ガンダムビルドファイターズ ~剣聖の煌めき~
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プロローグ
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前書き
どうも、始めましての方、久しぶりの方、こんにちは。心はいつも自由(フリーダム)です。今回は『ガンダムビルドファイターズ ~try hope~』を書いてる際に、書きたくなった話の一つです。
ミヤモト ユウが主人公の話…………おそらく、というか『ガンダムビルドファイターズ ~try hope~』のキャラはほとんど出れないでしょう。ダッテブタイガトウホクダッタンダモン(´・ω・`)
まあ、前置きはここまでにし、そろそろ本編に突入しましょう。
『ガンダムビルドファイターズ ~剣聖の煌めき~』、どうぞ!
いいね…………。
「レゾナンス……!! 」
「ファイナル……!! 」
ケルサスガンダムエクシードは、グラディウスとルミノックスに虹色の粒子を纏わせて、高速に移動し接近する。
こちらはヴァワチュールリュミエールと電撃を七聖刀 北と南に纏わせて同じくは高速に移動して接近してきた。
「「バーーーストーーーーーーー!!!!! 」」
七聖刀 南を突き出すと、ケルサスガンダムエクシードもルミノックスを突き出しており激突する。
そのままぶつかり合っていくと、次第にお互いの武器にヒビが入り一瞬で折れていった。
「「…っ! 」」
いいね…………!
そのままお互いすれ違いかなりの距離まで行ってしまったが、ケルサスガンダムエクシードはヴァルキリードラグーンとバリアドラグーンとシールドガン・ファンネルを射出して、前面にプラフスキーパワーゲートを展開する。
こちらは、リアアーマーからフィンファンネルを四基射出して、前面にプラフスキーパワーゲートを展開する。
グラディウスに粒子を纏わせ、七聖刀 北にヴァワチュールリュミエールと電撃わ纏わせて、そのままプラフスキーパワーゲートの中へと潜っていった。
凄く…………楽しいねっ!!
「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! 」
「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」
お互いプラフスキーパワーゲートを潜り終えると、ケルサスガンダムエクシードは虹色の粒子をグラディウスだけではなく本体そのものに大量の粒子を纏い、ガンダムアルカナムは電撃を纏った赤紫色の炎の鳥と化して出てきた。
「レゾナンス!! 」
「グローリア!! 」
「メロディアム!!!! 」
「フェリス!!!! 」
グラディウスと七聖刀 北がぶつかり合い、そのまま幾重にも攻撃しあう。
「「これで……終わりだぁぁぁぁぁぁ!!!!! 」」
一度距離を取り、もう一度レゾナンス・メロディアムを繰り出すと、ガンダムアルカナムも同じようにグローリア・フェリスを繰り出してきた。
そして、お互いがぶつかり合うと今度は先程とは別に衝撃が走って巨大な光が放たれて視界が覆われる。
「………! 」
徐々に光が収まっていき、空中にいるにも関わらずも衝撃がでかかったのか、巨大なクレーターが出来ていた。
そして光から姿を現したのは、激突した衝撃によりほぼ大破していて七聖刀 北で左肩を貫かれているケルサスガンダムエクシードと、同じくほぼ大破しているが、グラディウスで胴体を貫かれているガンダムアルカナムが姿を現した。
『BATTLE ENDED』
『全日本ガンプラバトル選手権中高部、決勝戦勝利チーム。優勝、天之川学園、チームトライホープ! 』
バトル終了のアナウンスが鳴ると、ヒロヤはコンソールから手を離し、右拳を頭上に掲げる。するとトウイとシノが駆け寄っていき、トウイはヒロヤの拳を握って頭を掻き、シノは抱きついていった。
「「よっしゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」」
「やったあああぁぁぁぁぁぁ!!! 」
負けちゃったのか…………。
目を瞑り頭上を見上げ、大きく溜め息を一つ吐く。
少しの間そうしていると、誰かに背中を叩かれた。突然の事で驚き、後ろを振り返るとヒナタ先輩とミサキちゃんが真後ろに立っていた。
「あの……ヒナタ先輩。ごめ───」
「謝るなミヤモト。お前はよく戦った。だから……謝るな」
「うん……ユウはよく頑張った………ユウは一人で戦った訳じゃない…………。だから、謝らないで……」
「───ヒナタ先輩……ミサキちゃん…………! 」
二人に抱きつく形で飛び込み、二人の間に挟むように顔を伏せる。
「負けちゃ、ったよ……悔、しい、よ…………」
泣き出しそうになるのを堪えようとするも、次々と涙が溢れてくる。
「そうか…………俺達もだ」
「ユウ…………ここからまた、始めよう……だから、今は泣いていいんだよ………」
「う゛ん…………」
これは、剣聖と呼ばれたミヤモト ユウが、チームトライホープ……いや、彼らと出会う前の物語である。
ーーー--二年前
「でぇぇぇりゃあああぁぁぁぁ!! 」
バシィィィン!
