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ハイスクールD×D ~熾鏡符のAGITΩ~

作者:天の道
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第一章:体育館裏のホーリー/暴走する熾鏡龍
   MirrorⅩ:禁忌によって作られた龍/真実を知る翔一

俺、アザゼルは旧魔王派の悪魔共を蹴散らしながら移動していた。
俺が移動する先はリアスやイッセー、翔一たちがいるあの神殿。

この広大なフィールドで唯一存在する建物だ。
・・・だけど敵の数が多すぎて、中々前に進めないっていうのが正直なところだ。


今回のこの旧魔王派一掃にはオーディンを始めとする神々、帝釈天の仏や各勢力の幹部、
あとタンニーンそして翔一がよこしてティアマット。オーフィスが参加している
事情を知らない連中に本当に説得するのに苦労したぜ…

だが現状こっちが善戦しているのは確かだが

・・・そりゃあタンニーンやティアマットは龍王、オーフィスに至っては龍神だ。

―――旧魔王派は本当に敵に回したらいけない存在を分かってんのか?

「あぁぁぁ!!!うぜぇぇぇ!!!」

俺は我慢ならず光の槍を幾重にも生み出して悪魔共に放ちまくる!!
そりゃあもう縦横無尽に放つ。
・・・が、ゴキブリのように奴らは湧いてきやがる。

「あぁぁ、めんどくせぇ・・・某RPGで出てくるスライムかよ、あいつら」

「アザゼルよ、喚くなみっともないぞ?」

すると俺の付近に巨大なドラゴン―――タンニーンが現れた。

「あの神殿に一誠達はいるのか?」

「ああ。だけどこの人数、中々前に進めねぇよ。
明らかにこっちの一個人の戦力は圧倒的だろうけど数だけは奴らの方が段違いだ。
マジで戦争を起こすつもりなんだろうな」

「だが肝心のトップは未だに姿を現さん―――さて、どうしたものか」

タンニーンは上空から火炎を地上の悪魔に放つ。
それにより結構な数が消失するも、やはりまた生まれる。

「オーフィスは来てるから楽だと思ったんだがそうもいかないな…」

「まあ、それほどの軍勢が攻めてきているとゆうことだ
オーフィスはその気になればこの空間ごと葬り去ることも可能だが
そうゆうわけにもいかない状況だからな…」

・・その時、俺はある二つの気配を察しした。
それはタンニーンも同じようで、その二つのオーラは割と俺たちから近いところに感じる。

―――両方とも、感じたことのないオーラと質量だ。

俺とタンニーンはその方向に一気に飛び駆ける。

この戦場で更にイレギュラーとかは本当に勘弁してほしい・・
俺の懐にある龍王の一角、ファーブニルが封じられる宝玉が反応していることから、
これはドラゴンの反応だ。

つまり俺たちの知らないドラゴンが一匹、この戦場に紛れ込んでいるってことだろう。

「アザゼル、気をつけろ。この匂いはただのドラゴンではなく―――何ッ!?」

俺たちはその気配の所に到着して、そこで信じられないものを見た。

・・・・・・・・・そこにはオーフィス、のような少女がいた。
いや正確には姿は一緒だがオーフィスの黒を基調としたカラーとは違い
腰まである白髪の小柄な少女。ワンピースも髪の色と同じく白を身に付けていた。

「何だ、奴は・・・・・・オーフィス、なのか?いや、色もオーラも違う
そしてオーフィスは今は違う場所にいる・・・」

俺は何が起きているのか分からずにいるが、
地面に降りてそのままその白いオーフィスらしき少女を真正面から見る。

「お前は何者だ!どうしてオーフィスの姿をしている!!」

「・・・・・・・・・おまえ、だれ?」

するとその少女は水色の一切の光のない目をこちらに向けてきた―――
まるでオーフィスだが、しかしオーフィスとは根本的に違う。

オーフィスは既に自我というものが翔一との触れ合いにより生まれていて、結構元気な龍神様だ。
だがこいつからはそんなものが一切感じられなく、殺意も何も感じない。
まるでつい最近生まれたような感じで何も分かっていない顔をしていた。
しかもこいつからは、何も感じない…まるですべてがゼロのような…

「俺はアザゼル・・・俺のことを知らない時点でオーフィスとは別人か」

「オーフィス・・・レイリスの、おねえさま?それともぶんしん?」

オーフィスをお姉さまって呼んだ―――つまりそういうことか。

「お前はまさか、オーフィスが組織に残していった力で生まれた存在ってことかッ!?」

「何!?この者がオーフィスの分身体のようなものだと言うのか!!」

まさか禍の団(カオス・ブリゲード)がオーフィスの力で生まれた存在…
しかもオーフィス並みに、やばい俺でもおそらく勝てないだろう

「それもその通りだな、堕ちた天使が!」

すると旧魔王派の悪魔が語り出す

「冥土の土産に貴殿の疑問に答えてやろう。このレイリスは我々、禍の団が創りだした
最高の兵器ドラゴン。裏切り者、オーフィスの残した莫大な蛇の力を媒介し、
そこに何万の人の命、悪魔、魔獣など、そして
悪魔の魂、魔獣の魂、幾数ものドラゴンの亡骸・・・様々なものを混ぜに混ぜ、
それを何重にも禁術で重ね莫大な魔力で完成した存在だ・・・その絶対値、オーフィスと同等だ」

