マウリア軍について
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第一章
マウリア軍について
マウリア軍はマウリアの主流宗教であるヒンズー教の影響を受けかつてヴァイシャ階級だった者が多い。高位の階級にあった者が将官になることが多く下位のカーストの者は下士官止まりとなることが多い。他宗教の者が軍に入ることもあるが人口の割合から見ても少数派であり軍の大勢ではない。徴兵制は施行されておらず完全な志願制である。マウリア国民なら誰でも志願が可能であるがヴァイシャ階級からの志願者が殆どである。
軍制度は艦隊を基準としており艦隊は約一万隻から成る。千隻規模の分艦隊十個程度から艦隊となり百隻、十隻とそれぞれ中艦隊小艦隊となる。艦隊が五個で軍団となり五個軍団で軍となる。軍単位で軍管区を受け持っている。二個軍で軍集団を編成することが定められているが連合軍の様に常設されるとは限らない。艦隊司令は中将が任命され軍団及び軍司令は大将となっている。空母の艦載機は惑星の大気圏内でも行動が可能である。ただ空母以外の艦載機は連合軍と違いほぼない。
艦艇は戦艦、空母、高速戦艦、重巡、軽巡、砲艦、ミサイル艦、駆逐艦、護衛艦が戦力であり補助艦艇として工作艦、揚陸艦、補給艦等がある。
陸上部隊は戦車や装甲車、大砲やミサイルランチャーがある。水上艦艇も所有している。
軍の規模は艦隊が二百個合計八個軍であり将兵の総数は七億程度となっているが時代によって変化がある。マウリアの人口統計上での人口は約二千億であるがそのうちの七億である。軍人になるカーストのヴァイシャ階級の成人の数よりやや多い程度だ。マウリア軍にも女性軍人は存在しているがその割合は連合やエウロパよりは少なく四割程度だ。
防衛を主とした艦隊でありマウリア領内の治安維持や国境警備にあたっていることが多い、連合軍の様に市民との交流は決して多くはない。イベントや音楽祭の開催は行うがそれはあくまでマウリア軍の精強さを見せるものであり連合軍の様に市民との交流を深め彼等に愛される親しまれる軍隊であろうという姿勢とは一線を画している。訓練に割かれる時間も連合よりかなり多い。ただし身だしなみや整理整頓は連合軍よりも遥かに緩やかで連合軍から見ると軍服のアイロンがけや靴の磨き方、艦内や基地内の清掃状況や整理整頓は緩やかだ。特に服装のそれはかなりと見られている。軍規軍律は連合やエウロパ程厳格ではないがヒンズー教のヴァイシャ階級の倫理観に従ったものである。軍律違反の場合は軍法会議にかけられ処罰されることになっている。将校の処罰や下士官や兵士のそれよりも厳格である。
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