| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『キズ痕』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『言の葉』



言葉は意味を持つ
だから言葉を
発するのだろう

けれど言葉は
何の意味も
持たないと知った

中身の無い言葉
そんなのが
蔓延してるって
意味無いって
虚しくなったんだ

単なる単語の綴り
其れを組み立て
ほんの少しの
感情を足すだけ

其の感情すら曖昧で
言葉の中身も
言葉の重みもない
そんな無意味な
キャッチボールをこなす

みんな素晴らしい
僕には無理だ
きっとずっと無理

優秀な人間にだけ
与えられた
技術なんだろう
僕は劣ってるから
そんな技術
備わってないんだ

意味も重みもない
言葉なんて
必要ないけどね


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