「貴様―――そいつを創るためにどれだけの命を摘んだのか、分かっているのか!」

タンニーンは旧魔王派のの発言に激怒し、口元に大きな爆炎を溜める。

・・・禍の団はレイリスを創るために一体どれほどの者を生贄にしたんだ!
恐らく現魔王の血族の者が次々に襲われていたのはこのレイリスも関係しているんだろう。

つまりディオドラがしたような強化は、こいつが生み出した何らかの
オーフィスと同じような技をしたということ。しかしこいつのオーラ
まるでオーフィスと真反対だ

・・・幾数ものドラゴンの亡骸。
恐らく禍の団がドラゴン狩りをし、こいつを具現化させるための肉体を創りだした。
その人格を創るために禁術何重にも重ね使用し、人間を万の数ほど生贄にして、
力を向上させるためにあらゆる種族を殺してその力をリリスに合成した・・・残酷すぎるな…

あまりにも旧魔王派共は残酷すぎる・・・ッ!!

「お前、我と同じ匂い、する・・・何?」

「・・・レイリスはおねえさまでうまれた。ここにはけんがくにきた」

するとなんの因果かわからないがオーフィスがいつの間にか隣にいた

「オーフィスいいのかお前の持ち場にいなくて」

「大丈夫、ティアが我と似たような気配すると言っていた、
そしてティアがわれの持ち場任せて、と言ってくれただから来た」

その時、レイリスの横に旧アスモデウスの紋章が現れ、一人貴族服を着た男が転移してきた。

やれやれ…… こっちも一筋縄じゃいかねえな……






俺はあの二人からカードを受け取った後、俺は長い長い階段を駆け登っていた。

その途中……

「追いついたか。」

「「「「「「翔一(先輩、君)!!!!」」」」」」

別の神殿で勝利してきた部長達と無事に合流することが出来た。

「翔一、よく無事で居てくれたわ」

「羽衣狐の協力者二人と戦っていたって聞きましたけど……」

「大丈夫だ…倒したから大丈夫だ」

俺は自分の起きた戦闘を誤魔化す…まああまり言いふらすようなことでもないし

「これで皆揃ったわ。行きましょう、ディオドラから二人を取り戻すために」

部長の言葉に頷き合った俺達は、まだ続く長い階段を、再び昇り始めた。








「そう言う訳で、俺ちゃんにさっさと食われて下さいな!」

俺達は今、生きていたフリードの相手をしている。
しかも、奴は体をキメラに改造されていた。
まるで姿話醜い改造人間のようだ


そして、奴から告げられた事実。……
まさか翼を襲おうとした板あの魔獣があいつの差し金だったとはな
なるほどな…だから二回目の邂逅で俺に嫌気を出していたのか

「翔一君、イッセー君、あのうるさい口は僕が止めてこよう」

そう言って木場はフリードと対峙する。

「これはこれは!俺をぶった斬ってくれたクソ悪魔のクソイケメンじゃあーあーりませんか!!」

「………」

フリードは木場を挑発するが、木場は動じない。
それだけ怒りを感じているって事なんだろう。

「無視してんじゃねえぞクソがぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

何も答えない木場に激昂したフリードが木場に襲い掛かるが……

「君はもういないほうがいい」

なんの予備動作もなく木場が消えて


ズババババッ!!


フリードは、木場によって無数の肉片に切り刻まれていった。

「―――― んだ、それ。強すぎだろ……」

頭だけになっても喋り続けるか……大した生命力だな

「ひひひ。ま、お前らじゃ、計画の裏にいる奴等は倒せないさ。
神滅具(ロンギヌス)所有者の恐ろしさを知らねえ、しかも俺たちには
オーフィスに匹敵する新しいボスがいますからねえ、ひゃっひゃぁぁぁぁ!!!」

神滅具(ロンギヌス)…… そんな物をもった奴がまだ裏にいるのか……
しかもあのオーフィスに匹敵するボス…あいつもこんなところで冗談をゆう
奴じゃないが…オーフィス並みの実力…正直災厄だな…それのオーフィスとそいつの
戦いが起きたら間違いなくこの世界は崩壊の道に進むな

「続きは、地獄の死神にでも言っているといい」

そして木場は、フリードの頭に聖魔剣を突き立てて、フリードは完全にこの世から消滅した。

俺達はフリードだった物に背を向けて、再び階段を昇り始めた。


 
 

 
後書き
どうも天の道です。
ようやく書き終わりました…そしてこの後書き後も頑張って執筆します!

では次回の後書きで…
 
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