インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
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第9話貴公子の正体
シャルルとの模擬戦から数時間後
【聖成の部屋】
聖成「まさか…シャルルがあそこまでの実力とは、これはもうちょっと特訓しないとダメだなぁ…」
とPCをいじりながらブツブツなにいかを言っている奴がここに一名
聖成「よしっ!一通り零騎士のチェック出来たし、あとは例のパーツの設計しないとなぁ…」
バタンッ!
部屋を出た聖成は一夏の部屋に向かった
一夏の部屋の番号は1025、聖成の部屋の番号は1043で少し離れた場所にある
聖成は一夏の部屋のドアにノックをする
聖成「おーい、一夏いるか〜?」
返事がない、ただのs
聖成(違う違う!まだ死んでなかった。でも鍵は開いてるようだな)
「入るぞー?」
ガチャン
中に入ってみると誰もいない
しかし風呂場の方からシャワーの音が聞こえる
聖成(そういや、シャルルが先に部屋に戻って入ってるんだっけ?まぁいいや一夏がどっかいったか聞いてみよ)
ガラッ
聖成「シャルル、一夏どっかいったか知らない」
その瞬間タイミングよく出てきたシャルル
シャル「えっ?」
そしてその姿を見た聖成
聖成「えっ…?」
シャルルの体には女性のような胸がって言うよりもう女性そのものの体つきをしていた
シャル「うわぁ!///」
シャルルは必死でその体を隠し
聖成「ご、ごめん!!///」
聖成は謝りながらすぐさま扉を閉めた
それから数分後
聖成は何故か一夏の部屋のベットに座っており
風呂場からシャルルが出てきた
シャル「…………見た?」
聖成「えっ…と、その…、ごめん」
その後数分ほど沈黙は続いた
シャル「聖成さぁ……この姿みて何も言わないの?」
聖成「言いたいけど…多分何か理由があるんだろ?」
シャル「まぁねぇ………父の命令なんだよ」
衝撃の事実を知り聖成は驚きを隠せなかった
聖成「えっ…、それ本当なのか…」
シャル「うん、でもバレちゃったな〜…」
聖成「シャルル、バレたらどうなるの?」
シャル「強制的にフランスに帰国かな…、まぁ帰ったところで行く場所は牢獄だけどね…」
聖成「なんだよそれ…、自分の娘をなんだと思ってやがるんだ…」
シャル「でも僕は父の実妻の娘じゃなくて、愛人との子供なんだ…、お母さんが病気で亡くなってから引き取られたんだ。それのせいか実妻に『泥棒猫の娘がぁ!』って殴られたこともあったよ…」
シャルルは「あはは」と愛想笑いをするが聖成は怒りをおさえて拳を握っている
シャル「それから少しだけ経ってから、デュノア社の経営が落ちたの」
聖成「デュノア社…、確か世界3位のIS企業だったな…」
シャル「そうなんだ。それで話を戻すけど男装したほうが注目を浴びるからいい広告塔になるからと…」
聖成「まだあるのか?」
シャル「男装をしたほうが日本で出た、特異ケースも接近しやすい…、可能であれば機体データと本人データを取ってこいってね…」
聖成「つまり俺…または一夏のデータを盗んでこいってことか…」
シャル「そうなんだ…」
その言葉を発した時のシャルルの表情を見た瞬間、聖成の怒りが爆発した
聖成「聞いてる限りだがざけんじゃねよ…、親が子の自由を奪うことをしていい訳がないだろ…。それはもう親でもなんでもねぇよ!さらにばれたら強制帰国なんて馬鹿言ってんじゃねぇ!」
シャル「えっ…」
聖成「それに学園の特技事項《本学園に生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属しない。本人の同意がない場合、それ以外の外敵介入は原則として許可されないものとする。》つまり三年間は国は手出しはできんから無事に過ごせるが…問題はその後なんだよ」
シャル「なんでこんな僕のためにそこまでしてくれたり怒鳴ってくれたりするの?」
シャルルはなぜ自分のため怒鳴ってくれたか不思議でしょうがなかった
聖成「俺は幼い時に親を事故で亡くした…、いや正確には事故に見せかけた殺人にだが」
シャル「えっ…、ごめん。聞いちゃ悪いこと聞いちゃったね…」
聖成「いいんだよ別に。俺の親の話だが、話せば長くなる…」
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俺の両親は2人とも科学者だった