「面一本!勝者赤、ミヤモト ユウ! 」
ワアアアアアアッ!!
「お疲れミヤモトさん」
「お疲れー! 」
「やったなミヤモト」
面を取り外し、出迎えてくれる仲間の元へと戻る。
「今年もまた絶好調のようだねミヤモトさん」
「んー、けどまだまだ!今はまだ予選だけど、気を引き締めていかないとね! 」
「さっすがミヤモトさん!伊達に剣道娘じゃないね! 」
「あはは!まあねー! 」
「あ~あ~。私もミヤモトさんみたいに強かったらいいんだけどな~」
「大丈夫だよ!頑張ってお互い強くなろう? ?」
「ん~、分かった~」
「ほら!無駄口叩かないでさっさと行くぞっ! 」
「「「はーい! 」」」
僕はミヤモト ユウ!桜川中学二年生で、剣道部に所属! これでも去年全国大会で優勝して、副将を務めてるんだよ!?
今は地区予選の最中で、ちょうど今日の日程が終わったところなんだ!
「学校に戻ったあとにミーティングをする。荷物を纏め次第出発するらしいので、すぐに準備をするように」
「「「はーい! 」」」
他のメンバーと共に、すぐに荷物を纏めバスの中へと入れていく。バスで学校へと戻り、ミーティングを終えて帰路につく。
「ただいまー! 」
「……帰ってきたか。今日はどうだった? 」
「勝ってきたよ!他の皆も順調に勝ち進んでるから、今年は皆で予選突破出来るかもしれないよ! 」
「そうか……………稽古は休んだ後からでいい。今はゆっくり自室で休め」
「はーい! 」
大きく返事をし、自室へと戻る。ちなみに、今のは僕のお父さん!寡黙で口数が少ない上に厳しくて頑固だけど、優しいお父さんだよ!…………多分!!
それにしても、休むっていっても暇だなぁ…………散歩してこよっ♪
ーーー--
「あれ?なんかあっちのお店に人だかり出来てる。なんかイベントでもやってるのかな? 」
商店街を散歩していると、奥の方で人だかりを作っているお店があった。気になって人だかりのところへと行き、その様子を見る。
「よく聞こえなかったな。もう一度言ってみろ? 」
「この子のガンプラを返して……」
「やだねー。コイツは正当な交渉で手に入れたやつだ。そこのガキが、僕の友達のガンプラを返してって言うから、自分のガンプラをかけてもらっただけだ」
「…………そもそも、ガンプラを奪うことから間違っている……」
二人の不良組と、同年代らしき女の子と小学生ぐらいの男の子が人だかりの中心にいた。
え~と……どういう状況なのかな?
「だったら、嬢ちゃんもガンプラをかけな。それで勝てたら、このガキのガンプラを返してやるよ」
「分かった…………けど、この子のだけじゃない……この子の友達や、今まで奪ったガンプラを返して……」
「ああ?それじゃ平等じゃねぇだろうが。そんな条件呑めるか」
「じゃあ、あなた達の好きなものをあげる…………」
「へぇ?度胸あんな嬢ちゃん。じゃあその条件でいいぜ」
「早速始めようぜ」
…………え~と。大体状況は分かったかな?あの女の子が、不良組から何かを取り返すために何かをするって訳だね。
…………ってちょっと待って。つまり二対一って事なんだよね?女の子相手にそれはいくらなんでもズルい!
「ちょっと待ってっ!! 」
「「「 !? 」」」
人だかりから飛び出し、場を止めようとする。
「なんだかよく分からないけど、女の子相手に二人がかりはよくないよ!それに、人の物を取っちゃ駄目だよっ! 」
この場に居合わせた人達が、ポカーンとしている。
「なんだ?嬢ちゃんの知り合いか? 」
「知らない……」
「そうかよ。まあいい。じゃあ始めようぜ」
「待って待って!無視しないでよ! 」
「元気な嬢ちゃんだなぁ。なんだ?文句があるならバトルで勝ってから言えよ」
「 !?…………あの人は関係ない……私だけで───」
「分かった!なら勝ってから言うよ! 」
「…………人の話を聞いて……」
これが僕と彼女……モチヅキ ミサキちゃんとの出会いであり、僕の人生を変える、ガンプラとのファーストコンタクトでもあった。
後書き
ひとまず、プロローグはここまでです。いかがでしたか?正直なところ、『ガンダムビルドファイターズ ~try hope~』を読まなくても分かるように書くと言いましたが、初っぱなからぶちこんでしまいましたね。た、大丈夫です!分からないなら、今はスルーしても大丈夫です!
さて、作者の定番な流れから始まってしまいましたが、『ガンダムビルドファイターズ ~orbit~』もおろそかにならないように気をつけたいと思います。安心してください。ちゃんと書いてますよ!
では、次回はガンプラバトルを開始!燃え上がれガンプラ!
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