「自室の鍵を飛龍に渡した俺が馬鹿だったのか...」
俺はここで睡魔に負け、意識を手放した
~夜の7時頃~
俺は軽く目が覚めた
大体3時間くらいは寝れたのかな...
確か隣に二航戦がいたはず
そう思い周りを見渡すと
右には袴を軽くはだけさせて無防備に寝ている飛龍
左には綺麗に寝てるがたまに寝言を言う蒼龍
2人揃ってまだ寝ていた
俺は軽く身だしなみを整えてから2人を起こしにかかる
「おい、お二人さん起きろ、そろそろ晩飯だぞ」
だけどまだまだ起きません
「起きろよ、アホどもが」
身体を揺する
そうすると...
「ふぇ?提督さんおはようございます...」
と欠伸をしながら蒼龍が起きる
「やはりお前が起きねえのか...」
「なんでこんな所で寝てたんです?」
こっちが聞きてぇわ!!
「知らねぇよ、てかお前いつもどう起こしてんだ?こいつ」
「提督さんこそ起こす時どうしてるんです?」
「俺は起きるまでひたすら揺すってるけどさ...」
「どれくらいかかります?」
「大体10分かかる...」
本当に起きないんだよ、こいつ
「じゃあとっておきを見せてあげましょう」
何する気だ?
「まず耳たぶを軽くつまみます」
「そのあとに耳を引っ張りながら首筋を舐めます」
そう言って蒼龍が首筋を舐めた
すると
「ひゃうっ!!」
飛龍が軽い悲鳴を上げながら目を覚ました
「ほら、いい起こし方でしょ」
「確かに早いけど俺がやったら捕まるわ」
一応嫁だから大丈夫かも知れないけどやらねぇからな
飛龍を起こし、身だしなみを整えて、晩飯を食べに行くが
「どこに行く?」
「食堂は駆逐の子達がいるだろうから鳳翔さんの所?」
「今日行くの3回目だけどいっか、行こう」
~居酒屋鳳翔~
「何度もすまんな、鳳翔さん」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
俺達は椅子に腰掛け、話ながら晩飯を終えて
2人を部屋に帰らせ、1人で夜な夜なイ級のレシピを考えて、試行錯誤していた 
 

 
後書き
ちなみに、この翌日、ニート食堂で作れた数は40食分だったようだ
ちなみにイ級の天丼であって刺身が意味無かったのはまた別のお話 
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