なんの研究をしていたかというと父の思い付きでアニメや小説に出てくる架空のロボットの再現しようってことになったんらしい
それを言い出したのは俺が生まれる5年前の話でその5年後の俺が生まれた日の1週間後に設計図が完成した
ただしその事が政府や軍にばれてその設計図を渡せと言われたけど父と母は渡さなかった
思うように行かなかった政府はその数日後に研究所に爆弾を仕掛け爆発させた
そこで…2人とも巻き込まれてなくなったんだって
その時まだ生まれて間もない俺は祖父に引き取られ暮らしていた
さっきの設計図どうなったかというとその事件から数年後…例のごとく束さんからISの発表された
それで祖父はその設計図のものを小さくしようとしてISのサイズに隠れて設計し直した、しかも動くはずのない男の俺の専用機として
それこそが『零騎士』なんだ…、しかしその祖父も去年亡くなった
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聖成「これが俺の真実さ…、だから俺の考えは親のいる空間ってのが幸せであってほしいって思うんだ。ふっ…、これを話せたのは君が初めてだよ」
シャル「聖成は…恨んでないのその政府の人たちを…」
聖成「恨んではいないと言えば嘘になるが、俺の見てたアニメでこんな言葉がある。「過去にとらわれても何も変えられない」ってな。だから過去の事を理由に憎みはしない」
シャル「そうなんだ…」
シャルルは聖成の過去を知り少しだけ衝撃を受けていた
聖成「さて…本来は一夏を探しに来たがそれ以上の収穫があったなぁ」
シャル「聖成…、その…ありがとう…僕ためにそこまでしてくれて」
聖成「それはどういたしまして、だけどシャルル、お前は一人で抱え込みすぎた気がするんだ。少し人に甘えるってことをしたほうがいいんじゃないか?自分で抱え込むよりらになるかもよ?まず俺にでもさ」
シャル「うん…。それじゃぁ…2人だけの時…シャルロットって呼んでほしいな?」
聖成「それがお前の本当の名か…」
シャル「うん、お母さんからもらった大事な名前なんだ」
聖成「そうか、わかったシャルロット。さてと…そうだ、責めての保険を作っておくか…、シャルロット周りからは女子ってばれないかっこしてくれないか?そしたら俺の部屋行くぞ」
シャル「えっ…、う、うん。わかったけどなんで?」
聖成「来ればわかる」
それからシャルル改めてシャルロットは数分経って一夏の部屋から出てきた
二人は聖成の部屋へと向かい、その中に入った
聖成は手元にパソコンを置いて起動させた
聖成「シャルロットは俺のISが何世代型なのかわかるか?」
シャル「んー…、一夏やセシリアと同じで三世代型?ビットとかついてるから」
聖成「やはりそう思われてたか…」
シャル「違うの?」
聖成「あぁ、違うぞ。これは織斑先生と山田先生しかまだ知らんから他言はダメだぞ…」
シャル「わ、わかった」
聖成「俺の専用機…、零騎士は世界に衝撃を伝えた事件《白騎士事件》の白騎士と同じ零世代型なんだ…。俺も最近知ったんだがな。よしっと終わった」
聖成はそう言いながらパソコンについているUSBメモリを抜きシャルロットに渡した
シャル「あの白騎士と同じ!?」
聖成「あぁ。あとそのUSBメモリにはお前が話してた…、そいつが欲しがってたものだ。」
シャル「えっ…、ど、どうして?」
シャルロットは戸惑った
聖成は少し笑い、シャルロットの頭に手を乗せた
聖成「お前はよく頑張ってると思ってな…、ばれた時にこれを使え…」
シャル「でも…そんなことしたら聖成が…」
聖成「俺は別にいいんだよ…、コレッポチのもので誰かが安全になるならな…」
それ以上聖成は何も言わなかった
そのあとシャルロットと一緒に聖成は食堂へと向かった
一方、一夏はというと例の3人に一緒に食べようと言われて誰と食べるのかをはっきりしろと言われて追いかけ回されてるのであった
一夏「なんでいつもこうなんだぁぁ!!!」
箒&鈴&セシリア「「「待てぇぇぇ!一夏!!」(さん)」」
後書き
次回第10話黒兎
投稿遅くなり申し訳ございません
あとすごい今回投げやり感が半端ないです
特に最後らへんが…
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